日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室から著作権使用料の徴収を行う方針であることを受けて、ヤマハ音楽振興会・河合楽器製作所・開進堂楽器・島村楽器・全日本ピアノ指導者協会・宮地商会・山野楽器が発起人となり『音楽教育を守る会』を結成。現在までに約300の会員法人を集めています。
その『音楽教育を守る会』による文化庁長官に対してJASRACへの使用料規程案取り下げの指導を求める署名が『change.org』で開始されています。
同団体は「音楽教育の現場から演奏著作権料が徴収されるようになれば、レッスンで使用する楽曲の選択に影響が生じる」として、音楽愛好家や演奏人口の減少に繋がるおそれがあり、次世代音楽家の輩出に影響を及ぼし、日本の音楽文化の発展を阻害すると主張。今回の署名活動は、文化庁長官に対して請願をするためのものとしています。
賛同者からは、「音楽業界の収益減少をリスナーや音楽教育に転嫁するのはおかしい」という意見や、「音楽学校は除外して音楽教室の大手だけを狙い撃ちというのもやり方がフェアではない」というJASRACの姿勢に対する批判が寄せられています。
このほか、『change.org』ではJASRAC理事長宛に著作権料徴収方針の撤回を求める署名も実施中。こちらは既に3万人近くの賛同者を集めています。『音楽教育を守る会』の署名がどこまで支持されるのかにも注目が集まります。
キャンペーン・文化庁長官にJASRACへの行政指導を請願 音楽教育の現場からの演奏著作権料徴収に反対(Change.org)
https://www.change.org/p/%E6%96%87%E5%8C%96%E5%BA%81%E9%95%B7%E5%AE%98%E3%81%ABjasrac%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%94%BF%E6%8C%87%E5%B0%8E%E3%82%92%E8%AB%8B%E9%A1%98-%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%BC%94%E5%A5%8F%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E6%96%99%E5%BE%B4%E5%8F%8E%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE [リンク]
音楽教育を守る会
http://www.music-growth.org/ [リンク]
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