東京・お台場の《地図のないミュージアム》森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、チームラボボーダレス)に、2つの新たな作品が登場しました。今回ご紹介するのは、そのうちの一つ「増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year」。巨大な花が1本1本生まれ、満開の花畑が出現した後、一斉に散り朽ちていく様子を作品にしています。またその花々は、来場者が触ると倒れかかるように折れ曲がり、朽ちてまた新しい花々が生まれるとのこと。1年を通して移り変わる花々の様子を紹介した映像を、ぜひご覧ください。

鑑賞者の動きに呼応する作品

チームラボボーダレスの「地図のないミュージアム」は、各作品が他の作品とコミュニケーションし、影響を受け合いながら、時に混ざり合う境界のないアート。鑑賞者は、10,000㎡の複雑で立体的な世界に身体ごと没入し、探索しながら作品を体感していきます。

この巨大なアート空間に、新たな作品が登場しました。その一つが「増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year」。この映像では、モデルがこの空間の中で手をかざし、その動きに作品が呼応する様子が映し出されています。

こちらの花は、4月から6月にかけて現れる牡丹の花。なんと10万本まで増殖し、一斉に散っていくそう。現実世界では決して体験できない世界が、そこに広がっています。

こちらは5月から7月にかけて見ることができる菖蒲の花。青一色のになると、また雰囲気が変わりますよね。

季節で移ろいゆく花々

このように、会場では数万本の花々を大空間で堪能することができます。最も華やかな瞬間は、花々が一斉に散り、一面が散りゆく花びらで覆われ、朽ちていく姿なのだそう。

6月から8月にかけて見ることができる藤の花。紫の小さな花々が垂れ下がる姿は、息をのむ美しさです。

7月から9月に咲くあじさい。日本の夏の風物詩もしっかり堪能することができます。

そして、8月から10月にかけて見ることができる向日葵の花々…。今年は新型コロナウィルスの影響で外出が減り、季節を感じられる機会も少なくなっていますが、この映像を見ていると、現実とはまた違ったカタチで花々を楽しむことができます。もちろんこのアート作品は、実際に足を運んで体感するのが一番ですが、この映像からもチームラボならではとも言える唯一無二の世界観と卓越した技術力が伝わってきます。

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