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ピリリと辛い「唐麺焼」から「ワニ料理」まで!  広島・三次“大人の”食いだおれ旅
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ピリリと辛い「唐麺焼」から「ワニ料理」まで!  広島・三次“大人の”食いだおれ旅

2016-12-13 19:00
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    筆者は先日家族と広島に行って来ました。初広島だったので、市内でガッツリ遊ぶか、呉まで足を伸ばすか……と迷ったのですが、「三次市(みよしし)」をチョイス。基本的に飲んで食べての食いだおれ旅だったのですが、他では味わえないグルメ満載でしたので、ご紹介したいと思います。

    【広島県・三次市とは?】
    広島県北部に位置し、広島県北部の中心都市。広島市内からは電車・車で約1時間半。大阪市内からは車で4時間弱ほど。市の花が桜、市の木がモミジ、と一年中美しい自然を楽しめる街なのです。

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    三次は霧の街とも言われていて、江の川・西城川・馬洗川の3本の川に囲まれた三次盆地には、秋から早春にかけて早朝から霧が立ちこめ、「霧の海」を見ることができます。この日ははあいにくの天候の為、見る事が出来なかったのですが、車で走っていると山の間から霧がふわふわたちこめ、とても幻想的でした。「霧の海」については、三次市観光サイトに詳しいので、訪れる前にはチェックしてみてくださいね。
    https://miyoshi-kankou.jp/?p=291 [リンク]

    「三次ワイナリー」で美しき日本ワインを味わう

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    また、三次で必ず行って欲しいのが「三次ワイナリー」。こちらでは、三次で作られた日本ワインを購入するだけで無く、自由に試飲したり、製造工程の一部を見る事が出来ます。

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    樽から自分でカップに注いで試飲するので吞ん兵衛には夢の様な空間。

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    ぶどうジュースも用意されているのでお子さんにも嬉しい。筆者もいただきましたが、甘くて濃くてとっても美味しいジュースです。

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    有料の試飲スペースでは、「ジャパン・ワイン・チャレンジ」や「ジャパン・ワイン・コンクール」での受賞歴を持つ絶品ワインを100円、200円で味わう事が出来ます。江の川・西城川・馬洗川による、美しい水の循環によって生み出される豊かな自然が育てた「TOMOEワイン」。ボトルのデザインもとってもオシャレなのでプレゼントにも良いですよ。

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    併設されているカフェではワインや(まだ飲むのかよ!)、カフェの一番人気だというぶどうのソフトクリームで一休み。試飲やカフェで気になるワインを味見してから、お土産に買っていきましょう。

    ピリ辛の麺&ソースがやみつきのウマさ! 三次のご当地グルメ「唐麺焼」

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    広島と言えば、お好み焼き! 筆者も焼きそばが入ったお好み焼き大好きで、東京でも時々いただきますが、三次のご当地グルメは「唐麺焼」。三次市が本社で広島ではおなじみの「カープソース」の一般販売されていない「カープソース辛口」と、三次市で古くから創業されている江草製麺の「唐麺」を組み合わせた辛党にはたまらない一品です。

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    中の麺が赤いのが分かりますか? この麺が辛くてパリパリで美味しいんです。具材はシンプルにたっぷりのキャベツと豚肉。ソースもピリ辛で食が進む、進む! 

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    お供は広島産のレモンを使ったハイボール。お隣はこれまたレモンフレーバーのノンアルコールビール。

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    また、お好み焼きに相性ピッタリの「お好み焼きに一途な発泡清酒 TEPPAN」なんて商品も。もちろん頼みました! アツアツ鉄板メニューにたまらない炭酸の心地良さに、ほんのり甘い日本酒の香りがソース&麺の辛さを和らげてくれます。

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    筆者は「たむ商店」というお店にお邪魔しましたが、「唐麺焼」を取り扱っているお店は三次市内にたくさんあるので探してみてくださいね。

    広島のごちそうは牡蠣だけじゃない! ワニに蟹に和牛に舌鼓

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    夕食は「むらたけ総本店」という日本料理店で、お酒と一緒に(まだ飲む)広島のうまいものを少しずつ色々食べました。広島と言えば牡蠣のイメージがどうしても強いのですが、山陰の名物「松葉蟹」も味わえます。この日は、半分をお刺身で、半分を蒸していただきました。

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    高級品の蟹ですが、さすが産地が近いという事もあって、お刺身に蒸し蟹にとたっぷりな量で2,000円以下でした。都内の有名店では倍ほどの値段がしますし、要予約だったりするのが手軽な価格で味わえる。これこそが旅行の醍醐味ですね。

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    ちなみに広島は酒どころでもあります。蟹みそを三次の日本酒「美和桜」でチビチビ。

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    そして、三次でしか味わえない味覚が「ワニ料理」。ワニと言っても、あのワニでは無く、ここでは「サメ」の意味。

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    いけすにはサメが泳いでいて、お刺身はとっても新鮮。サメをお刺身で食べるのは三次と宮崎県の一部だそうで、かなり貴重。気になるお味はというと、箸で持つととろんとしていて、淡白な様でいて脂も感じる、ねっとりとした独特な食感。

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    筋にクセがあるので、心配なら火を通したメニューがオススメとのこと。

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    隠れた名物「広島和牛」は大胆なくわ焼きで。もうこのヴィジュアルを見たら分かると思いますが、最高に美味。和牛といっても脂がそこまでたっぷりじゃないので女性もペロリといけちゃいます。海の幸、山の幸たっぷりいただき、ごちそうさまでした!

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    お宿は三次市内にいくつかありますが、温泉付きのホテルがとれなかった場合、「君田温泉 森の泉」の日帰り温泉がオススメ。大人600円で露天風呂まで入れるので、食べ過ぎ(筆者の場合は飲み過ぎ)の体を癒しましょう。

    朝は店主のこだわりコーヒーで目覚める

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    三次の朝はぜひ「珈琲屋スプレモ」で。9時からオープンしているので、モーニングも食べられます。

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    価格より品質、安全・健康の考えで「ココロも体も元気になる良いコーヒー」をモットーにしているという事で、お店で豆を選別しているシーンが見られたりとコーヒーへの並々ならぬこだわりを感じます。

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    タイミングがあえばコーヒーを淹れている姿をマスターの説明つきで聞く事が出来ます。これがとっても面白くて、説明を聞いた後ではコーヒーがまたグンと美味しく感じるのです。

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    マスターの奥様手作りのケーキも絶品。この奥様がコーヒーのサーブ時に「最初はブラックで、途中で砂糖を入れると味が変わります」などど丁寧に教えてくださるのでコーヒー初心者も安心。

    広島県民は牡蠣を生では食べない?!

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    三次で食べまくり、新幹線で東京に戻る最後のランチには、焼き牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣めし、牡蠣のお吸い物という牡蠣フルセットをいただきました。「休日なのでビールと生牡蠣でも……じゅるり」と思い、店員さんに尋ねたのですが「蒸しか焼きしか無いんです」とのこと。それで少しお話を聞いてみると、もちろん店員さんの個人的な意見なのですが「焼いたり蒸した方が美味しいから・生で食べてあたったら恐いから」というのが主な理由。牡蠣が名産の広島で生食しないんだ! とちょっとビックリ。生牡蠣をガンガン食べる「オイスターバー」というのは欧米の習慣なんですね。もちろん、どの牡蠣メニューも美味しかったですよ。

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    そして、筆者がお酒のつまみとして個人的にヒットだったのが「広島菜の漬け物」。シャキシャキとした歯触りでクセが無いのに旨味がバッチリ。この広島菜、スーパーマーケットでも当り前の様に売られていて、お漬け物になった商品もたくさん見られました。自分の家のお土産にも。

    広島・三次“大人の”食いだおれ旅いかがだったでしょうか? こうして自分でまとめてみると本当に食べ過ぎ・飲み過ぎ感がありますが、とーっても美味しかったです! 冒頭にも書きました「霧の海」が見れるのは秋から新春にかけてなので、年末の旅行や新年一発目の旅行に広島県・三次を候補にしてみてはいかがでしょうか?

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