「わたしたちは、未だかつてないほどにビッグなキャンペーンのために、ブラジルを代表するビッグなセレブたちを起用しました。ポップシンガーや、カントリーデュオ、サッカー選手やリアリティーショーのタレント、インフルエンサー、なんでもござれ」と自信たっぷりに語るナレーション。しかし、トップセレブを起用したという割には、映像に映るのはなぜか美味しそうな商品カットばかり。
その後、「億単位のギャラを払って撮影も無事終わり、いざ編集へと突入しましたが……仕上がった映像を観てみると、やっぱり商品単体の方が魅力的だということに気付きました。今をときめくセレブたち、本当にごめんよ」と、陽気に語りはじめます。
その言葉を裏付けるかのように、商品をアップで見せたカットや、俯瞰で泡が沸き立つカットなど、さまざまな側面からビールのおいしさを訴える映像とともに動画は幕を下ろします。
あたかもセレブたちを起用したような演出を挟みつつ、実際には商品ビジュアルしか映さないことで商品そのものの魅力を活かしたCMでした。