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抹茶さん のコメント

>>5
ご返信ありがとうございます。

<ま確かにあれ以上はないかもしれないですね。>

本当にそうで、縦断的に論じてくれる書き手がいなくて、求めているピースが抜け落ちていたり、情報としての言及があるだけでちゃんと繋いで論じてくれない(それこそ批評家さんのお仕事だと思うのですが)と思うことが、ままあります。知りたいことは自分でひとつづつピースを拾っていくしかないのだなと思います。

呉智英の吉本隆明評は、コロナ巣ごもりの頃にブロマガで菊地さんの本のご紹介があり、拝読しました。ごく一般の感覚として批評家なんてようやらんわと思いました笑(余談ですが、ついこの間書店で「バカに唾をかけろ」というタイトルが目に入り、ヴィアンの小説のタイトルに引っ掛けて時事評論出すなんて誰だろうと思ったら、呉智英でした。)

私は行間を読むのが苦手なタイプなのですが、菊地さんの文章を読んだり語りを聞いていると、そこで語られている内容と同じ位、そこでは語られていないことを意識させられます。ご厚意に甘えてなんでも聞きすぎるのは良くないとは思いつつ、「パスコワライズ」に関してツイッター等を見ても言及されている方がいらっしゃらなかったので、確認を含めてコメントさせて頂きました。

菊地代表のtwitter、見落としていました。確認致します。
No.8
16ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 12月に入った。例年になく長かった今年ももう1ヶ月を切ったが、元日までは波乗りと一緒だ。今日、東京は急激に寒さを増し雨が降った。アレッサンドロ・ミケーレがグッチを退任。    1980年代なら、むしろパーティー日和だ。クラブカルチャー全盛期よりも少しだけ前の、初期ヤッピーのパリピ文化。彼らは雨や寒さなど気にしなかった。毛皮とプラスティックがマテリアルの服を纏い、ポップグループやリップリグ&パニックで、あるいはマイケルジャクソンで踊る。    タクシーに乗ってシートベルトを刀を抜くように、大きく引っ張ってロックする。「青山通りの、行列ができるドーナツ屋の前。で分かります?」と笑いながら聞くと、異様に恐縮した感じで「すみません住所を、、、、」と言われた。「ですよね笑」    ドーナツ屋さえ行列はなく、青山はブルーヴェルヴェットだった。加齢のせいで、角膜がおかしくなったのかも知れない。クラブゼロの階段を降りるともう新音楽制作工房の藤井くんが先に入っていて、かなりパセティックな歌モノでサウンドチェックをしている。彼がまだ DAW 初心者だった頃とは別人である。  人が育つというのは恐ろしいほどだ。無邪気で乱暴で、何も知らないでいられる時期は短い。それは巷間「短い」とされる人生より短いのだ。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。