【東方SS】てゐのエイプリルフール~2nd シーズン~
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【東方SS】てゐのエイプリルフール~2nd シーズン~

2015-04-01 00:00
    今年は今月末から来月頭の辺りずっと家にいないので、早めの投稿。しかも動画まで作る時間も無いので、SSでの投稿

    昔の動画を貼るのは何か恥ずかしいですが……
    一応前回分





    今回はSSなのでちょっとだけ長いです






    以下内容












    てゐ「ふぁ……あー眠い眠い。今日も仕事めんどくさいなぁ」テクテク

    鈴仙「おいこら、どこへ行く」ガシ

    てゐ「里へ薬を売りに?」

    鈴仙「何で疑問形なのよ。それに里はそっちじゃないでしょ」

    てゐ「いやぁ、今日はAF(エイプリルフール)だし、いいかなって」

    鈴仙「良いわけないでしょうが! くだらない事言ってないで、さっさと行くわよ!」

    てゐ「えー、めんどいなぁ。今日は体調悪いんだって」

    鈴仙「またすぐバレる嘘吐く。ほら、行・く・わ・よ」グイー

    てゐ「あ、ちょ、こら、引っ張らないでって! あっ!」ツルッ

    鈴仙「きゃっ!」ドテーン

    パリン

    鈴仙「ん?」

    てゐ「……なんか、とってもいやぁーな音がしたけど」

    鈴仙「ちょ、ちょっとおどかさないでよ……」オソルオソル

    鈴仙「!?」

    てゐ「鈴仙がお尻で踏んでいたのは、おししょーが大事にしているマグカップだった」

    鈴仙「ちょ、冷静に解説してる場合じゃないでしょ!!」

    てゐ「あーあ、しーらない」

    鈴仙「元はといえばアンタのせいでもあるでしょ!」

    てゐ「引っ張ったの鈴仙じゃん」

    鈴仙「あんたが仕事に行こうとしないからでしょうに!」

    鈴仙「うう、正直に謝るしかないわね……お師匠様、赦してくれるかなぁ……」

    てゐ「それ、輝夜が珍しく一生懸命おししょーにプレゼントって作ったやつだよね」

    鈴仙「」

    てゐ「」

    鈴仙「…………」

    てゐ「…………」

    てゐ「じゃ、そゆことで」

    鈴仙「あんたも謝るの」グイ

    てゐ「いててて、ちょ、耳引っ張らないで! わかった、わかったから!」

    鈴仙「でも、どうしてマグカップがこんな所に……」

    てゐ「さっきここでお茶してたからね。輝夜もいたし、たぶんそれで」

    鈴仙「うう、どうして床に転がってるのよぉ……」

    てゐ「それは、私にもわからん。とにかく欠片を集めて隠そう」

    鈴仙「いや隠すって……早いとこ正直に言おう? それしかな……」

    永琳「あら、まだいたの? もう里に出たと思ってたわ」

    鈴仙「ふぇあ!? あ、てっ、てゐを引っ張ってたんです」

    てゐ「いやぁ私は早く行こうって言ってるんだけどね、鈴仙がゴネるから」

    鈴仙「あんたでしょうが!」ゴツン

    てゐ「ったぁー! 殴ることないじゃん!」

    永琳「漫才はいいから、早く行ってきてもらえる? 今日のうちに言ってた所までは回ってもらいたいから」

    鈴仙「あ、そ、それでですね、ひとつ言わなけ……」

    永琳「あら? そういえばここに置いてたカップどこにいったのかしら」

    永琳「今日の夜、輝夜にお揃いのを作って渡そうと思ったけど……片付けちゃったっけ」

    鈴仙「」

    てゐ「」

    永琳「うーん……あ、もう、早く行ってらっしゃい。でないと夕飯抜くわよ」

    鈴仙「えあ、は、はい!」ダット

    てゐ「い、行ってこようそうしよう」ダット





    鈴仙「あ、あれは無理」ゼーハー

    てゐ「よりによって今日使う予定があるとは……しかもオソロ作ろうとか」ハァハァ

    鈴仙「思わず逃げてきちゃったけど……」

    てゐ「これはもう、あれよ」

    鈴仙「どれよ?」

    てゐ「AFする(嘘を吐く)しかないよ」

    鈴仙「かっ、隠し通せと……?」

    鈴仙「バカじゃないの!? すぐバレるでしょうすぐ!」

    てゐ「でもあの様子じゃ本当の事言うと半殺しにされるよ。一週間くらい目覚めないよ」

    鈴仙「う……そ、それは……」

    てゐ「いつも本当の事を言うのが美徳というわけじゃないのよ。必要な嘘ってあるもの」

    鈴仙「あんたが言うと究極に説得力ないけど……」

    鈴仙「うー……でも、知らぬ存ぜぬでやり過ごすしかないのかな……バレたらもっとやばいと思うし……不安すぎるんだけど」

    てゐ「ここ最近色んな人が永遠亭に来てるし、永琳も忙しかったりして家事がおろそかになる事も増えてきてるから、きっと大丈夫だよ」

    鈴仙「うう、輝夜様じゃないけど、ゲームならここで選択肢が出てそうね……」

    てゐ「一週間寝込むか二週間寝込むか?」

    鈴仙「冗談じゃないから笑えない」

    鈴仙「とにかく、仕事済ませてこようか……」

    てゐ「いってらっしゃーい」

    鈴仙「あんたも」





    永琳「ねえ、輝夜。ここにマグカップ置いてなかった?」

    輝夜「ふぇあ!? な、無かったと思うけど」

    永琳「そう……食器棚にもないし、どこにいっちゃったのかしら……」スタスタ

    輝夜「…………」

    輝夜「ふー……危なかった」

    輝夜「まさか、鈴仙とてゐがいる所にカップ転がしてコケさせようとしたら、お尻で踏んづけて割ってしまうなんて……」

    輝夜「いくら私があげたものとはいえ、流石にえーりん怒るわよね……」

    輝夜「今日は4月1日、か……」

    輝夜「……よし、それでいこう」





    鈴仙「どうしよう。こういう時に限って、仕事早く終わるなんて……」

    てゐ「珍しく真面目にやっちゃったしね……」

    鈴仙「私はいつも真面目だっての」

    てゐ「ん? 誰か来てるみたいだね」

    鈴仙「患者さん、かな?」



    魔理沙「お、帰ってきたみたいだな」

    鈴仙「なんだ、魔理沙か」

    魔理沙「なんだとはなんだよ、ご挨拶だな。折角耳寄りな情報を持ってきてやってというのに」

    てゐ「耳より情報?」

    永琳「最近物盗りが増えてきてるらしいのよ。里の方でも被害が多発してるそうね」

    鈴仙「あれ、そんな話出てたっけ?」

    魔理沙「今しがた仕入れてきた情報なんだけどな。無差別に色んな所から盗んで行ってるらしい」

    てゐ「それって魔理沙じゃないの?」

    魔理沙「違うっての! たく、どこ行ってもそれ言いやがる」

    鈴仙「そりゃあんたの信用の問題でしょ……」

    てゐ「借りてるだけって言い訳きかないよ?」

    魔理沙「わ、わかってるって! というかだな、私は紅魔館の図書館から本しか持ち出した事ないって!」

    てゐ「グレーに近い黒だわ」

    鈴仙「いや限りなく真っ黒に近い黒だわ」

    魔理沙「心外だなぁ」

    てゐ「(でもこれは……)」

    鈴仙「(使えるかも……)」

    てゐ「そういえば私も人参のペンダント無くなってるけど、そのせいかもねぇ」

    鈴仙「あ、あー、わ、わたしもー、なんか私物がなくなってたようなー」

    永琳「そうなの?」

    てゐ「うんうん」

    鈴仙「うんうんうん」

    魔理沙「? それはおかしな話だな」

    鈴仙「は? なんで?」

    魔理沙「今のは私の嘘だからな」

    てゐ・鈴仙「はぁあああああ!?」

    魔理沙「お、おい、なんだよその驚きようは……今日が何の日か、特にお前が一番よく知ってるだろ?」

    てゐ「うぐ……」

    鈴仙「返す言葉もないというか……」

    輝夜「(あぶな……思わず出て行っててゐ達と同じ事言いかけたわ)」ドキドキ

    永琳「でも、私のマグカップが無くなってるのよね。あながちウソではないのかもしれないわね」

    魔理沙「そうなのか? まぁ、物盗りはよくある話だしな」

    てゐ「わ、私のペンダント無くなったのもほんとだよ。まぁ、無くしただけかもだけど」

    鈴仙「まぁ、物盗りに気を付けないといけないのも確かね」

    永琳「私のマグカップも盗られちゃったのかしらね」

    鈴仙「か、かもしれませんね」

    てゐ「ここは診療所だし、色んな人が出はいりするからねぇ。患者を疑いたくはないけど、そういう目的で来る人もいるかもね」

    魔理沙「なんだか大変そうだな。じゃあ私は帰るぜ」

    てゐ「何しにきたん?」

    魔理沙「キノコの納品だぜ」

    永琳「ちょっと仕入れをお願いしていたのよ」

    鈴仙「キノコにかけては誰にも負けないでしょうしね、あんた」

    てゐ「しかし、譲るとは……それも嘘とか?」

    魔理沙「いや、流石にそれはないぜ……」

    魔理沙「ん? なんだこれ……何かのカケラか?」

    てゐ「!?」

    鈴仙「え、あ!?」

    魔理沙「な、なんだよ……」

    鈴仙「あ、いや、怪我とかしてないかなと」

    魔理沙「別に私は大丈夫だが」

    てゐ「指切ると危ないし、回収回収」ソロー

    魔理沙「まぁ待てよ」サッ

    魔理沙「なんか事件のにおいがするぞ」

    鈴仙「(こんな時だけ何でそんな鋭いのよ!)」

    永琳「ねえ魔理……」

    てゐ「あ、あー! おししょー、次の患者さんがー!」

    永琳「あら? 誰か来たのかしら」

    てゐ「鈴仙、患者用意して!」コソコソ

    鈴仙「んな無茶な!」コソコソ

    魔理沙「何やってんだお前ら?」

    永琳「ねえ魔理沙、そのカケラちょっと見せてもらえない?」

    魔理沙「いいぜ。ほら」

    てゐ「うああああ」

    鈴仙「そ、それは……」

    永琳「これは……」

    てゐ・鈴仙「(オワタ)」

    永琳「ねえ、うどんげ、てゐ、これはどういう事かしら……?」

    てゐ「えっ、えあ、わ、わたしゃ何も知らないよ!」

    鈴仙「ちょ、ここまできてそれ!?」

    てゐ「だってAFだし鈴仙を踏んづけたカップは私じゃないし!」

    鈴仙「もう何言ってるか全くわかんないわよ!」

    永琳「二人とも……」ユラリ

    てゐ・鈴仙「ヒッ」

    永琳「ちょっとこっちに来なさい」ゴゴゴゴ

    てゐ「しっ、仕事しないと……」

    鈴仙「こ、これには色々とワケがあるといいますか、えっとあのあうあう」

    魔理沙「よくわからないけど、何かヤバそうだから退散するぜ」

    てゐ「あー逃げるな!」

    永琳「魔理沙は関係ないでしょ?」ガシッ

    てゐ「ひい」

    永琳「それじゃあ、どうしてくれようかしら」ガシッ

    鈴仙「ぎゃう」

    てゐ「ごごごごご、ごめんって」

    鈴仙「なな何でもしますから赦してください赦してください」

    永琳「…………」ゴゴゴゴ

    永琳「……なーんてね」

    鈴仙「…………ふぇ?」

    永琳「嘘よ、ウソ」

    てゐ「えあ……それはどういう……」

    永琳「今日が何の日かはてゐが一番よく知ってるでしょ? たまには私もと思ったの」

    鈴仙「嘘……ってことは」

    てゐ「これはただのカップ……?」

    永琳「そうよ。贋作。本物はちゃんと棚にしまってあるわ」

    てゐ・鈴仙「な、なんだぁ……」ヘナヘナ

    永琳「エイプリルフールの事もあるし私が仕掛けた事だからとやかく言わないけど、壊した事を隠すのはよくない事ね」

    鈴仙「はい……」

    てゐ「まぁ……」

    永琳「でも、まさか本当に壊すとは思ってなかったわ……期待して置いたとはいえ、その通りになるなんて……複雑ね」

    鈴仙「返す言葉もありません……」

    てゐ「確かに……」

    永琳「でも、贋作と言ってもちゃんと再現できたわけじゃないのよね。ホンモノはこんな感じの……」

    輝夜「(なんだ偽物か……じゃあ、全部えーりんの計画だったのね。よかったよかった。じゃあもう出ていってもいいわね)」

    永琳「あら? 本当にカップがない……」

    てゐ・鈴仙「え」

    輝夜「おほほー! 実はてゐと鈴仙が争ってる所にカップをほうり込んだのは私だったのよ! 驚いた?」

    鈴仙「うわびっくりした! どこから出てくるんですか」

    てゐ「いや、っていうか、カップをほうり込んだって?」

    輝夜「二人がなんか争ってたから、ちょっと仕掛けをしてやろうと思って」

    てゐ「? うちらが割ったの、机の上にあったカップだけど。ねえ?」

    鈴仙「え? うん、争った反動でカップが落ちて踏んづけちゃったんですけど……」

    てゐ「そういえば欠片集めた時、やけに多かったような……」

    輝夜「…………」

    てゐ「…………」

    鈴仙「…………」

    永琳「…………」









    -END-
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