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「道路がわたしのお店です」 THE BIG ISSUEの大胆なOOH
路上生活者を中心とした生活困窮者を販売員として起用し、売上の一部を彼らに還元するストリートペーパーThe Big Issueは、そのビジネススキームの性質上、広告宣伝費をたくさん使うことができない課題を抱えています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が明け多くの人の生活様式が以前に戻りつつある中、一度人々の頭から消えてしまった影響かペーパーの売上は低迷したままでした。そうした状況で、イギリスのThe Big Issueはなんの変哲もないビルの壁面を活用した「即興のOOH」を制作。「道路がわたしのお店です」という力強いメッセージで今もなおThe Big Issueを売り続ける販売員たちの後押しをしました。思わず目を惹いてしまうほど鮮やかな赤と白を基調にデザインされた壁面は、The Big Issueのテーマカラーを大胆に使うことで道行く通行人にその存在感をアピールしています。どんなに生活に困窮していても、自身の生活を自らの手で立て直そうと真剣にストリートペーパービジネスを行っている販売員たちの売上に少しでも貢献したいという本部の姿勢が伺えます。
雑誌の中身を充実させるだけでなく、斬新な宣伝手法を用いることで社会貢献の枠組みを超えたビジネスとして成立しているThe Big Issueならではのコミュニケーションといえるでしょう。
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叫び声も水しぶきもない 溺死の恐ろしさを描いた米NPOの啓蒙動画
アメリカにおいて1歳から5歳までの幼い子どもの死因ランキング1位であり、5歳から14歳までの子どもにおいても2位という驚くべき危険性を誇る現象「溺死」。一軒家にプールが備え付けられていることが多いアメリカならではの事故とも言えますが、死へと至るケースの内の88%は大人が近くにいたにもかかわらず発生したとするデータもあります。溺死と聞くと多くの人は映画のような大きな水しぶきや叫び声を想像するかもしれませんが、現実ではただひっそりと、誰にも気づかれることなく命を落とすケースが大半だというメッセージを込めたCMが公開されました。広告主のNational Drowning Prevention Allianceは溺死の危険性とその予防を呼びかけるために設立されたアメリカのNPOで、同団体がこのたび「静けさ」が特徴である溺死を、文字どおり静かで恐ろしい演出で表現しました。
“DROWNING DOESN’T LOOK LIKE DROWNING(リアルな溺死の瞬間はあなたが思っているようなものではない)”というインパクト抜群のキャッチコピーで、アメリカ中の保護者に向けて警鐘を鳴らした施策でした。
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唐突に人生を終わらせる銃火器の危険性をインパクト大の比喩表現で描いた政府CM
アフリカ大陸西端に位置する国カーボベルデでは、都市部を中心に違法な銃火器の所持が増加しており、それらが凶器となる傷害事件や殺害事件などが社会的な問題となっています。一部の事件では容疑者の自宅で製造された自作銃が用いられており、国を挙げての対策を求められています。そうした状況を受け、カーボベルデ政府は銃火器の使用や売買はもとより、所持そのものへの処罰に関連する法令を強化することを発表しました。国民一人ひとりが安心して暮らせる環境作りに向けて、同政府は「銃は人の人生を唐突に終わらせてしまう」というメッセージを視覚的に表現した啓蒙動画を公開しました。「お母さん今から友だちと出かけてく。」や「おはよう生徒の諸君、今日の授業は。」など、銃痕を句点に見立てることで文章が途中で途切れてしまう様子を描いた動画は話者の人生が一瞬にして終わってしまう残酷さをストレートに表現しています。
銃火器の扱いについてはアメリカなどで議論が活発にされていますが、「国民の安全を守る」という観点で厳罰化することに踏み切ったカーボベルデ政府の決断を伝える力強いクリエイティブでした。
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