日本でもスポーツ選手を起用した良質なCMが数多く公開されていますが、環境・社会問題になるとどうでしょうか。

地球上にわずか2.5%しか存在しないとされる淡水のうち、人間が飲用できるものはさらに限られています。そんな貴重な資源である水のおよそ80%が、使用後に正しい処理をされないまま下水に流されてしまっているというデータがあります。水に関連する機器を開発・販売するXylemは、いずれは人類の存続に影響しかねない現状を少しでも改善するために人々の意識そのものを変えるべく啓蒙動画をイギリスで公開しました。

マンチェスター・シティFCのグアルディオラ監督が主役を務める動画は、ニュース番組を視聴する一般家庭のシーンでスタートします。番組で取り上げられているのは汚染された水が少しづつ地球を蝕んでいく内容で、次第にテレビとスマートフォンの画面に変化が生じ、事態は予想外の展開へと移り変わります。

生活用水の適切な処理を行う機器を扱うメーカーならではのアプローチで、水の問題が決して他人事ではなく一般市民の生活にもいずれは影響を与えてしまうことをインパクト抜群に訴求した事例でした。

スポーツ選手もしくはそれに準じる立場の人が社会問題を語ることはもはや世界では当然のことになりつつありますが、果たして日本ではどうでしょうか。そういう意味でも考えさせられるコンテンツです。

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