• 動画解説 第37弾:【MEIKO・KAITO・ミク・リン・レン・ルカ】夜明けの白地図【オリジナル曲】

    2020-05-05 21:49


    つ……ついに解説記事が最新曲まで追いつきました!
    というわけで(今後新曲がうpされるまでの間は)最後の解説をしていきたいと思います。
    (この後に実は1つ動画を投稿していますが、そちらはコメ返し記事で既に解説済みなので……)

    今回はクリプトンオールスターズです。
    CVシリーズ4人が登場する曲は過去にもありましたが、6人フルメンバーというのは初めてです。
    一応めーちゃんがメインという形になっています。



    前作のコンセプトが「ラスボス戦」だったということで、今回はどストレートに「エンディング」です。
    動画説明文にも書きましたが、断じて卒業式の曲ではないです!
    ……と言いたいところなのですが、曲調のみならず歌詞の方向性が、明らかに卒業式の曲と考えても矛盾が無さすぎるんですよね。
    どうしましょうこれ。

    苦難を乗り越え、守るべきものを守り切った仲間たちが、互いに別れを告げそれぞれの道、それぞれの人生に戻っていく。彼らの行く先には何が待ち受けているのだろうか。
    といったシチュエーションを念頭に置いて作られた曲です。
    ビター成分を極力抑えたまろやかな大団円でありながら、それでいてほんのりと漂う切なさ風味。そんな味わいを感じ取っていただければ幸いです。



    というわけで、締めくくりにシリーズ最後の歌詞紹介です。

    【夜明けの白地図 歌詞】

    古い星が眠りにつき いま新しい日が昇り
    歩き始めた僕たちの 足取り幼くとも
    残したものを忘れずに それでも前を向き進む時
    見たことすらない景色が 僕らを待ち受ける

    道標も無く 手に一枚の白い地図
    自らの手で書き込もう 未来へ続く道

    見渡す限りに広がる 無数の道を
    それぞれ踏み出す先は 少しずつ違っても
    必ずいつかどこかで 交わるだろう
    その時が来るまで 止まらず歩いてゆこう

    夜空は徐々に色を変え 朝焼けが大地を照らし
    流れ続けゆく歴史に 小さく跡を立てる
    今はかすかなゆらめきも いずれ大きな波となり
    この世に生まれた証が どこかに刻まれる

    いかなる印を どこに記してゆくのかを
    自らの手で選び取る 僕らの生きる道

    見えぬところにも広がる 道なき道も
    それを望みさえすれば 踏み越えられるだろう
    正しい道がどれかは 誰も知らない
    答えが出る日まで 自ら問い続けよう

    心の羽 広げよう さあ進もう いざこの先へ



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  • 動画解説 第36弾:【Sachiko】星幽の審判者【オリジナル曲】

    2020-05-02 22:47


    1日空いてしまいましたが、今日も動画解説やって行きます!
    ついに皆さんお馴染み?のSachikoさん登場です。



    前作のコンセプトが「ラストダンジョンのBGM」……もうおわかりですね。もちろん今回のコンセプトは「ラスボス戦」です。
    Sachikoさんが発売された当初から、いつか必ずラスボスの歌うラスボス曲を作りたいと思っていました。
    ようやくその夢が叶いました。
    Sachikoさん、最初は扱いが難しいのではないかと危惧していたのですが、音域が(女声ボカロとしては)めちゃくちゃ低いことさえ意識しておけば、そこまで他ボカロと扱いが異なるというわけではなさそうです。

    間奏に、OP曲をはじめとするシリーズ内の曲の要素を持ってきたりして、いかにも今までの積み重ねから最後を迎える、的な雰囲気を醸し出そうとしてみました。
    コーラスも、これまたOP曲の歌唱を担当していたゆかりさんに務めてもらいました。

    この曲の中で歌われるラスボスさんですが、いわゆる悪の権化とかそういうタイプではなく、どちらかというと「悪を徹底して滅ぼすだけの存在(ただし悪判定の閾値が低すぎる)」的なやつです。悪を滅ぼす⇒全部悪なので全部滅ぼす、みたいな。
    物語的には割とお馴染みのモチーフですね。



    最後にいつもの歌詞紹介です。

    【星幽の審判者 歌詞】

    星司る者の名に 永久の安寧を誓う
    理の外の 力を振るい 一かけらの罪さえ 消し去るのみ 慈悲も持たず

    黒き旗持つものすべて 残らず刈り尽くす
    永遠に終わること無き ただ一つの務め
    心などとうに捨て去り 法の僕として
    厳かに執り行う いま裁きの時迎える

    宙に揺蕩うものを手に 大地遍く清める
    異なる世界の 力を宿し わずかな穢れさえ 清めるのみ 赦しも無く

    闇に与するものすべて 漏らさず焼き尽くす
    時の果てまで繰り返す 何も変わらぬまま
    もしもすべてが闇に堕ち 救い断たれたなら
    そのすべてを消し去り 世に真の平和を齎す


  • 動画解説 第35弾:【初音ミク12周年】静謐の匣【オリジナル曲】

    2020-04-30 23:03


    ようやく投稿から1年以内のところまで追いつきました!
    というわけで今日も紹介していきたいと思います。

    実のところこの曲、最初は誰に歌わせるか決まってませんでした。
    で、実際に所持ボカロ11名(当時)に歌わせてみたところ「この曲はどう考えてもミクさん一択やろ」という結論になり、歌って頂くことになりました。
    そして、この後に出来上がった2曲も含めてCDに収録し、夏コミで無事頒布したのも束の間、目の前にミク誕が迫っていたため、せっかくだからということで12周年合わせで動画も作成してうpするに至ったわけです。



    前作のコンセプトは「中ボス戦闘BGM」でしたが、今回はいよいよ大詰め間近「ラストダンジョンのBGM」です。
    いやまあダンジョンというか厳密には塔なんですけど。
    ついでに言うとオープニングに出てきたあの塔と同一の存在という設定もあったり。
    様々な危険物を無力化して封じ込めておくための施設にして装置、といった用途の代物です。

    基本的にファンタジー寄りな世界観の中で、古代の超文明に由来するテクノロジーによって作られた「遺物にして異物」という存在を表現するために、電子音を多用しつつ曲調自体は他の曲とあまりかけ離れさせない感じにしています。
    そうしたら、なんかいろいろな意味で完全にミクさんのための曲みたいになってしまいました。意図は全くしてなかったはずなんですけどね。



    そんなわけで恒例の歌詞紹介です。

    【静謐の匣 歌詞】

    すべての叡智を 重ねて築いた
    災いの種 封じる匣は 空を衝く標

    見えざるものに 怯え怖れる
    人の子の心を 絵に描いたかのごとく

    そびえ立つ 石の壁 静謐に 佇む奥で
    時の果て 眠りつく まつろわぬ 力持つモノたち

    幾多もの技を 注ぎ込み併せた
    まじないの声 捕える檻は 物言わぬ碑石

    知らざるものを 隔て斥ける
    人の世の常を 映し出すかのように

    そそり立つ 岩肌に 護られた 巡る階
    虚無の果て 沈みゆく 忘れられた妖しき夢

    そこに在る それだけで 万象を鎮め続けゆく
    いつの日か とこしえの 平穏が世界を包むまで