秋葉原と言えばガジェット通信編集部のある街ですが、何気に編集部の周辺にも古い街並みが残っている部分があります。
この『赤津加』も“大衆割烹”と書かれていて、かなり歴史の古そうな店構えです。
というわけで、筆者(YELLOW)的には前から気になっていたのですが、どうも入りにくい雰囲気というか、ぶっちゃけ高いんじゃないのか?みたいなビビリが入り、この日までスルーしていました。
恐らく秋葉原でも2番目に入りにくいオーラを漂わせる店でして、流石の筆者も躊躇してしまうのは否めません(1位は断トツ『いし橋』で確定!)。
しかし!
平日の昼間に店の前を通ってみると、外にランチメニューが出ていました。
「ほほう……これなら勝つる!」
ランチであれば筆者の財布でもどうにかこうにか、なってしまう可能性があるかも知れない予感で御座います。
昭和29年創業『赤津加』
店の周辺をメイドさんたちに包囲され、完全に封鎖されている感のある『赤津加』ですが、平日はランチ営業もやっている事を知った筆者は、とりあえず潜入してみました。
すると、どうでしょう?
完全に鎖国している感のある『赤津加』ですが、中には意外とお客さんが入っている感じです。しかも、ほとんどが古くからの常連さんたちのようですね。
言うまでもなく今の秋葉原は“ランチ激戦区”なのですが、ちゃんとお客さんの心を掴んでいる老舗居酒屋って事でしょうか?
歴史を感じる『赤津加』の店内
あの『吉田類の酒場放浪記』にも出ているだけの名店でして、その趣ある外観や内装は文化遺産として保存するべき案件ですね。
古くから営業している店もほとんどの店が改装してしまう昨今、この激シブな内装を維持している『赤津加』はリスペクトです。
これは機会を改めて飲みに訪れるべきですね。ランチだけで『赤津加』を語るのはナンセンスかと存じます。
『特製ハヤシライス』を食す!
個人的には『若鶏竜田揚げ定食』(800円)も気になるのですが、やはり歴史ある店ですので、ここは『特製ハヤシライス』(800円)が正解です。
結果、こんな感じの美味しそうな『特製ハヤシライス』が運ばれて来ました。
これはキテるんじゃないでしょうか?
あえて居酒屋でハヤシライスを選ぶ理由とは?
まず『赤津加』は居酒屋さんなのに、あえて洋食メニューであるハヤシライスを推して来るところに注目すべきですね。
このような場合、料理人の自信作である確率が高いので、必ずチェックすべきなのです。
言うまでもなく『特製ハヤシライス』は、ほぼほぼランチ限定メニューなので、わざわざ特別に仕込みもしているという事でして、かなり気合いが入っている事は間違いありません。
器も和風で『赤津加』らしさがあり、ハイカラかつ雅な雰囲気ですね。
味の方もトマトの酸味、タマネギなどの香味野菜の美味しさが溶け込んでいて、非常に味わい深い『特製ハヤシライス』になっています。
サラダと味噌汁も美味い!
日本生まれのハヤシライスには味噌汁が正解かと存じます。
サラダも鮮度が良く、さすがの『赤津加』って感じでしょうか?
っていうか、何気に手作りの『特製ハヤシライス』と、これらがセットで800円は安いと思います。ご馳走様でした!
『特製ハヤシライス』 総評
ハヤシライスとしての美味しさは勿論ですが、店の雰囲気もコミコミで考えて『特製ハヤシライス』の800円は魅力的ですね。
強いて言うなら、ランチは平日にしかやっていない様なので、なかなか利用する機会に恵まれない事でしょうか?
それでは、是非みなさんも『赤津加』の美味しい『特製ハヤシライス』を食べてみて下さい。
『赤津加』
住所:東京都千代田区外神田1-10-2
営業時間 11:30~13:30 17:00~22:30
定休日:日曜祝日(土曜日は隔週休み)
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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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