YAMAVICO HAUS(株式会社 横浜アニメーションラボ)が、絵本『ウアモウとおばけちゃんのふしぎなちから』の刊行を発表しました。『ウアモウとおばけちゃんのふしぎなちから』とは、未知なる宇宙を冒険する宇宙人の男の子UAMOU(ウアモウ)が、さまざまな出会いを通じて大切なものとはなにかを感じながら成長してゆくファンタジー物語。愛らしいキャラクターとアニメの美術や撮影技術が融合した色彩豊かなバイリンガル絵本で、子どもだけでなく大人もアートとして楽しめる一冊となっているそうです。そこで今回は、この絵本のプロモーションビデオをご紹介いたします。

ウアモウが不時着した惑星

冒険が大好きなウアモウは、一人旅をしている途中で宇宙船が壊れてしまい、不思議な惑星に不時着します。

イラストで描かれているウアモウは、とてもゆるくて見ているだけで癒されるようなキャラクター。背景の惑星も独特の色使いで、これまでの絵本であまり見ないオリジナリティに、視聴者も惹かれていきます。

映像としては、一部のキャラクターのみを動かし、シンプルに効果音を加えることで、絵本とアニメーションの中間のような作品になっています。

自分の星に帰れなくなってしまったウアモウは、その惑星でおばけちゃんに出会います。この場面でのイラストは、前の場面とはうって変わりモノクロで小さく描かれ、このギャップが視聴者をさらに惹きつけていきます。

様々なイラストで描かれる世界

不思議な惑星の森を、そっと覗いているウアモウ。

暗闇の中、スポットライトが動くように、イラストの一部だけが照らし出されます。まるで、知らない惑星に来てドキドキしているウアモウの気持ちや、目の動きを表しているかのようです。

そして、先ほどの暗闇とはうってかわり、今度は白とピンクの柔らかなイラストに。

さらに、またモノクロのイラストと、場面ごとに異なる表現方法が続いていきます。

動画の最後には、夜空におばけちゃんのカタチをした星座が現れ、それを見ているウアモウが…。このPVを見て、実物の絵本を手にとってみたくなった方も多いのではないでしょうか。

絵本の内容の一部を、プロモーションビデオというカタチでYouTubeに公開したこの事例。従来は絵本を購入する際、実際に手にとって内容を吟味してから購入する流れでしたが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、それがなかなか難しくなってきている現状があります。そんな中、このプロモーションビデオは、絵本ならではの良さを維持したまま、イラストに最小限の動きをつけ、映像としての面白さを新たに生み出しています。

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