前の日記が10日だと知ってビックリする。もう2週間も経っているのか。というか、猛烈なスピードで今年の前半が終わり、僕は62歳になった。やっと最近になって、誰にでも勧められることが出てきた。それは毎年一つずつ歳をとって行くことで、一番似ているのは定額貯金である。僕は「人生100年時代」というのは、漠然と、銀行のCMコピーだと思っていた。全員が100万円。


 

 この数週間で僕は、知りたくもないことを、嫌というほど知った。長い間僕は、「嫌なことは受け入れられない、変形のエピキュリアン」だと思っていたが違った。こんなにまで、それは拷問のように、知りたくない、嫌な事を、年寄りになってから知ると、何か豊かな気持ちにでもなったように錯覚する。ずっとSMとは違うフェティッシュのトライブだと思っていたけれども、単にマゾヒストかな?と思うほど、死ぬほど嫌な目に遭うのは、そんなに嫌ではなかった。まあ、マゾ