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大槻義彦が餃子の風力発電を肯定
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大槻義彦が餃子の風力発電を肯定

2013-05-08 18:06
    大槻義彦が餃子の風力発電を肯定

    今回はメカAGさんのブログ『疑似科学ニュース』からご寄稿いただきました。

    ■大槻義彦が餃子の風力発電を肯定


    大槻からの回答
    もちろんこのような装置は理論的に可能で設計次第で有効なエネルギー利用となるでしょう。

    「換気風で風力発電?」 2013年04月27日 『大槻義彦のページ』

    http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-65b0.html

    この人も困った人だよな。そもそも何をもって「理論的に可能」で「有効なエネルギー利用」と言ってるのかさえ、はっきり示さない。

    たとえば扇風機で風車を回して発電させることはもちろん可能だ。理論的どころか実際に可能。でもそれがエネルギーの有効利用と思う人はいないだろう。

    同じように排気ダクトの役割はいうまでもなく「排気」。その正面に風車をつけて発電してしまえば、本来の排気の能力が下がってしまう。それを「エネルギーが回収できた!」と喜ぶのはおかしいだろうに。

    排気性能を落とさずにエネルギーを(一部でも)回収できるというなら、それをきちんと示すべき。排気性能を落とさずにエネルギーを回収するのは不可能。

    排気性能を落としてもいいなら、そりゃエネルギーを回収できるだろうけど、それは本末転倒だろうに。それなら最初からダクトのファンの回転数を落として、消費するエネルギーを減らせばいいだけのこと。

       *   *   *

    大槻義彦は疑似科学批判をしてる人だが(一時期はその急先鋒だった)、彼自身がしばしば妙なことを言うんだよね…。これとか。

    「大槻先生、アポロ陰謀論ごときにあっさり引っ掛かるようでは困ります」 2009年01月18日 『幻影随想』http://blackshadow.seesaa.net/article/112798069.html

    あれだけ疑似科学を否定してるのにOリングテストには、なぜか肯定的だし。

    1998/09/05 ANB 真相究明!噂のファイル

    指の力でガン発見 BDORT(O-リングテスト)

    大槻義彦も認める

    「映像アーカイブス「テレビ番組 1989-1999年」」 『超常現象調査プロジェクト 付属図書館』

    http://www.h5.dion.ne.jp/~aw.pprp/library/video1989.html

    BDORT(バイ・デジタルO-リングテスト)

    2本の手の指で作ったO形のリングを、測定者が開けるのに要する力で、病変部位や薬剤の適合量などが判明する不思議な診断法。大村博士が開発された、世界中の医学界で認められている画期的診断法。超常現象否定派の横綱、大槻義彦(早稲田大学教授)でさえ認めているようである。「気」と関係があるとする説がある。

    「用語辞典」 『超常現象調査プロジェクト』

    http://www.h5.dion.ne.jp/~aw.pprp/common/dic.html

    忘れたけど、大槻義彦はどこかで上記の番組だけでなく積極的にオーリングテストを肯定的に喋っていた。

    まあ、人間は誰でも正しいことを言うこともあれば間違ったことを言うこともある、という当たり前のことかもしれないが。

       *   *   *

    ここに肯定派の説明があるらしい。

    一方、上流側に与える影響については、風車近傍では静圧が上昇します。そのため、排気口と風車が密着ないし接近している場合は、その静圧上昇によって排気の排出が阻害されてしまいます。しかし、風車から離れるに従い静圧は大気圧に収束していくので、排気口と風車を離せば排気の排出はほぼ阻害されなくなります。

    「原理の考察」 2013年01月24日 『排気風力発電 Wiki*』

    http://wikiwiki.jp/exhaustwind/?%B8%B6%CD%FD%A4%CE%B9%CD%BB%A1

    リンク先の図でいえば、静圧のグラフが左端から徐々に上昇し、風車の直前で最大になり、直後で一気に低下し、風車から離れるに連れて再び上昇する部分。

    言っていることは風車の前後では静圧が激しく変化するが無限遠の彼方では風車の前も後ろも静圧は大気圧と同じになりますよ、ということ。「P∞」とあるように、無限遠の地点での静圧=大気圧ということ。

    そりゃファンと風車を無限大の距離離せば、ファンから出る風は風車では阻害されないだろう。その間に無限のスペースがあるんだから。問題は現実にはこの距離は有限であり、ファンによって押し出された空気は風車によって流れが阻害され、その分静圧が風車の手前からファンの方向に向かって順に上昇していく。

    もし風車とファンの距離が無限なら、ファンの手前までは永久に近寄ってこないよ、という話でしかない。現実にはファンと風車の距離は有限だから、ファンの近辺の静圧は上昇する。つまり排気は阻害される。

    上記の記述についてどこかの大学の先生に正しいことを確認してもらったというけれど、「距離を無限遠に設定すれば静圧の上昇はない」というのが原理的に正しくても、有限の距離しか離れていない実際の風車の発電が正しいかは別な話。

    執筆: この記事はメカAGさんのブログ『疑似科学ニュース』からご寄稿いただきました。

    寄稿いただいた記事は2013年05月07日時点のものです。

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