『ペルソナ3』は、2006年にアトラスから発売されたPlayStation2用RPG。大人気シリーズの第3弾で、主人公に自分の名前2007年に続編が追加された『ペルソナ3 フェス』、2009年に女性主人公を追加したPSP移植版の『ペルソナ3 ポータブル』が発売された。また、今年の11月23日から劇場版の公開も予定されている。
そんな大人気ゲームが舞台になることが発表されたのだが、まだまだ情報の少ない公式サイトから、いくつかの謎が出てきた。
●主人公が2人!?
そんな大人気ゲームが舞台になることが発表され、男性主人公役に蒼井翔太さん、女性主人公役に阿澄佳奈さんがキャスティングされた。蒼井翔太さんといえば、『うたの☆プリンスさまっ♪』で美風藍役に大抜擢された異例の新人声優。今回の舞台と同じくCLIEが制作の朗読劇極上文學Ⅳ『藪の中』にて、非常に難しい役を演じ切っていた。声優としての集客力、そして極上文學で魅せた演技力がキャスティングの理由だろう。
また、阿澄佳奈さんもアニメ『這いよれ! ニャル子さん』のニャル子さん役をはじめ様々なキャラクターを演じている大人気声優だ。CLIE制作の舞台『WORKING!!』では常連客役としてゲスト出演もしているので、そのつながりからキャスティングされたのかもしれない。
今回発表された2人は、男性主人公役・女性主人公役とあるが、原作となるゲームでは主人公は1人。舞台上に2人の主人公が立つのか、それともダブルキャストとなるのか。
●ミュージカルではない、VISUALIVEではない “the Weird Masquerade”とは
実は『ペルソナ』が舞台化されるのは今回が初めてではない。2012年3月に、VISUALIVE『ペルソナ4』、2012年10月に続編となるVISUALIVE『ペルソナ4』the EVOLUTIONが上演されている。筆者も観に行ったが、『ペルソナ4』への愛にあふれた舞台で、映像を使い『ペルソナ』の世界を表現した演出手法や、主人公の名前を公募し毎回違う名前で演じるゲームへのリスペクトが記者の中では記憶に残っている。また、出演者の方々は役にピッタリハマっているだけでなく、動きのクセまで研究されており、ゲームの中から出てきたと言える素晴らしい舞台だった。
『ペルソナ4』では、VISUALIVEという名前で舞台は行われた。VISUALIVEとは、「緻密かつ迫力の映像」と「俳優による生の演技」とを融合させた演出技法のことらしい。今回のthe Weird Masqueradeは果たしてどんな演出技法なのだろうか。ただ、演出は奥秀太郎さん、音楽はゲームの音楽も担当されている目黒将司さん、脚本は熊谷純さん、とVISUALIVE『ペルソナ4』the EVOLUTIONと同じであるので、面白くなるのは間違いないだろう。
CLIE公式『Twitter』アカウントによると、気になる続報は来週。来週は伊織順平役と真田明彦役のキャスト発表、今回の舞台に登場するキャラクターの発表が行われる。まだまだ謎が多い『ペルソナ3 the Weird Masquerade』、今後の発表から目が離せない。
ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒~公式サイト:http://www.clie.asia/p3wm/
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