秋葉原の美味しい店を紹介しまくるガジェット通信の“秋葉原制覇”ですが、まだまだ秋葉原を紹介しきれていない予感で御座います。
「旨い飯を欲するなら、まずは昭和通りを渡れ!」
筆者(YELLOW)が何度も言っているにも関わらず、未だに昭和通りを渡った事がない輩が居る事とか、なんなんでしょうか? また、そういう奴に限って『Twitter』で「秋葉原ってカレーとラーメンしかない」と愚痴るのが定石です。まさに情報弱者の鏡と呼べる愚行ですので、今すぐ行動を改めて欲しいですね。
ぶっちゃけ秋葉原の中心部は良心的な店も僅かに存在しますが、観光客をカモる為に大資本の企業が送り込んだ店が多い事を忘れてはなりません。
逆に昭和通りを渡った方面は“働く人達の為の定食屋さん”的な店が多く残っているので、安くて美味しい店が沢山あるのです。
美味研鑽『TETSU』
最近は居酒屋さんもランチ営業をやっている店が多くあります。
特に近隣にオフィスの多い昭和通りの向こう側は、ほとんどの店がランチ営業をやっているのでチェックしてみて下さい。
従来の定食屋に居酒屋が参戦して来ているので、ランチタイムの熾烈な争いは店同士の競争を促し、結果としてランチのレベルは非常に高いゾーンになっているのです。
というわけで、今回は『TETSU』のランチを頂く事にしてみましょう。
個人的には『特大穴子塩天丼』がグラフィック的にも盛り上がりそうな予感がしますね。
『極上本マグロカマトロたたき丼』を食す!
地下に降りて店内に入ると意外とお客さんが入っていて、早くも“当たり”な予感にガッツポーズな筆者で御座います。
するとどうでしょう?
「今日は本マグロがオススメです!」
みたいなアドバイスが大将からあったので、ココは素直にメニューチェンジしてみました。
表のランチメニューを見て「魚系なら間違いない!」と思っていたので、メニューを変える事に抵抗はありませんでした。
結果、写真の通りで御座います。
まず『特大穴子塩天丼』の1000円から『極上本マグロカマトロたたき丼』(1300円)にグレードアップした事で、若干予算オーバーな可能性は否めませんが、やはり“本マグロ”もたまには食べておかないとですよね。
貴方は本物の“ネギトロ”を食べていますか?
一般的に“ネギトロ”と呼ばれている奴は、色々な部位の“剥き身”(骨の周りに残った身の部分)を使っています。
確かにトロな部分も混ざっている事があるので、それはそれで詐欺ではありませんが、スーパーなどで安く売られているネギトロの中には“脂”を添加しているニセモノがある事は覚えておきましょう。
それがマグロの脂ならまだ良いのですがコストカットの為の増量なので、まずマグロの脂は使ってないと考えるのが賢明です。
ここら辺は偽装食品の闇の部分ですので、気になる人は調べてみて下さい。
そして!
この『TETSU』の“カマトロ”は本マグロ様のカマの部分のみを使ったネギトロ的な何かになります。
筆者もたまに市場でマグロのカマ(エラ周辺の部位)を買って来て自分で作りますが、このカマで作るネギトロこそ本物の美味しさで御座います。
カマの部分は包丁が入れにくいので、そこそこ身が残ったまま安く売られているのですが、その身をスプーンでかき集めると良い感じです。
無論、安いと言っても本マグロのカマとなると、ちょいちょい値段もするので1300円は適正価格、むしろ手間を考えたら安いと思いますね。
本マグロの上質な脂がキテる!
自分でネギトロを作ると分かるのですが、マグロの脂は低い温度で溶け出します。これが“大トロ”の美味しさの秘密なわけですが、それと同等の美味しさが味わえるのが“カマトロ”の部分なのです。
なので昔は寿司屋や居酒屋の“賄い料理”として食べられていましたが、ネギトロが流行ってからは表メニューにも載るようになりました。
ゆえにマグロのカマも値段が付くようになり少々お高くなったわけですが、まだまだ“お得感”はあると思います。
ぶっちゃけボリューム重視な記事ばかり書いていますが、この『TETSU』の『極上本マグロカマトロたたき丼』は紹介せざるを得ない一品ですね。
『極上本マグロカマトロたたき丼』 総評
中途半端な海鮮丼を食べてガッカリするくらいなら、潔く1300円払って美味しい『極上本マグロカマトロたたき丼』を食べるのが正解と思った筆者です。
もっともマグロ一匹から2本しかカマは取れないので、滅多に出るメニューではないと思われますが、もしも見かけたら必食と思って間違いありませんね。
ちなみに他のランチメニューも美味しそうだったので、魚系を欲した時は『TETSU』に行ってみるのが良いと思います。
それでは、是非みなさんも横着をせずに昭和通りを渡って、美味しい『TETSU』のランチを試してみて下さい。
美味研鑽『TETSU』
住所:東京都千代田区神田和泉町1-2-22 中尾ビル B1F
営業時間 17:00~23:00(ランチは平日11:30~14:00)
定休日:日曜祝日
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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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