家庭内暴力(以下DV)の被害者となってしまった女性をかくまうスウェーデン最大のシェルターAlla Kvinnors Husは、DVの防止と撲滅を訴えた商品開発とOOHの複合的な施策を、2022年12月のクリスマスシーズンに合わせて公開しました。

スウェーデンでは12月になるとクリスマスに向けたカウントダウンを行う目的で1から24までの数字が書かれたキャンドルに火を灯す、通称アドベントキャンドルが昔から親しまれています。“The Lost Light(失われた光)”というタイトルが付けられた施策は、そんなアドベントキャンドルの数字の横に24人の女性の名前を書くことで、2021年にDVが原因で命を失ってしまった女性たちを弔いました。

「暗闇で行われる惨劇に光を当てよう」や「24人もの女性が殺害されてしまった。これは一刻も早く解決すべき課題」というキャッチコピーが書かれたOOHや、巨大なオブジェが街中に飾られ、道行く人々にDVがいかに身近な存在で、それがどれほど残酷なものであるかを訴えました。

クリスマスシーズンと馴染みのあるモチーフにメッセージ性を加えた施策は、実際に商品化もすることで一般家庭において普及しているキャンドルを通じて自分たちの活動内容を広く伝えることに成功しています。

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