菅直人元首相

5月28、菅元首相は自身のオフィシャルブログに

脱原発党で1000万票、10議席

というタイトルのエントリーをアップした、

脱原発法制定全国ネットワーク主催の「夏の参院選で脱原発を争点に」の院内集会に出席したという菅元首相、安倍総理のお膝元の山口県でも原発新設反対が多いという調査結果に触れ、

この脱原発の世論をどうすれば参院選の議席に反映させ、自民党をはじめ原発推進政治勢力にあきらめさせることができるか。日夜考えているが、民主党の再生と両立するいい知恵が浮かばない。

と語る。そして自身が40年前に金権政治を批判するため、引退を決めていた婦人運動家の市川房枝さんを参院選で擁立し票を集めたという経験から、

脱原発党が参院比例で1000万票を集め、10人の当選者を出せば、原発推進の動きを阻止できる。市川さんが金権政治批判の象徴となったように、脱原発の象徴となりうる著名な無党派候補を担ぎ出す事だ。坂本龍一さん、瀬戸内寂聴さん、大江健三郎さん、こういった人に立候補してもらえれば、脱原発グループは大同団結できる。無党派の若者に頑張ってほしい。

と著名人を参院選に担ぎ出して票を集め議席を取ることを提案した。ネット上では実現性に乏しい安易な人選を批判する声もあるようだが、仮に上記著名人の立候補が実現すれば、2010年の参院選で蓮舫議員が170万票を集めたことからかなりの票が集まるだろうとの見方も。

5月27日には、反原発活動を続ける俳優の山本太郎さんが参院選への立候補を表明し、共産党や社民党の幹部に「脱原発のための新しい政治団体を作り統一比例名簿を作りたい」と語ったと報道されている。果たして菅元総理の言うような「脱原発党」が実現するのであろうか。仮にもし実現したとしても、菅元総理の望む「民主党の再生と両立」は難しいように思えるのだが……。

※画像は菅直人オフィシャルウェブサイトより

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