• 【東方SS】寄り道トーク in 博麗神社裏 

    2019-11-10 02:44
    *色々とリハビリ中。あくまで超身勝手に書いてる二次創作です、もろもろ呑み込んでやってください。寄り道なので短め
    続きものでもないけど、
    引きこもりトーク→(https://ch.nicovideo.jp/c-alice/blomaga/ar1343621
    ちびっ娘トーク→(https://ch.nicovideo.jp/c-alice/blomaga/ar1344089
    買出しトーク→(https://ch.nicovideo.jp/c-alice/blomaga/ar1831403
    *上から1話目



    魔理沙「ふう、今日も天気がいいなっと。おーい霊夢、例のもの持ってきた……」

    華扇「問いただしたい事があるんだけど」

    霊夢「?」

    萃香「Zzz」

    天子「なんだ急に」

    針妙丸「……え、私も?」

    魔理沙「ぞ…………」

    魔理沙「(いや、なんだこの空気……)」

    魔理沙「(たった今起きてることを話すぜ……いつも通り神社に遊びにきたんだが、何故か境内に入った辺りから異様な空気だった。お賽銭皆無事件とか宴会中止とかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇぜ……)」

    華扇「どうしたもこうしたも、どうして私の事が筒抜けになっているのですか!!」

    天子「つつぬけ?」

    霊夢「何の話よ」

    華扇「ここへ来る途中、山の神に声をかけられたわ。例の祟り神の」

    針妙丸「諏訪子?」

    華扇「そう。そこで来年の行事について話をされたわ」

    霊夢「はぁ、それがどうしたのよ。あっちの神社の話なんて別に興味ないんだけど」

    針妙丸「それはそれでどうなの」

    天子「緑巫女の神社か。面白い事でもするのかな」

    華扇「『来年は節分を大々的にするから、萃香と一緒に打ち合わせにきてくれないか』と言われたんだけど?」

    針妙丸「へ~節分ねぇ。ここでもお祭してたわねそういや」

    霊夢「タダ働きなの? それはご愁傷様」

    華扇「違うわよ! あの口ぶり、私の素性が知れてるからこその言葉でしょう!」

    天子「ぶふっ」

    針妙丸「うわ、ばっちい!」

    霊夢「素性って、え、バレてんの?」

    華扇「ひた隠しにするつもりもないけど、あずかり知らぬ所で表にしない事が当然の事として受け入れられてる状況は気持ちのいいものではないわ」

    天子「待て待て。それは困るぞ、そういう話は広めちゃだめだ」

    霊夢「もう遅いって事なんじゃないの? あの祟り神が知ってるんなら、あの辺の妖怪どもには知れ渡ってそうだけど」

    天子「…………」

    針妙丸「ねえ、話があんまり見えないんだけど……」

    天子「こいつは鬼だけど仙人なんだぞ。仙人だけど鬼なんだぞ。鬼を否定するつもりはないが、イメージっていうものがあるだろう」

    霊夢「いま自分で正体二回もぶちまけてんじゃん」

    天子「ぐわー!」

    華扇「まさかあなたが……?」

    天子「そんなわけないだろ! 話して何の得もありはしない。損しかない!」

    華扇「ですよね。じゃあ……」

    霊夢「は? ちょい待ち。私がバラしたとでも言いたいわけ!? 1円にもならないのに?」

    針妙丸「妙な説得力があるわね」

    華扇「確かに……じゃあやっぱり、そこで寝てる童女かしら」

    萃香「ぐおーぐおー」

    針妙丸「すごいいびきだね」

    霊夢「起こすか。おいこら」

    萃香「ふごっ……」

    針妙丸「(お祓い棒口に突っ込んだ……)」

    天子「(容赦ないなこいつ)」

    萃香「おい誰だよいま殺そうとしたやつ……」

    華扇「おはよう」

    萃香「なんだこれ悪夢か?」

    霊夢「…………」

    天子「…………」

    針妙丸「…………」

    萃香「お、おい、どういう状況だよこれ……」

    華扇「問いただしたい事があるんだけど」

    萃香「な、何で笑顔で肩掴んでんだよ! 包帯浮いてるけどいいのかよおい!」

    華扇「今は5人しかいないし別に……」

    魔理沙「あ、やっぱり気づかれてないのな私」

    華扇「え……?」

    霊夢「あ、魔理沙来てたの」

    天子「うわっ、全然気づかなかった……新手の力か?」

    魔理沙「いや、普通に来たんだけどな。なんだか取り込み中だったみたいだから」

    華扇「どこから話を聞いてたんですか?」

    魔理沙「華扇が、問いただしたい事があるとかなんとかいう所からだな」

    霊夢「最初からか」

    華扇「…………」

    魔理沙「聞く気はなかったが、話は聞かせてもらったぞ」

    霊夢「厄介なのに聞かれたわね」

    魔理沙「何言ってんだ。別に私はいちいち言いふらしたりしないよ。というか、もっと前から知ってたぞ。先日も、ミスティアの屋台でちらっと話に出てたしな」

    萃香「あ、そういやそんな話があった気もするな。私とこいつ、どっちが強いかっていう……」

    華扇「ほう」

    萃香「って手に力を込めるなよ! アレが箱から飛び出してきてくっついてんじゃねーのって形相だぞお前!!」

    魔理沙「ま、まぁ待てよ。その件だが、話してた時点で少なくとも諏訪子だけでなく、フランも知ってたぞ」

    華扇「フランっていうと、吸血鬼の?」

    魔理沙「そうそう妹の方。華扇を姉と考えたら~~って話の時にな」

    華扇「どういう話をしてたのよ……」

    萃香「いやちょっと待てよ。何の話かいまだにわからないんだけど。流石に怒るぞ私も」

    華扇「実は……」

    -少女説明中-

    萃香「はぁ、なるほどな。それで犯人探しってわけだ」

    華扇「もうこの際こだわるわけじゃないけど、出所は把握しておきたいの」

    魔理沙「カツでも入れるつもりかよ」

    華扇「別に。ただ、理由くらいは聞きたいわね」

    萃香「っていうかさぁ、華扇お前……」

    萃香「そもそも気づかれてないとでも思ってたのか?」

    華扇「えっ」

    萃香「勇儀の杯も結構な頻度で使ってたらしいし、私のとっくりも使った事あるよな。そんな道具持ってる知り合い鬼の他にいるもんかよ」

    華扇「それは……」

    萃香「私に言わせりゃ、本当に隠す気あったのかって思うんだが。早苗が持ってた、身体が縮んだ名探偵の漫画みたいだぞお前」

    魔理沙「推理するときな。読んだ事ある」

    華扇「その漫画とやらは知らないけど、はっきり言及してきたのは隙間妖怪くらいのことで……」

    萃香「あいつはまぁいいよ。でも力のあるやつなら普通気づくぞ。なぁ、霊夢たちだってほんとは気づいてたんだろ?」

    霊夢「え? あ、あぁ、まぁ、そうね」

    魔理沙「全く気づかなかったぜ」

    萃香「…………」

    華扇「これはこれで、やれやれですね」

    天子「なぁ、この話ってどこまで伝わってるんだ?」

    魔理沙「わからんが、少人数じゃないか?」

    天子「じゃあ、有耶無耶にしちゃえよ。そもそも私は天人なんだ、私が違うといえばそれが事実だ」

    針妙丸「うわすごい」

    萃香「なんだそれ、嘘つくのか」

    天子「嘘ではない。いわゆる完全体の『茨木華扇』が鬼であるだけで、邪気を含んだ腕と別離したのだ、今の彼女は鬼であって鬼ではない」

    霊夢「ま、生物学的にどうとかなんてどうでもいいしね。あの時の怖ろしい状態でないなら、鬼だろうが仙人だろうが何でもいいわ」

    天子「それに仙道をゆくわけだ、ならば仙人ということでそれも間違いではないだろう」フフン

    萃香「ふーん。ま、そういうもんかねぇ……おん? ということは、今のお前にゃ私は倒せないということだな。おい魔理沙! この前の話は撤回しろ、華扇と私じゃ私が勝って、妹組が優勝だ!」

    魔理沙「その話まだ続いてたのかよ」

    萃香「引き分けとか煮え切らない結末は嫌いなんだ。ま、元々私がこいつに負けるわけもないがな!」

    華扇「はいはい」

    魔理沙「やっぱりあしらわれてるじゃないか。華扇の不戦勝で、結論変わらないな」

    萃香「なんだと! そこまで言うならはっきりさせようじゃないか。華扇! 腕もってこい!」

    華扇「とりあえずは天人様のお言葉に甘えさせていただこうかしらね。時間とらせてごめんなさいね」

    霊夢「いいけど、代償におまんじゅうくらいほしいなぁ」

    天子「まとまりそうなら何よりだ。よし、宴会でも開くか!」

    魔理沙「お前以外のやつに幹事は頼むからな」

    天子「遠慮するな。抜群の宴会を開いてやるから任せろ」

    萃香「無視すんな!!!」




    続く
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  • 【東方SS】買出しトーク in 人里休憩所

    2019-11-09 00:47
    *暫く東方離れてたので何が何やらわかりませんが、当時の記憶のまま書いていこうと思います。感触忘れてそうなので、もろもろ呑み込んでやってください。
    続きものでもないけど、
    前々回の話→(https://ch.nicovideo.jp/c-alice/blomaga/ar1343621
    前回の話→(https://ch.nicovideo.jp/c-alice/blomaga/ar1344089





    魔理沙「ふー、今日も平和で退屈だぜ……ん、あれは」

    魔理沙「おーい早苗……と、なんだ、結構色々いるな」

    早苗「あ、魔理沙さんこんにちは!」

    妖夢「お世話になってます」

    鈴仙「どーも」

    咲夜「今日は初めて顔を見るわね」

    魔理沙「今日はまだ紅魔館には行ってないしな」

    妖夢「まだ……」

    鈴仙「呆れた。まだ泥棒やってるんだ」

    魔理沙「どうも誤解が多いようだが、借りてるだけだからな」

    咲夜「世界中でそう思ってるのは貴女だけだけどね」

    魔理沙「まぁそんな事はどうでもいいさ。それより、今回はなんともわかりやすい面子が集合してるんだな」

    早苗「今回?」

    魔理沙「あ、いや、こっちの話だ」

    魔理沙「にしても、早苗がいると『もう早苗がきたか』感あるな」

    早苗「えっ、それはどういうことですか?」

    魔理沙「それもこっちの話だ」

    早苗「はぁ」

    魔理沙「で、見たところあれか、みんな買い物中か」

    妖夢「ですね。正確には、開店待ちですが」

    咲夜「私は粗方終えたけど、妖夢と同じ店に用があるわ」

    鈴仙「私は全部終わって休憩中かな」

    早苗「布教の帰りですが、夕飯の材料を買う予定ですね」

    魔理沙「あんまりそんな感じはしないが、みんないわゆる主婦層だな」

    鈴仙「まぁうちの場合はお師匠様が主にするからね。私は手伝いみたいなもんよ」

    魔理沙「輝夜は相変わらず何もしないのか」

    鈴仙「お皿は並べてくださるわよ?」

    魔理沙「お、おう」

    魔理沙「それで、買い物中、あるいは帰りに偶然ばったりか。それにしても四人同時は珍しいんじゃないか?」

    妖夢「私は比較的同じ時間ですから、そうでもないですね。だいたい誰かしらに会いますし」

    咲夜「大荷物を持って歩いてるところをよく見るわ」

    鈴仙「いつもえげつない量よね……」

    早苗「単純に量もですが、金銭的なところも大変そうです」

    妖夢「量はもう慣れましたけど、お金については節約したい所なんですけどね」

    魔理沙「でも、幽々子が出してくれてるんだろ?」

    妖夢「そこからしかお金は出ませんし」

    魔理沙「あぁ……給料とかないんだっけか」

    早苗「えっ……」

    咲夜「流石に同情するわね……」

    鈴仙「私でも駄賃程度はもらうわよ……」

    妖夢「あぁいえ、確かに休みも給料もありませんけど、その分好きなようにはさせてもらってるんです」

    魔理沙「そうなのか? 紅魔館以上にブラックだと聞いた事ある気がするが」

    妖夢「他所と比べてどうかはわかりませんが、例えば買出しに使うお金の中からお茶する分くらいはありがたく出させてもらってますし」

    鈴仙「むしろ普段を考えればそれくらい当然というか」

    早苗「飼いならされるとはまさにこのことですね……」

    妖夢「飼いならされ……?」

    早苗「なんでもないです」

    魔理沙「まぁここで会ったのも何かの縁だ。私も話にまぜてくれよ」

    鈴仙「といっても、これといって何か話してたわけでもないんだけどね」

    早苗「たまたまここに集まってて、って感じですね。私もさっき来たばかりですし」

    魔理沙「なんだ、話にはなを咲かせてたわけじゃないのか」

    咲夜「弾む話もないわよ」

    魔理沙「なら私が何かお題を出そう」

    鈴仙「いや、なんでよ」

    魔理沙「いいじゃないか、たまにはこういうのも」

    妖夢「何故か積極的ですね……裏が無いといいけど」

    鈴仙「ありえるわね。何を企んでるわけ?」

    魔理沙「何も企んでねーよ。つうか仮に企んでるとして、そう訊かれて素直に話すやついないだろ」

    咲夜「ならやっぱり企んでるの?」

    魔理沙「あーもうそれでいいよ! 私は一人暮らしだからな、お前たちがどういう夕飯作るのかちょっと気になっただけだよ」

    早苗「確かに、里で会う事があるとはいえ、あまり家庭事情を話し合う事はありませんからね~」

    咲夜「そうかしら。別に気にならないけど」

    魔理沙「そりゃお前たちの食事は他所とは全然違うからだろうよ……」

    鈴仙「あー、そう言われると気になるのもわかる。たぶん、聞かなきゃよかったってなるんだろうけど」

    咲夜「じゃあいいでしょ別に」

    魔理沙「いや、ここは敢えて話してもらうぜ。紅魔館ではいつも、どんな食事が出てるんだ?」

    妖夢「ウワサに聞く、びーふすとろがのふ? なども出るのでしょうか」

    咲夜「どこの噂よそれ。まぁ作れないこともないけど。というか、うちでパーティやるときなんかに皆見てるはずよね」

    魔理沙「それはいわゆる外向きのだろ。鮮血滴る何かの肉とか食べるんじゃないのか」

    咲夜「生で食べると感染症引き起こすわよ?」

    魔理沙「現実的だなおい。つーかお前たちの中にかかるやついないだろそんなの」

    早苗「そういえば疑問なんですが、仮にそういうものを食べているとして、他の皆さんも同じものを召し上がるんですか?」

    咲夜「他のって?」

    早苗「咲夜さんもですし、パチュリーさんや美鈴さん、あと妖精メイドさんたちとか」

    鈴仙「えっ妖精メイドにも食事が出るの?」

    咲夜「出るわね。住み込み3食つきだから」

    魔理沙「すごいなそれ。食料だけでもとんでもない量が必要そうだ」

    咲夜「自家栽培でまかなえるわよそれくらい。調理班が朝から晩まで、お嬢様方以外の食事を全て作ってるわ」

    早苗「ちょ、調理班……さすが、各々に役職があるんですね」

    咲夜「でないと統率とれないわよ。私が各部門のリーダーに指示を出して、そのリーダーが部下に指示を流すの」

    早苗「ガチもんの会社みたいです」

    咲夜「それが効率いいのよ」

    鈴仙「わかってはいたけど、規模がすごいわねぇ」

    妖夢「それら全てを統括する咲夜さんってすごいんだなぁ」

    咲夜「そうでもないけど」

    魔理沙「けど、全部に口出しするんだろ?」

    咲夜「するけど、私の場合決まった業務って限られてるのよね」

    鈴仙「全部するんじゃないの?」

    咲夜「確定業務としては、お嬢様の身の回りのお世話と見回りくらいよ。他の仕事は『全業務が滞りなく進むようサポート』といった所ね」

    妖夢「ええと、それってつまり、どういうことですか?」

    咲夜「ある日は掃除に力を入れるし、ある日は料理に力を入れる。臨機応変に動くことで全体を見回し、統括するわけ」

    早苗「ふーっ、瀟洒ですね!」

    鈴仙「そういうのってワケわからなくなったりしないわけ?」

    咲夜「全部頭に入ってるから問題ないわ」

    魔理沙「お前見てると涼しい顔してるからそんな大変じゃないのかと思うが……やってやれるやつなんてほとんどいないんだろうな」

    早苗「でも、それだけ働くと過労死しません? 一日のスケジュールとかどうなってるんですか」

    咲夜「お嬢様の活動時間が基本的に夜だしお申し付けはだいたい気まぐれだから、何時に何っていうのは無いわね……できる時にやれる事をする、それだけね」

    妖夢「そ、それっていつ寝てるんですか……」

    咲夜「手が空いたら寝るわよ」

    鈴仙「聞いてる限り空くことないような……」

    早苗「労其入ったら完全にアウトですね」

    咲夜「そんな大変な事もでないけど……現にこうして、世間話してるでしょ?」

    魔理沙「そう言われればそうだが、さっきの話を聞いて『そうだね』とは返せないぜ」

    鈴仙「美鈴さんがいつも寝てるのってもしかしてそういう……」

    咲夜「あれはただのサボりだから見つけたらシバくわ」

    早苗「こわっ。ブラックだー!」

    咲夜「言い方を変えれば、お嬢様関連以外の仕事中であればいつでも休憩がとれるし、急を要さないならその日の気分で仕事内容を変えられるし、楽よ?」

    四人「(どう言い変えても楽じゃないよ)」

    早苗「ま、まぁブラック加減でいえば妖夢さんもブラックでは?」

    妖夢「……つい最近、働き方が異常だと指摘されるまでそうとは思わなかったので複雑ですね」

    鈴仙「紅魔館ともまた違う、よね」

    妖夢「日に日に仕事が増えていくのよ。庭師で剣術指南が主な業務だったのに、今では炊事が主な仕事に……」

    魔理沙「あいついつもどれくらい食べるんだ?」

    妖夢「正確なところは幽々子様の名誉のためにふせさせてください」

    咲夜「ふせないといけない時点で名誉守れてないわよ……」

    早苗「えーっと、それじゃあ一日のほとんどが炊事なんですか?」

    妖夢「そういうわけではないですよ。朝起きたら簡単に掃除をして、見回りと庭の手入れをして、朝食準備です。昼食までに事務仕事を終わらせて、昼食準備して、午後は用があればそれを、特に無ければ雑務が主です。それから夕飯準備して、見回りして、就寝といった感じですね」

    魔理沙「言葉だけ聞いてると非常に健全に思えるな」

    早苗「でも、凄い量の料理を作るんですよね?」

    妖夢「そんなに作りませんよ! なんか最近、ご飯100杯とか山盛りのから揚げとか色んなこと言われてますけど、普通に御膳程度の食事量です!!」

    魔理沙「御膳程度で足りるのかよ」

    妖夢「足りませんけど、足ります!」

    魔理沙「どっちだよ」

    妖夢「ただちょっと量が多いだけです。ほんのちょっと、ううん、それなりにちょっと」

    咲夜「ちょっと、じゃなさそうね」

    妖夢「量の話はもうやめましょう。とにかく、うちの場合は毎日ほぼする事が決まっているので、深く考えなくていい利点はあります。業務対象は幽々子様だけですし」

    鈴仙「ただし休憩と給料は無いと」

    早苗「監査入ったら完全にアウトですねぇ」

    魔理沙「でも、今のこの時間は休憩じゃないのか?」

    妖夢「極限まで業務を効率よく終わらせる事ができれば、多少の時間を作る事ができますので。白玉楼にいると別な仕事が入りますが」

    咲夜「業務の指示って誰が出してるの? 幽々子?」

    妖夢「の時もありますけど、だいたいは決まりきった業務なので毎日変わりがないだけですね。際限がないだけです」

    魔理沙「お前も、聞けば聞くほど闇が深そうだなぁ……」

    早苗「永遠亭はどうなんです?」

    鈴仙「ウチはそもそもそういう環境じゃないからなー。置き薬の確認しに回ったり、新しい客開拓したり、診療所の手伝いってのが仕事だもの。食事やなんやはただの家事ね」

    咲夜「意外と普通なのね」

    鈴仙「そりゃ我々は地上に降りた、いち住民に過ぎないもの。静かに暮らす事ができればそれでいいの」

    早苗「鈴仙さんの業務は、いわゆるルート配送ルート営業ってやつですね。基本的には、決まった訪問先を訪れて業務を行うわけです。新規開拓は営業の分野ですが、配送ついでに売り込みをする仕事も珍しくありません」

    鈴仙「へー。外の世界でも同じような仕事あるんだ」

    早苗「うーん、置き薬の文化はもうだいぶ無くなってる感じしますけどね。うちもやってませんでしたし」

    魔理沙「置き薬って、薬箱を置いていくんだろ? 減ってるかどうか見て、その分だけお金をもらっていくってやつ」

    鈴仙「基本的にはね。ただ、新しい薬ができればそれも置いてもらうよう交渉するし、私も幾つか薬を持ち歩いてるから単体で売ったりもするわ」

    咲夜「堅実な仕事ね。うちもお世話になってるし」

    妖夢「えっ、そうなんですか? イメージ全然ないや」

    魔理沙「誰が使うんだ? メイドたちか? 魔法とかで治してやればいいのに」

    咲夜「パチュリー様を死なせる気?」

    魔理沙「ま、まぁそうか、あれだけいれば毎日誰かが病気なり怪我なりなってそうだしな……」

    鈴仙「おかげでここ最近はお得意様ですよ。毎度どうも~」

    早苗「でも、回るところ増えると大変じゃないです? 里だけならまだしも、妖怪たちにまで手を出したら」

    魔理沙「(なんていうか、私もだけど、早苗がもはや妖怪とめっちゃ仲良くしてしかもそういう心配までしてるってなんか……まぁ、考えないようにしよう)」

    鈴仙「そうなのよねぇ。商売としてはありがたいけど、かけられる時間が決まってるから回りきれるかが問題」

    妖夢「今日はもう大丈夫なの?」

    鈴仙「今日はお得意様回りの日だからそんにかからないのよ」

    早苗「日によって波があるんですね」

    鈴仙「診療所の状況にもよるけどね。朝の診察が落ち着いたら、私はコレ背負って里に行くの。昼食は適当に済ませて、午後の診療が終わる少し前くらいに戻れたらベストかな」

    咲夜「それはそれでシビアそうね」

    鈴仙「いや、あんたらの仕事聞いてたら楽なもんよ……ただまぁ、早苗の言うルート配送みたいなものだから、遅れが出てるとすぐ自覚できるから辛いわね」

    魔理沙「親分も怖ろしいしな」

    鈴仙「親分ってあんたね……でも、うん……」

    早苗「なんだか上司はどこも怖ろしいですね」

    魔理沙「そういう早苗は毎日どうしてるんだ?」

    早苗「私は布教が主ですよ! 朝は神社内でやる事やってから布教活動に行くのが基本です。特別用事が無ければ、そのまま買い物を済ませて神社に戻りますね」

    咲夜「でも、こう言ったらなんだけど、いつも遊んでるように見えるわね」

    早苗「えっ」

    魔理沙「そうだよな。アリスのとこ行ってたり博麗神社行ってたり、輝夜たちとも遊んでるじゃないか」

    早苗「違いますよ! あれも布教活動の一環なんです! 布教って何も、台の上に立って演説するばかりじゃありません。時には相手の心に寄り添い、共に感動を分かち合い、思いを共有する事も重要なんです」

    鈴仙「物は言いよう、って言葉がこんなに実感できる日が来るなんてね」

    魔理沙「全くだぜ」

    妖夢「うーん……でも、早苗さんの言う事も間違ってはいない気がするんですが」

    咲夜「嘘は言ってない、ってやつね。とてもたちが悪いわ」

    早苗「そんな、私を悪人みたいに言わないでくださいよ……」

    妖夢「それはそうなんでしょうけど……現に、早苗さんに影響されてる人や妖怪が多くいるわけですよね。最近では、アリスさんがそうであるように。それって、規模は小さいけど、布教に成功しているということなのでは……?」

    魔理沙「言われてみれば……守矢神社で人形供養をするようになったとか言ってたしな、それってつまり……」

    咲夜「見事、自分の方にアリスを引き入れたというわけね……」

    鈴仙「えっじゃあウチの姫様もゲームに釣られて……」

    魔理沙「ありえるな。現に、早苗がそれを持ち込むことであいつの心に変化があったろ」

    鈴仙「そうね……うわ、内部支配されてるわ」

    早苗「だから私を悪人みたいに言わないでくださいよ」

    妖夢「この前幽々子様が紫様におっしゃってましたよ。この様子じゃ、そのうち守矢に幻想郷とられちゃうって」

    早苗「そんなつもりありませんよ!」

    咲夜「そういえばこの前パチュリー様が、守矢裏ボス説を話してらしたわ」

    早苗「どうしてっ!!」

    魔理沙「ははは、早苗がここまで困ってるのを見るのも久しぶりだ。いいものが見れたな」

    早苗「はぁ……今後はちょっと考えて行動しようかなぁ……」

    魔理沙「自粛するのか?」

    早苗「しませんけど」

    四人「しないんかい」

    魔理沙「しかし……こうして改めて聞くと、お前たち働き者だなぁ」

    咲夜「どうしたのよしみじみと」

    魔理沙「いや、それぞれにそれぞれの役割があるのはわかるんだが……ほら、私達ってあんまり他人のことを意識したりしないだろ? だからなんていうか、こうして聞いてると変な感じがするんだぜ」

    鈴仙「そう? まぁ他人がどうとか考えないのは同意だけど。あー大変なんだなーくらいで」

    咲夜「よそはよそ、うちはうち、だもの」

    妖夢「そもそもあんまり関わりがないですからね。思う思わない以前に、感知してません」

    早苗「なんとも不思議な距離感ですよね。相互不干渉でありながらも交流はそれなりに行う……」

    魔理沙「宴会の重要性が身に染みるな」

    咲夜「飲んで騒ぐだけでも意味はあるのよね」

    魔理沙「そういやお前たちはだいたい参加するもんな」

    咲夜「お嬢様がおっしゃるからというのもそうだけど、交流も視野に入れてますわ」

    鈴仙「敵情視察だったりして」

    咲夜「さあ、どうかしらね」

    早苗「あっ、そうだ」

    四人「(えっ、また何か思いついちゃったの……)」

    早苗「今度、皆さんの所に職場体験にでも行ってみようかなと今思いつきました」

    魔理沙「思いついちゃったか~」

    咲夜「業務に支障が出るから勘弁願いたいけど、部署によるわね。美鈴の隣に立っててもらったら美鈴も寝ないかしら?」

    妖夢「うちは別にかまいませんけど、やる事が決まっているうえ私がやってるからやる事ないと思いますよ?」

    鈴仙「お師匠様にきいてみないとわからないけど、薬売りなら歓迎するわよ」

    魔理沙「いや、なんで割かし肯定的なんだよ。付き合い良いなお前ら」

    早苗「では! 折を見てアリスさんと共に参りますので、受け入れよろしくです!」

    魔理沙「やれやれだぜ」

    咲夜「なんて話をしてたら、開店時間になったわね」

    妖夢「もうひと頑張りするぞっ」

    魔理沙「お前たちは何を買うために待ってたんだ?」

    妖夢「お団子ですよ。三色団子」

    魔理沙「団子だぁ? 団子のためにずっとここで待ってたってのか……よくやるぜ」

    咲夜「主のご要望ですもの、待つくらい何でもないわ」

    妖夢「いい休憩にもなりますしね」

    魔理沙「そんなもんか。早苗たちはもう帰るのか?」

    早苗「ん~折角ですしそのお団子を見て行きましょうかね」

    鈴仙「確かにちょっと気になるわね。あそこのお店でしょ?」

    妖夢「うん。かなりの数買う事になるし、先に選んでってね」

    魔理沙「店としてはありがたいだろうけど、客としちゃ良い迷惑だぜ幽々子のやつ」

    咲夜「特に人気の高いものは妖夢が買い占めなくとも売り切れるわね。ということで」パチン

    早苗「……あっ! 咲夜さんずるい!」

    魔理沙「いや開店直後だろ。超高速で動いてまですることかよ」

    妖夢「一日限定5本とかありますし」

    魔理沙「いやいやレアすぎだろそれ。もっと作ってやれよ」

    鈴仙「まぁ私は普通の草団子で充分だわ」

    早苗「草団子おいしそうです! 私もそれにしようかなぁ」

    妖夢「まぁ向かいましょう。みんな持ち帰りでしょ?」

    鈴仙「そのつもりだけど……1本だけ買って自分で食べるのもありか……」

    早苗「いま外の世界じゃ買って帰るのと中で食べるので税率違いますからね。私は買って帰ります」

    妖夢「ぜいりつ?」

    鈴仙「私たちが気にする必要ないものであることはわかるわ」

    ワイワイ ワヤワヤ

    魔理沙「…………」

    魔理沙「待てよ、私も買うぞ!」



    続く……?
  • 【東方SS】ちびっ子トーク in 屋台

    2019-11-08 01:48
    *これは東方のSSです。二次設定満載でお送りしてます。東方饗夜雀とは時期が違うのでミスティアは屋台やってます。
    *暫く東方離れてたので何が何やらわかりませんが、当時の記憶のまま書いていこうと思います。感触忘れてそうなので、もろもろ呑み込んでやってください。
    続きものでもないけど、前の話→(https://ch.nicovideo.jp/c-alice/blomaga/ar1343621




    レミリア「ふわぁ……」

    フラン「うわすっごいあくび」

    萃香「んくんく……ぷはぁ」

    諏訪子「あっこれ美味しいな」

    ミスティア「ふふ、ありがと」

    魔理沙「お、なんだ今日の屋台は大盛況じゃないか」

    ミスティア「ん、いらっしゃい。ありがたい事にね。そこ、最後の席だよ」

    魔理沙「お、ラッキー。一人で来てよかったぜ」

    ミスティア「霊夢さんは来てないのね」

    魔理沙「今日は眠いんだとよ。だから置いてきた」

    萃香「ん、そういやそんな事言ってたなぁ。今日、なんかしてたのかね」

    魔理沙「珍しいな鬼が一人で飲みに来てるとは」

    萃香「まぁ、たまにはね。たまに来たら来たで席結構埋まってて困っちゃうね」グビグビ

    魔理沙「もう出来上がってるな……よし、私もとりあえずお酒もらおうか。雀酒以外でな」

    ミスティア「あはは……了解」

    レミリア「ん~? なんか白黒の何かが見える」

    フラン「目悪くなったの?」

    レミリア「いやそうじゃないけど、フラン、あんた分身しなくていいのよ」

    フラン「してないけど」

    魔理沙「酔いすぎだろお前……つか珍しいな、姉妹でか?」

    フラン「うん、まぁたまにはね」

    レミリア「私のおごりっ!」

    魔理沙「随分と気前良いな。今日は良い事でもあったのか?」

    レミリア「良い事ねぇ、まぁ毎日が楽しいっちゃ楽しいけど」

    諏訪子「いいなぁ、こっちは今日は疲れたよ」

    魔理沙「お前も珍しいな、一人か」

    諏訪子「うん。今日は祭事で忙しかったから、早苗も神奈子ももう寝ちゃったよ」

    萃香「お前は飲みたい気分だったってか?」

    諏訪子「そうそう。終わったら軽く打ち上げのつもりだったのに、相手がいないと流石にね」

    レミリア「そんなもん? 別に一人でもよくない?」

    諏訪子「いやぁ、イベントの後だからさ」

    フラン「雰囲気、ってやつよね。この前教えてもらった」

    魔理沙「確かに、一仕事後の酒は騒いで飲みたいってのはあるなぁ」

    レミリア「ふーん、そんなもんか。いや、気持ちはわかるよ?」

    萃香「でも、実際騒いで飲める場所なんてあんまり無いからなぁ。このご時勢、そこらで騒ぐとうるさいって怒られちまう」

    魔理沙「そりゃお前神社で騒ごうとするからだよ……私だって流石に家の前で勝手に騒ぎ出されちゃ困るぞ」

    レミリア「うちの前なら別に好きにしてもらっていいけどね」

    フラン「うちの前とか草原と湖しかないじゃん」

    萃香「そうなんだよ。神社ってさ、丁度いいんだ。屋外なんだけど、敷地内っていうか?」

    レミリア「守矢神社は?」

    諏訪子「うちは遠いからね」

    萃香「ほんとそれだよ。あこまで飛ぶのめんどくさい」ゴッフゴッフ

    魔理沙「(今気づいたが……)」

    魔理沙「(この屋台にいるやつら、パッと見酒が飲めそうに見えないやつばっかりだなぁ……)」

    魔理沙「(なんていうか私、ご飯食べにつれてきたお姉さんみたいじゃないか)」

    諏訪子「どうしたの? なんか神妙な顔して」

    魔理沙「ん、いやなんでもないぞ。さて、私もそろそろ飲むかね」

    ミスティア「あては何にする?」

    魔理沙「んー、特に決めてこなかったし、店主のお任せってやつで」

    ミスティア「あはは、じゃあ適当に見繕うね」

    魔理沙「頼んだ」

    レミリア「魔理沙もおでんにすればいいのに」

    魔理沙「まぁ追々食べるさ。というか、おでんをほお張る吸血鬼ってなんか面白い絵だな」

    レミリア「そう? なんで?」

    諏訪子「血を吸うイメージだからじゃない?」

    フラン「吸う事もほとんどしてないけどね」

    萃香「へんてこりんなやつら、って感じだな」

    魔理沙「パチュリー達は来なかったのか?」

    レミリア「というか今日は誘ってないよ。二人できたの」

    魔理沙「なんでこの屋台なんだ?」

    フラン「適当に歩いてたらここがあったから」

    レミリア「散歩してただけなんだけどね。折角だから飲むことにした」

    魔理沙「……お金持ってるのか?」

    レミリア「だから私のおごりだっての」

    魔理沙「いやぁ、すまん。こう言うとなんだけど、持ってるように思えなくてな」

    レミリア「私だってお小遣いくらいあるわよ」

    諏訪子「お、お小遣い……」

    萃香「小遣いってお前」

    レミリア「? 何か変?」

    魔理沙「い、いや、何も変じゃない……」

    魔理沙「(城出る前に持たせてもらったのか? いやいや、流石にそんな子供じゃないだろ……そこまで思うのは失礼か)」

    萃香「そろそろ大根良い感じかな?」

    ミスティア「うん、今が一番良い時だね。いっこ?」

    萃香「いや三個くらい」

    ミスティア「あはは、大根売り切れちゃうよ」

    萃香「んー、他に誰か食べるか?」

    フラン「欲しい」

    萃香「んじゃいっこはそっちに」

    ミスティア「うーん、今日は貸切状態にして、欲しいものだけ作ろっかな」

    魔理沙「それって何が違うんだ?」

    ミスティア「注文受けたものをそのまま作るから、作りおきしなくてすむの。だから、大根もっと作れるよ?」

    萃香「あ、それじゃ私3個で。1個は後でいいよ」

    ミスティア「ありがと。じゃあ、そうするわね」

    フラン「わぁい、大根だ」

    レミリア「いい? にんじんと同じで、大根も土の中で育つのよ?」

    フラン「それはもうパチェから聞いた」

    諏訪子「あはは、お節介焼きなお姉さんだね」

    レミリア「それが姉の務めだからね」

    魔理沙「色んな姉妹がいて面白いなぁ」

    萃香「魔理沙も兄弟姉妹欲しかったりするのか?」

    魔理沙「いや欲しいとまでは思わないが、いたらどうだっただろうとは思った事があるな」

    諏訪子「魔理沙は……どうだろ、妹や弟がいたら可愛がりそう」

    萃香「確かに、長女って感じはするなぁ」

    魔理沙「そ、そうか? まぁ上より下の方が接しやすいイメージはあるな」

    フラン「魔理沙がお姉ちゃんかぁ。確かに面白そう」

    レミリア「そう? なんか色々うるさそうだけど」

    フラン「早苗にこの前ブーメランって教えてもらったんだけど、使い時がわかった」

    レミリア「ぶーめらん?」

    萃香「やめろ笑わすな、大根ふいちゃうだろ」

    諏訪子「でも、それぞれのイメージって結構はっきりしてるよね」

    魔理沙「姉っぽいとか妹っぽいとか?」

    諏訪子「うん。魔理沙ならお姉さんっぽい、みたいな」

    萃香「そうか~? んじゃ霊夢とかどうだ?」

    レミリア「あれは少なくとも姉って感じしない」

    諏訪子「魔理沙と並べたら妹の方な印象あるなぁ。あ、でも、自分で言っておいてなんだけど、あべこべ姉妹とか結構多いし、そういう所を考えたらやっぱりわかんないね」

    フラン「霊夢は妹でいいでしょ。こっちサイド」

    魔理沙「サイドってなんだよ」

    レミリア「じゃあ魔理沙は私側ね!」

    萃香「最終的にどっちが強そうか見てみると面白そうだなそれ」

    諏訪子「じゃあ順々に何人か挙げてこう」

    萃香「先に魔理沙を言ったのはまずったな。三人とも、自分側に引き入れたいがために印象操作するなよ?」

    レミリア「しないしない」

    フラン「というか、したとしてもそんなんでイメージ変わらなくない?」

    魔理沙「まぁ認めざるを得ないレベルのやつもいるだろうしな……」

    魔理沙「(というか、こいつら皆ちびっ子だからな……イメージとまではいかないけど、双方がまったいらな状態の印象とはいかないな)」

    萃香「じゃー、紫」

    諏訪子「あれは妹でしょ」

    レミリア「え、そう? お姉さんタイプじゃないの?」

    魔理沙「お姉さんそうに見えるが、実態は下の子だな」

    フラン「わかる」

    諏訪子「下の子は上の子を見て育つ、って感じかな。だから、仮に紫に姉がいたとしたら、その姉より優秀だと思う」

    レミリア「そういう感じか。それならわかる気がする」

    魔理沙「というか、藍がまず姉側だろう。そう思うと余計に紫は妹タイプだ」

    萃香「納得せざるを得ないなそれ。確かに藍は姉タイプの面倒見の良さだ」

    諏訪子「いやあれ面倒見いいわけじゃないでしょ……考え方としては同意だけど」

    ミスティア「大根できたよ。で、そろそろ私も話に入れて」

    魔理沙「大歓迎だぜ。なんか、ほんとに身内の宴会みたいになってきたな」

    レミリア「面子がすっごい珍しい組み合わせだけどね」

    萃香「たまにはこういうのもいいだろ」

    フラン「じゃあ、店主はどっちだろ?」

    諏訪子「妹かなぁ」

    萃香「いや、姉を推すな私は」

    魔理沙「私も妹のイメージだな」

    レミリア「私も姉。なんか苦労してそう」

    フラン「私は妹」

    魔理沙「3:2か、案外分かれたな」

    ミスティア「私って妹分なイメージなのか」

    萃香「3:2だし、どっちでもあるって感じかな?」

    魔理沙「感触としては妹だけど、面倒見よさそうって意味で姉成分あるな」

    ミスティア「成分て」

    諏訪子「そう言われると……他の妖精と比べたりするなら姉の方がわかるのかも」

    レミリア「そうそう。だからこっちサイドでしょ?」

    フラン「出た結論ひっくり返しちゃダメでしょ」

    魔理沙「もう回答打ち切られてたのな」

    諏訪子「そうすると、私や萃香は?」

    魔理沙「そうだな、んじゃ萃香からいくか」

    諏訪子「妹」

    ミスティア「わかる。妹かな」

    レミリア「残念だけど私も妹だわ」

    フラン「これに同じ」

    レミリア「これってあんたね」

    魔理沙「私が回答するまでもなく妹になったな。まぁ私も同意なんだが」

    萃香「おいおい嘘だろ~。これでも結構面倒見いい方なんだぞ」

    魔理沙「面倒見がいいんじゃなくて、ただ遊びたいだけだろ」

    萃香「まぁそうとも言う」

    諏訪子「包み隠さないんだね」

    萃香「隠し事も嘘と同じくらい嫌いだしな」

    フラン「立派だね」

    レミリア「いやいや、私だって隠し事なんて」

    魔理沙「ごまんとありそうだというツッコミは置いといて、諏訪子の判定にいくぞ」

    レミリア「いや言ってるし!」

    萃香「諏訪子……難しいな、議論の余地がありそうだ」

    レミリア「でも、妹じゃない? なんとなくだけど」

    ミスティア「わかるけど、容姿に引っ張られすぎてる気もする」

    フラン「わかる」

    萃香「じゃあ反対に、姉っぽい部分ってどこだ?」

    みんな「…………?」

    諏訪子「いやうん、流石にちょっと傷つくような気がするよ」

    魔理沙「いやなぁ、面倒見とかその辺の事って諏訪子の場合イメージじゃなくて、単純に貫禄だからなぁ」

    フラン「うん。威圧というか、そういうの感じる」

    レミリア「あんたもそういうのわかるようになったのね」

    フラン「わかるよ。お姉さまじゃないんだし」

    レミリア「は? 私もわかるから!」

    諏訪子「色々と複雑ではあるけど、私も妹側ってことでいいのかな」

    魔理沙「そうだなぁ……ってか、姉サイドが私とレミリアだけになっちまった」

    ミスティア「4:2だね~、っと、追加の大根ほか諸々できてきてるよ」

    萃香「大根残りの1個おくれ」

    レミリア「うなぎ頂戴うなぎ」

    ミスティア「あはは、それは焼かないとないかな。すぐ用意するね。1本でいいの?」

    レミリア「フランは?」

    フラン「じゃあもらう」

    萃香「私は最初に食べたし、今はいい」

    諏訪子「うなぎまで食べるとちょっと食べ過ぎ感あるしどうしようかな」

    魔理沙「え、お前ダイエットでもしてるのか?」

    諏訪子「必要に見える?」

    魔理沙「どこかの亡霊みたいに、見た目にはあらわれないけど体重でバレるみたいなのかと」

    レミリア「えっ幽々子って重いの?」

    魔理沙「知らん。それっぽいこと言っただけだ」

    萃香「憑かれても知らないぞ~」

    フラン「こんな遠いのに、聞こえないでしょ」

    ミスティア「それはどうかな……どこにいても、確実に、かぎつけてくるからね……」

    諏訪子「いつか本当に食べられやしないか本気で怖がってるね」

    魔理沙「冗談だろ。いや、流石に冗談であってくれ……ううっ、なんか寒気がする。気のせいであってくれ」

    ミスティア「結局どうするの?」

    諏訪子「まぁいいや。食べる」

    ミスティア「魔理沙は?」

    魔理沙「私は勿論もらうぞ。まだほとんど何も食べてない」

    ミスティア「そういやそうか。そいじゃ、ちょっとお待ちを」

    萃香「ちょうど話に出たし、幽々子はどっちだ?」

    魔理沙「あいつは姉だろう。ミステリアス、面倒見がいい、おっとり美人、スタイル良し、隙がない」

    諏訪子「さっきの発言挽回しようとしてる?」

    魔理沙「う、うるせー! でも、間違っちゃいないだろ?」

    レミリア「そうね~。幽々子は姉!」

    諏訪子「まぁそうだよね。同意」

    フラン「あんまりよく知らないけど、私が知ってる限りでもそう思う」

    ミスティア「あんな妹嫌だよ。姉の方がまだわからないでもない。わからないでもないだけで、わかりたくないけど」

    萃香「幽々子も議論の余地あんまりないな~。姉で納得だ」

    魔理沙「やっと姉側に味方ができたぜ」

    レミリア「いま何人?」

    魔理沙「私とお前と、藍と幽々子……四人だな」

    フラン「こっちは?」

    諏訪子「私とフランと萃香とミスティア、あと霊夢と紫とで六人」

    レミリア「なんだ、案外差があるわけじゃないのね」

    ミスティア「途中、どどっと妹が続いたからそう思えただけね」

    魔理沙「それでも二人差だ。挽回するぞ」

    レミリア「どうやって?」

    魔理沙「姉としか思えないやつを出すんだよ」

    レミリア「例えば?」

    魔理沙「そうだな、華扇とかどうだ」

    諏訪子「あー、それは、うん、痛いとこついてきた」

    萃香「あいつ姉か~? あんなの姉にしたらたまったもんじゃないぞ」

    フラン「それは同族的感想でしょ」

    ミスティア「確かにあの仙人は姉だろうな~。お節介焼きの妹もいるけど、ああいう感じじゃないと思う」

    諏訪子「あくまでイメージの話だしね。名前を出されてぱっと考えつくならどっち、ってことだし。まぁ魔理沙の目論見どおり、姉かな」

    フラン「全然知らないんだけど」

    魔理沙「わからない場合はノーカンでいいだろ」

    ミスティア「姉かな」

    諏訪子「うん、姉だね」

    萃香「なんか納得いかんぞー!」

    レミリア「よし、姉また増えた」

    諏訪子「魔理沙がそういう手で来るなら、次は妖夢を出すよ」

    魔理沙「う」

    レミリア「諏訪子、あなどれないやつ……」

    ミスティア「それももう無理よね。全会一致ってヤツ?」

    みんな「妹……」

    魔理沙「姉な妖夢もアリとは思うけどな。ぱっと思いつくイメージとしては、やっぱり妹かな……」

    萃香「おいおい、なんか趣旨変わってきてないか。このままじゃ、確実にどっちかのイメージがつく人物を挙げる、みたいになるぞ」

    諏訪子「早い段階で止めにきたね~」

    萃香「確信犯かよ」

    レミリア「ちょっと、このままじゃ負けるじゃない」

    フラン「いや負けって何」

    萃香「強さ勝負だろ?」

    フラン「そんなこと言ってたねそういや」

    諏訪子「この状態で戦うとどうなるだろ?」

    魔理沙「いやいや待て、せめて人数合わせようぜ。たとえ相反する者がそれぞれに別れたとしても、人数で負ける」

    萃香「じゃああと二人入れろよ。っても、姉って誰だ?」

    諏訪子「ちゃんとイメージ的に、少なくともこの場で多数とれる人じゃなきゃダメだよ」

    魔理沙「なんで意外とノリ気なんだお前は……しかし、誰がいるかな」

    レミリア「そっちに諏訪子いるんだし、神奈子は?」

    魔理沙「それだ。あいつは姉だろ、妹って感じじゃない」

    萃香「まぁどっちのイメージでもありそうっちゃありそうだが、姉でいこう。もう一人は?」

    レミリア「パチェをこっちに呼びたい」

    萃香「呼びたいて」

    諏訪子「でもまぁ、イメージはあるかな?」

    魔理沙「魔法使いは姉って感じはあるな」

    ミスティア「わかる。みんな魔法使いこなしてるしね」

    諏訪子「あー、なるほど。魔法制御できずテヘヘみたいなのが妹って感じか」

    フラン「てへへ?」

    レミリア「あんたもたまにやるでしょ」

    魔理沙「いや、フランの場合テヘへもないだろ……」

    萃香「おーし、人数そろったかな。もっと挙げたい気もするが……こんな話ばっかりなのもな」

    レミリア「まぁ楽しければなんでもいいけどね。んで、勝敗は?」

    魔理沙「まぁ待て。名前を並べよう」

    フラン「普通に紙に書くんだ」

    魔理沙「他にどうしろってんだよ」

    フラン「パチェなら空中に文字書くけど?」

    魔理沙「くっ、あいつと一緒にするなよな。私は私なんだ」

    諏訪子「妹側は私が書くね~」


    フランドール、諏訪子、萃香、ミスティア、霊夢、紫、妖夢


    レミリア、魔理沙、藍、幽々子、華扇、神奈子、パチュリー

    萃香「なんか物凄く不思議な対戦カードだな」

    魔理沙「まぁ適当に名前挙げただけだしな。で、これどうやって戦うんだ?」

    諏訪子「同じくらいの力になるように対戦相手を組めばいいんじゃない? 例えば、霊夢と魔理沙とか」

    レミリア「思うんだけどさ、これって姉が勝つように私が運命操作すればおしまいじゃない?」

    フラン「それはずるいよ。それなら、そんな事される前にお姉様潰すよ」

    魔理沙「卵が先か鶏が先かみたいな話になるな……」

    萃香「んじゃレミリアとフランで相殺な」

    レミリア「納得いかーん!」

    フラン「子供じゃないんだから」

    ミスティア「あべこべだなぁ」

    萃香「しかし、こっちには紫がいるぞ。紫は藍だけじゃおさえこめんだろ」

    魔理沙「藍と幽々子で紫って感じか? 紫と藍じゃ紫なのはわかるが、幽々子のステータスが未知すぎてわからんな」

    レミリア「よく知らないけど、紫が幽々子になんかしたんじゃないっけ?」

    魔理沙「いや、本当の所はよくわからん」

    諏訪子「じゃあ一旦置いとこうか。あとわかりやすいのは、萃香と華扇?」

    萃香「流石にあいつには負けんって。勇儀ならまだしも」

    魔理沙「ほんとにそうかぁ? お前と勇儀のいいとこ取りしてる感じするぞあいつ」

    萃香「それってつまり、私と勇儀の下位互換って事じゃないのかよ」

    魔理沙「いや、良いとこしかないからどっちにも優位を取れるってやつだ」

    諏訪子「じゃあそこも互角で流そう」

    萃香「はぁ? 納得いかんぞ。今度喧嘩して証明してやる」

    魔理沙「たぶん、上手い具合にあしらわれるんじゃないかな。そうなると華扇の不戦勝だが」

    萃香「逃げたら負けに決まってるだろ」

    諏訪子「はいはい、ストップね。丁度うなぎもできたみたいだし」

    ミスティア「あぁ代弁ありがと。なんか入れそうになかった」

    諏訪子「だろうね」

    魔理沙「すまん」

    萃香「うー……悪かったよ」

    ミスティア「ああ、うん、私はいいんだけどね。はい、ヤツメウナギ」

    レミリア「フラン、いい? ヤツメウナギはね」

    フラン「血を吸うんでしょ、知ってる」

    魔理沙「おー、こりゃうまそうだ。酒が進むぜ」

    諏訪子「タレの具合も絶妙だね~」

    ミスティア「ありがと。で、どこまでいったっけ?」

    萃香「残ったのが、諏訪子と店主と紫と妖夢だな」

    魔理沙「こっちは、藍と幽々子と神奈子とパチュリーだ」

    レミリア「諏訪子と神奈子はどうなの?」

    諏訪子「まぁ正直に言えば、単純な戦いじゃ私が負けた経験あるからね。そう思えば、私一人じゃ神奈子は倒せないかなぁ」

    萃香「妖夢と足したらどうだ?」

    諏訪子「まぁ僅差で負けるくらいだしね、誰かいれば勝てると思うよ」

    魔理沙「それでいくなら、残りは紫とミスティアか。急に有利になったぞ」

    フラン「でも紫いるじゃん。紫は誰か一人じゃ無理なんでしょ?」

    萃香「紫相手に、藍と幽々子とパチュリー三人がかりになるならこっちの勝ちだな。ミスティアが残る」

    ミスティア「ひええ」

    レミリア「はぁ? あのオバサンにそんなに手かかるの?」

    諏訪子「どうなんだろ、でも藍と幽々子で対抗できるとしたらパチュリーが残るけど、みすちーいける?」

    ミスティア「無理です」

    魔理沙「じゃあそうなれば姉側の勝利だな」

    萃香「結局有耶無耶で終わるパターンだな。まぁイメージだし」

    諏訪子「流石に判断材料少なすぎたね~」

    萃香「華扇とのことも納得いってないしな」

    レミリア「私だって納得いってない」

    魔理沙「まぁそれを言えば、現段階じゃ私も霊夢に勝てなさそうだ。負けはしないと思うけどな」

    諏訪子「まぁ、それなりの肴になったよ」

    フラン「今更だけど、夜中に森の奥でぼんやりと盛り上がってる屋台があったら怖いよね」

    萃香「妖怪らしくていいじゃないか」

    魔理沙「私を妖怪に含むなよ」

    ミスティア「もはや同じようなもんだと思うよ」

    魔理沙「嫌とかではないけど、困ったもんだぜ」

    ミスティア「さて、そろそろラストオーダーだけど、どうする?」

    萃香「あれ、もうそんな時間?」

    ミスティア「明け方って程でもないけど、最後の料理作り終えたら4時前になると思う」

    魔理沙「なんか私はあんまり飲んでも食べてもない気がするぜ……」

    フラン「デザートってある?」

    ミスティア「ないこともないけど、望みのものは作れないと思うよ」

    フラン「プリンでいいけど」

    ミスティア「それならあるよ」

    レミリア「飲みの屋台の最後にプリンってあんた」

    魔理沙「レミリアはいらないのか?」

    レミリア「いる」

    フラン「やれやれ」

    萃香「なんていうか……物凄く落ち着いたんだな」

    フラン「私?」

    萃香「おう」

    フラン「自我を保てるようになったからね。前は色々考える事も多かったけど、今はそうでもない」

    レミリア「私に感謝なさいよ? 色んなこと考えてきたんだから」

    フラン「お姉様にも色々思うことはあったけど、今じゃ感謝してる。ありがと」

    レミリア「え、あ……そっ、そうよ、そうよね! ふふん、わかってるならいいのよ、わかってるなら……わかっ……ぐすっ」

    レミリア「うわあああん! ごめんね、ごめんね、今までごめんね」

    フラン「だからもういいってば」

    魔理沙「うんうん、良かった良かった」

    諏訪子「あれれ、目から汗が」

    萃香「ほんと、それぞれ色々だなぁ」

    魔理沙「しかし……未来ってのはわからんもんだな」

    萃香「なんだよ急に」

    魔理沙「いや……過去がどうだろうと現在(いま)がどうだろうと、それは確かに未来に影響はするけど、変わらず同じとは限らないなと」

    萃香「もう酔ったのか?」

    魔理沙「あのなぁ……もう酔ったってことでいいぜ。んで、最近はお前たちが強く影響してるとは思う」

    諏訪子「うち? え~そうかな?」

    魔理沙「割と当事者のくせに疑問系になる意味がわからないぜ」

    萃香「あっはっは、特に早苗がな。あの様子じゃ覇権を握るのも夢じゃないよ。内側からじわじわやってきて、気づいたら浸透しつくしてるんだ」

    諏訪子「そんな怖い事しないよ」

    魔理沙「事実そうなりかけてるじゃないか……」

    萃香「おかげで助かってる事もあるんだし、紫がとやかく言わないならいいんじゃないかな」

    諏訪子「だといいんだけどね~、っとそうだ、最後に笹ダンゴお願いできるかな」

    ミスティア「おっけーよ」

    魔理沙「なんだそれ、そんなのメニューにあるのか」

    諏訪子「今日来るときに材料持参したんだよ。最後に作ってもらおうと思って」

    ミスティア「作るったって、ダンゴ作って巻くだけだけどね」

    萃香「私にもくれよ~」

    魔理沙「なんか欲しくなってくるな……私もくれ」

    ミスティア「材料あるし、いいよね?」

    諏訪子「もちろん」

    ミスティア「じゃあとりあえず材料が赦す限り作るね」

    魔理沙「楽しみだな」

    魔理沙「(なんか……変な面子だったが、思ったより楽しめたな。たまにはこういうのもいいかもしれないな)」

    魔理沙「今日も酒がうまいぜ!」




    続く……?