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先日18日に『YouTube』にアップロードされた衝撃動画がクチコミで1600万回を超える再生数に登り、欧米圏では大ニュースになるほど、話題を呼んでいる。

撮影された場所はカナダのモントリオールの公園。動画はそこで飛んでいるイヌワシを撮影した状態から始まり、芝生の上にいた少年を上空から素早く滑空し、その爪で捉え、少年を1メートルほど持ち上げ、そこから落としてしまい、カメラマンが駆け寄るというものだ。しかしこの動画、欧米圏では衝撃映像だけではフェイクではないかという疑問の声があがっている。

そもそも何故、イヌワシは途中で離したのか。

いくつかの場面で影が足りていない。(画質の荒らさからそう見えるのかもしれない)

男の子がイヌワシに襲われたのもかかわらずノーリアクション。

男の子に怪我が見当たらない。

以上の4点を主な理由にこの動画がフェイクだと提唱している人がいるようだ。しかし、これが本当ならば恐ろしいことこの上ない。筆者は動画の中の男の子ほど小さくはないが、もし筆者が襲われ、大空へ飛び立ってしまうのかと思うと、ひどく心配になったきた。ああ、恐ろしい。

●恐ろしいので飼育経験のある専門家にインタビューしてみた。

――イヌワシは人を襲ったりするんですか? 

専門家「ありえなくはないですが、限りなくないに近いです。場所や個体によると思います。よほど飢えていたのではないでしょうか。しかしながら、子供やチョコチョコ動く物には反応します」。

――イヌワシは人を持ち上げられますか?
専門家「いえ、せいぜい掴めて10キロぐらいです。小さいカモシカ等は持ち上げることが可能ですね。日本のイヌワシだと、2メートルくらいですが、海外のイヌワシになると更に一回り以上大きくなり、より、持つ力、飛ぶ力が強くなります」。

――では僕は安心ですね! よかった! 
「ただ、子供の場合ないとは言い切れないですね。“子供を農作業連れて行くときに目を絶対に離すな。イヌワシに持っていかれるぞ”という言い伝えが秋田県鳥海山(ちょうかいさん)で言われています。実際本当に連れて行かれたは不明ですけどね(笑)。連れ去るとは別で、最近ですが中国で野生のイヌワシの雛を唐揚げにして食べたという人が、イヌワシの親に襲われるという事例がありましたので、下手に刺激すると狙われるかもしれませんね。」

と、筆者ほどの成人男性になれば連れさられることはないと安心したが、実はこのインタビューをしている間、アメリカ合衆国の報道局である、CNNがこの動画はフェイクであると発表した。

この動画を作成したのはカナダのデジタルメディア学校の学生で、授業の一環として制作したものだと学校側が明らかにし、実際の出来事ではないことが判明した。学校側は謝罪せずに、別の学生が制作した作品を紹介したりなんともユニークな対応をしている。

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