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パカマラ種
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パカマラ種

2015-10-28 10:48
    パカマラ種は、パカスとマラゴジペを掛け合わせて生まれた品種。ちょっとおさらいしておこう。

    【パカス】

    エルサルバドルのサン・ラファエル農園で1949年に見つかったブルボンの突然変異。
    背はそれほど高くならず、横に伸びる枝が豊富で実の付き方が多く、生産性が高い。
    エルサルバドルでは標高500~1200mの地域に適合するとされている。
    名前のパカスというのは、発見されたサン・ラファエル農園のオーナーファミリーの名前である。

    【マラゴジペ】

    ブラジルのバイーア州マラゴジペで1870年に見つかったティピカの突然変異。
    樹高は高く、枝も豊富で葉も実も大きい。黄色く熟すイエローマラゴジペも存在する。

    【パカマラ】

    1958年エルサルバドルのイシック(Instituto Salvadoreño para Investigaciones del Café –ISIC)がパカスとマラゴジペを合わせる研究を始めた。
    パカスの高い生産性に加え、強風、直射日光や渇きといった天候の変化、影響に強いという育てやすさを活かし、マラゴジペの力強い生命力と巨大なチェリー、そして高いカップクオリティを併せ持つ品種を作るのが目的だった。20年以上に及ぶ研究を終え、1980年代初頭にリリースされた。
    標高の高い場所を好む品種で、エルサルバドルでは1200m以上の場所に適するとされる。
    チャラテナンゴ産のものが極上とされ、事実カップオブエクセレンスで上位に入賞するパカマラはその地域のものが多い。

    チャラテナンゴは、ホンジュラスと国境を接する山奥で急斜面、強風もありコーヒーの栽培環境としては過酷である。地域は貧しかった為、援助団体がパカマラの種を農家に配って栽培させた。その時、パカマラが議論の余地の無いくらい驚異のカップクオリティを持つコーヒーであることを受け取った農家はもちろん配った人間すら知らなかった。今となっては高い標高と気候環境がパカマラに適合し、この品種の名産地となっている。

    【エル・インヘルトのパカマラ種】

    現在、パカマラ界の王者といえばグアテマラのエル・インヘルト農園だろう。
    プライベートオークション【レセルバ・デル・コメンダドール】において、看板ロットのパカマラは年を追うごとに落札価格が上がっている。

    15年以上前にオーナーのアルトゥーロ・アギーレがエルサルバドルを旅行した時に、大きく真っ赤な実をたわわに付けたパカマラの木を見てこれはすごいと持ち帰って自分の畑に植えたのがエル・インヘルトのパカマラ種の始まり。

    しかし当時は全く無名の品種。生産するのはいいが、売るのには相当困った。保守的なバイヤーたちは『大粒のコーヒーは大味に決まっている』と見向きもしない時期が続いた。それでも粘り強くプロモーションを続け、徐々に売れるようになっていった。

    そしてこの品種とエル・インヘルト農園の人気を決定づけるイベントが開かれた。そうカップオブエクセレンスである。エル・インヘルトのパカマラ種は、3年連続で1位を獲得し、その人気を不動のものにする。(ちなみにこの3年連続優勝の記録はいまだ破られていない)

    現在は、プライベートオークション【レセルバ・デル・コメンダドール】をメインに販売しているが、COEも出品すれば上位入賞という素晴らしい成績。

    今ではゲイシャ種=エスメラルダ農園のように
    パカマラ種=エル・インヘルト農園
    といっていいくらいである。

    カフェテナンゴの販売するエル・インヘルトのパカマラ種はこちら












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