<海と虹>
僕は子供がいないので、これから書くことは1文字も正鵠を射ていないかも知れない。また、よしんばそれが正鵠を射ようと射まいと、これを読む人は、絶対に他言は無用としてもらいたい。たまに「内容が良かった」からだと思いたいが、SNSにこの日記欄のリンクを貼る人がいるけれども、今回ばかりは絶対にやってはいけないし、それは、読めばわかるはずだ。
僕は、複数回結婚しているのにも関わらず、ご存知の通り、親子関係について、徹底的に否定している。それはフロイディアンだからだと思う。親子関係が生じた瞬間に、フロイディズムはその家庭を取り囲み、生じる諸関係を全て(しかも他視点で)把握しようとする。シンプルに言うと、僕は自分に子供ができたら、その子供がジェンダーや思想と無関係に、必ず人殺しをすると半分信じている。フロイディアンだから言うが、この神経症的な「信じ」は、トラウマに由来するものだ。
その責任が取りたくないと言っているのではない、むしろ逆だ。子供が殺人を犯した場合、親は責任を取りきれない。泣いて謝っても、自殺しても責任は取れない。鏡面的に、自分の子供が殺されたとして(その可能性は、不自然なほど考えないのだが)、親に責任は問えない。