同人活動をする時、どこまで周囲に明かすのかは悩ましい問題。ましてやそれが会社となると余計に難しいという事例が『Twitter』で報告されています。
音楽ゲーム・ゲーム音楽総合評論同人誌を発行しているという『Twitter』ユーザーが、ある会社での面接で「趣味」として同人活動を挙げた時の模様をツイート。
面接を途中で切った。
趣味で同人誌を作っている事を話すと
『会社にとって不利益にならないものであることを事前に確認させてもらってからやってもらう』
と言われた。
個人の表現活動を会社が縛る発想がさらりと出るって凄いな。
もはや、面白いわ。— 町田メガネ@そろそろモテるかな (@machidamegane) 2017年4月13日
面接を途中で切った。
趣味で同人誌を作っている事を話すと
『会社にとって不利益にならないものであることを事前に確認させてもらってからやってもらう』
と言われた。
個人の表現活動を会社が縛る発想がさらりと出るって凄いな。
もはや、面白いわ。
これに対しては、「趣味にあれこれ言われる筋合いはない」といった賛成派や兼業作家やブロガーが内容を逐一確認されていたという事例があっただけでなく、「炎上が企業に行く場合もあるから仕方ない」といった企業側を擁護する立場が入り混じり、さまざまな議論が展開されていました。
ツイート主に賛成する側からは、以下のような声が。
・人の趣味まで縛り付けるのか
・趣味を維持するために働くという人には社風が相容れない
・プライベートを管理するのはどうか
・心情的にはわかるが縛る権利はない
・会社の不利益かどうかは誓約書とか就業規則で十分
一方で、会社側のリスクを挙げる意見も多く寄せられています。
・税金の問題や著作権法に触れることを警戒しているのでは
・炎上案件が所属企業に及ぶこともある
・社員個人の動きに対して敏感になった企業が増えた
・会社の機密情報が漏れる可能性がある
・自社事業と競合関係になるような同人活動は困る
また、この会社が「過去に痛い目にあったことがあるのでは」と推測する意見も複数寄せられており、「お仕事小説で内情が明かされることもあるから警戒する気持ちは分かる」といった人事側の立場で考える人もいました。
どちらの意見にしてももっともな理由があるだけに問題の難しさが浮き彫りになった今回の事例。「素直に同人活動をしていると伝えない方がいい」といった声も多数あった一方、「自分なら採用する」といった声もあるので、面接者や会社でも対応が異なるのが現状のようです。いずれにしても、特に二次創作をしている人や普段の会社の日常をマンガにするなどの同人活動をしている人にとっては悩ましい問題といえそうです。
※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/machidamegane/status/852338445741576192 [リンク]
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