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  • <菊地成孔の日記 令和二年 3月30日 午後4時44分記す>

    2020-03-30 22:0014
    220pt

     あちこちで話しておりますのでご贔屓筋の皆様はご存知だと思いますが、僕はザ・ドリフターズ世代ですが、諸般の運命によってハナ肇とクレージーキャッツ独立戦線世代であります。

     

     ザ・ドリフターズは、あくまで僕にとって、ナベプロ×東宝映画に於ける、クレージーの次世代グループとして、数本の映画を見、「全員集合」という番組が整う以前の、今だとYouTubeでかなりの数が観れる「まるで菅田将暉のようにハンサムで人気があるカトちゃん」時代の、「テレビ番組に於けるヒット曲歌手としてのパフォーマンスが」、「後に確立される下品とグロテスク」「とは全く無縁の、クールでスマートでグルーヴィーでファンキー」だった記憶。にとどまっており、言うまでもなくそこには故人はいません。

     

     (*一番ヤバいのがコレ

     

     僕にとって故人は、あらゆる芸能史の中に置いた1ピース(としての意義も多大なるものがあると思いますが)よりもはるかに、「コメディアンはモテる」と云う、ダンディで可愛い、独身貴族の代表として君臨していました。

     

     故人のような偉大なコメディアンの訃報が、どうにもこうにも厄介な、この疫病の話とニコイチで報道され、人々もニコイチで話題にするしかない(このタイミングと話題性には、そこに至らせる強制力があるので)世界が、どのアーティストも試金石だと言われる「3rdアルバム」のA面に深い深いバラッドとして置かれた、と云う事実を前にですね、僕が当ブログで出来ることは何かな?と、ない頭で考えまして、以下、まずは記憶力自慢をします。

     
  • <菊地成孔の日記 令和二年 3月27日 午前5時記す>

    2020-03-27 10:006
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     いやあなんか結構なことになりましたね~。僕もう何100万擦ったかわかりません涙。まず第一に「オリンピック強行」に300万ぐらい張ったでしょう、まあそれは高レートなれど博打ですから、一瞬でカタがつくし、何せ博打は勝っても負けても同じですから、楽しいわけです笑。

     

     第二には、もう今、ショービズ界がヤバい事になってて(厳密には「あらゆる業界がヤバいことになってて」)、まあまあこれがてんやわんや、バックヤードこそが面白い、なんていうシーンはいくらでもありますが、震災の時より遥かに酷く、遥かに面白いの笑。なんですが、一文字も書けないですよ。毎日、会議会議でね。読者の皆さんが、聞いたら腰抜かすような水面下のあれやこれや。

     
  • <菊地成孔の日記 令和二年 3月21日 午前3時記す>

    2020-03-21 10:006
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     クレージーキャッツが全盛期を過ぎて、下降線を降り始めた1968年の映画作品に「大爆発」と云うのがあり、この作品の中に「大きな犯罪計画を立てるために、巨人×阪神戦の会場を(巨万の富を持つ、3億円事件の犯人でもある)植木等が、買い取り、試合が進む中、会場にはクレージーキャッツしかいない」と云うシーンがあります。68年のクレージーキャッツ映画。と聞いて、その雰囲気をつかめる人も少なくなったと思いますが、このシーンの奇妙な寂寞感は、まあ、一言で言って、悪くもないですね。

     

     少なくとも、相撲は「無観客興行」は、それなりの良さが凄くあったと思います。関取がぶつかり合う(リングスオランダ勢が震え上がったと言う)ゴツン!と云う音がラジオ越しにもはっきり聞こえるし、絵的にも大相撲の神事である側面がよく出てるので、相撲茶屋さんをはじめ、大相撲の興行によって収入を得ていた人々にはお気の毒ですが、SNSで退行して、社会正義感が肥大したキチガイから、「相撲は八百長があるから謝罪しろ!」みたいなリンチ食うよりも、自然に発生したウイルスの新種によって、無観客興行が行われたことの方が遥かに健全だと言うことの証明だと思います。