忙しい朝、トイレにこもる時間がなくて気がつけば便秘に……。誰にでもよくあることですが、実は便秘が続くと腸内環境が悪くなり、さまざまな生活習慣病リスクが高まってしまうのです。今回は、日本ケロッグが腸の専門家、小林メディカルクリニック東京の理事長・院長である小林暁子先生に伺ったお話を参考にしながら、“朝スッキリ”を実現する方法をお伝えします。
小林先生によると「腸内には100種類以上、100兆個を超える腸内細菌」が存在するそう。腸内細菌には“善玉菌”“悪玉菌”“日和見菌”があり、良い腸内環境とは善玉菌が高い機能を保てるバランスでそれぞれが存在できる状態です。
腸内環境が良いと、必要な栄養素がきちんと体に取り込まれ、老廃物はスムーズに体内へ――しかし、便秘が続くと悪玉菌が増加します。悪玉菌は、有害物質や腐敗ガスを腸内に出し、やがては血管を通して全身に悪影響を与えるのです。この結果、脳血管障害、心筋梗塞、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの生活習慣病リスクを高め、さらには大腸がんリスクも上昇。まったく「便秘ごとき」とあなどることはできません。
では、良い腸内環境を保つにはどうすればいいのでしょうか? 現代日本人の食事は、精白した穀物を摂取する傾向が高く、野菜の消費量が減少。昔と比べて、食物繊維の摂取量が大幅に少なくなっています。小林先生によると「栄養バランスが良く、善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富な食事を摂る」ことが大切とのこと。食物繊維が腸のぜん動運動を盛んにして便通を促すのです。
とはいえ、一時的に食物繊維を摂取するだけでは根本的な解決にはなりません。継続的に、食物繊維を意識したバランスよい食事をする必要があります。食物繊維が多く含まれる食品は、ごぼうなどの根菜、イモ類や豆類、玄米など精白していない穀類ですが、なかでも小麦ふすま(ブラン)は食物繊維が豊富です。たとえば、朝食にブランを多く含むシリアルを取り入れるのは手軽な方法です。
たとえば、ケロッグ『オールブラン ブランフレーク・プレーン』は、一食60gで一日に必要な食物繊維の30%以上が摂れる高食物繊維食品。おなかの調子を整える食品として消費者庁より特定保健用食品としての許可を受けてもいます。効果を感じられるまで、まずは2週間続けることがポイント。さらには、規則正しい生活、適度な運動も心がけるとさらなる効果が期待できそうです!
ケロッグ『オールブラン』
http://www.allbran.jp/
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