2月11日(土)より、4週連続で土曜日に開催されている『プリティーリズム・レインボーライブ』オールナイト一挙上映。2月18日(土)には2週目の上映が開催されました。2週目は、14話から26話までの第2クール目が上映され、1クール目よりも濃く、エーデルローズ側のキャラクターが描かれていきました。筆者自身は何度か観ていたものの、終盤の展開に気を取られていて「2クール目で何が起きていたっけ」と思い出せなかったのですが、「こんな素敵な話を覚えていなかったなんて!」と反省いたしました。深夜のテンションということもあるのか、映画館を出た時にどんな顔をしていたのかわからないぐらいほぼ毎話泣いてました。これがプリズムの煌めきなのか……。
怒涛の展開! 涙の2週目
今回は総集編“風”の14話からスタート。こういう作品だと丸々1話総集編ということが普通だと思われますが『プリティーリズム』シリーズは違います。Aパートでサラッとおさらいした後、Bパートでは物語の根幹に関わる話を平気で持ってきます。「あーはいはい、そんな話だったよね」という平常心から急展開が訪れるので心が揺さぶられまくり。続く15話からはエーデルローズのおとは、わかな、べるの内面が描かれていきます。キャラクターの内面を描く過程で回想シーンが展開され、ストーリーを進めつつ3人の出会いが毎話少しずつ描かれていくのが、パズルのピースが埋まっていくような心地よさもあり、構成のうまさに唸りつつ、泣かされました。
3人それぞれの家庭環境や、抱えている心の壁を乗り越えて繰り出されるプリズムライブは、単なる映像美を越えたエンターテインメントショーとして心に刻まれました。このあたりから複雑になってくる人間関係は、バルト9の大画面で観るとより一層ドラマ性が増しますね。特にべるの苦悩や挫折は、1クール目では絶対的な女王として描かれていただけに印象深い。大切な“愛”に気づき、覚醒したべるは、トリオ大会でいい笑顔を見せてくれました。そして、ハッピーレインの『どしゃぶりHAPPY!』で暗雲を一気に吹き飛ばし、ここまでの鬱々とした感じを解消してくれたようなスッキリした気持ちで2クール目を終えたような気がします。あん・わかな、いと・コウジなどの関係性も一気に進展する、怒涛の展開でした。
『キンプリ』組にとっては「PRIDE」のストーリーが本格的に登場してきたところでテンションも上がったと思います。いとの家族として、涼野ユウ(ゼウス)もチラっと登場しましたね。ただ、それ以上に盛り上がるのは、やはり“赤い糸、夏の恋”でしょう。みなさん、わかりましたか。赤い糸の意味が。リアルタイム組から観ると『キンプリ』のプリズムショーで度肝を抜かれたこの技が、『キンプリ』から『レインボーライブ』を観た方は逆の意味で驚いた事だと思います。本当に罪深いジャンプだ……。
大画面で感じる“プリズムの煌めき”
劇場ならではという話では、わかなの父親・正が登場した瞬間に漏れ聞こえる笑いが印象的でした。気持ちはわかるけど! 笑ったけど! あとはオープニング、エンディングも毎度盛り上がりますね。今回は特に『EZ DO DANCE』と『§Rainbow』という組み合わせだったので、先週以上に声援が聞こえたような感覚。『§Rainbow』では、声優とキャラクター名のどちらでコールを入れるかで最後まで統一されなかったところが面白かったです。どっちも好きなんだからしょうがないよなあ。そして個人的には、途中でキンブレの電池が切れて振れなくなったので土曜日までには整備しておきたいところ。深夜の映画館で単4電池は手に入らないので、みなさんもお気をつけくださいませ。
25日(土)の上映会では、ついに3クール目に突入。これまで鳴りを潜めていた天羽ジュネがついに、いや、でもそれだけじゃないぞ、という見所がたっぷり詰まった3クール目です。久しぶりに『プリティーリズム』を楽しみにして土曜日を待つという毎日が、とても煌めいているのは記者だけではないはず。
さあ、お気づきの方もおられるかと思いますが、だんだんなる店長の存在感が薄まってきました。果たして、3クール目では主人公の面目を保てるのか!? がんばれ、なるちゃん!
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