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10月26日に発売した『Windows8』。新しいOSを積んだ最新PCやタブレットが続々と各メーカーから発表される中、どれを買えばいいのか悩んでしまう。

今回はそんな人のために11月22日に発売になったばかりの『ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J』(ARROWS Tab)以下をレビューしてみようと思う。

このPCの特徴はなんと言ってもタブレットとPCのイイトコ取りをしたところだ。どんな場所でも、どんな用途でもつかいやすいように各種機能が搭載されている。まずは外観を見てみよう。

前方

背面

薄さ100円5枚分相当

大きさは横264.4×縦169.4×厚さ9.9mm、重さは約574gとなっている。スリムなボディ(100円玉5枚相当)に10.1型ディスプレイ搭載で、持っていてもストレスの無い丁度いい大きさだ。片手で持っていてもあまり疲れはこない。

カックイイ

そしてなんといっても裏面が超絶カッコイイ。黒を基調としたデザインで、何よりも“ARROWS TAB”と控えめにそしてシブく刻印された文字が高級感を生み出している。

スーツ映えする

そのせいか服装もスーツに映えやすい。プレゼンや、オフィス、電車等で使っても全く違和感無い。どちらかというと、フォーマルな魅力が引き立つデザインと言えそうだ。

pc061477webカメラについては表面に200万画素、裏面に800万画素のものが、計2個搭載されている。スリムボディゆえ、小回りが効くのだがフルHDで撮影ができ、とても扱いやすく感じた。

USB SD

左側面にはUSBポートとmicroSDカードスロットが搭載されている。他機器とのデータのやりとりは2箇所、そして無線LAN/Wi-fiに限定される。有線LANポートも非搭載だ。個人的にはSDカードスロットも搭載してほしかったが、そこは、このサイズなのであまりぜいたくは言えない。

●嬉しい防滴防塵(ぼうじん)機能搭載
お茶こぼしました
かなり使い勝手がよいので、お子様からお年寄りまで誰でも簡単に扱うことができるだろう。しかし、誰でも扱えるということは想定外のハプニングを呼ぶ事もある。よくあるのが飲み物をこぼしてしまうことだ。通常のノートPCやタブレットだと、こぼした時点で顔面真っ青でサポートに電話する事になるが、『ARROWS Tab』ではその辺りも考えてか、嬉しい防滴、防塵(ぼうじん)機能も搭載してある。

ただし、防滴機能といっても完全防水ではない。強い水流に当てたり、お風呂に沈められるほどの防水仕様ではないのでその点は注意したい。台所でレシピを調べてみたり、お風呂に沈めない程度で使用したり、プールサイドでの使用であれば問題が無いと思われる。釣りやレジャーに持っていけば思い出作りやとっさの調べ物に大活躍するだろう。しかし、しっかりとUSBポートやカードスロットのキャップを閉じておかないと意味がないので気をつけておきたいところだ。

●文句無しのタッチディスプレイにバッテリー持続時間
タブレット機器に重要なのがストレス無く扱える所が最大のポイントだろう。縦や横、向きを変えると即座に対応する自動回転。それに加え特殊表面処理“スーパーグライドコーティング”が施してある。Windwos8の軽量化と相まって、非常に滑らかに、かつスムーズにタッチ操作を“ヌルヌル”行うことができる。操作面では本当に文句のつけようがない。バッテリー持続時間も動画連続再生時10.5時間と明記されているが、ブラウジングや音楽再生等、筆者が普段使っているペースで使用したところ、まる一日使ってもバッテリーはまだ20%程度残っていたのには驚いた。

●丸3日使ったからこそ分かるメリットとデメリット
色々なシチュエーションで使え、時にはタブレット、そして時にはノートPCに変身する『ARROWS Tab』。キーボードレスなので、BluetoothやUSBのキーボードなどと組み合わせることによって、何の不自由もなく使うことができる。
防滴防塵(ぼうじん)機能のおかげもあり、持ち出し機器としても気兼ねなく扱えるのも安心感が高い。

ひとつだけ不満を述べるのであれば、筆者の体験した環境ではフリーズする頻度が見られた点。ただし、フリーズと言っても“ブルースクリーン”のような申告な事態に陥るのではなく、アプリが5秒ほど応答しなくなるタイプのものだった。クラウドなどのバックアップ環境と合わせながら、賢く活用することをオススメしたい。

総評としてコアなユーザー向けだけではなく、タブレットへの親しみが薄いユーザーやWindowsユーザーのための新たなタブレットにも最適な機器と言えるだろう。総合的に今流行りの『iPad』より抜きん出ているかと言われれば頭を悩ますが、過半数の人が慣れ親しんだWindowsOSをタブレットで使える事自体が飛び抜けている機能だと筆者は思う。

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