本日10月1日から開幕した家電・ITの国内最大の見本市『CEATEC JAPAN 2013』。プレス向けに開催されたメディアコンベンションでNTTドコモとスクウェア・エニックスが共同で記者発表会を開催。オンラインゲーム『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(以下『ドラクエX)』の、スマートフォンやタブレットで動作するクラウド版の提供を発表しました。
ドコモがスマートフォン向けブラウザゲームを提供する『dゲーム』に、端末上の操作をサーバーへ送信し、サーバー上で動作するゲームの映像と音声を端末にストリーミング配信するクラウドゲームサービスを追加。この第1弾として『ドラクエ X』を2013年12月から2014年2月の間に配信を開始することを発表しました。
まずドコモの10.1型Wi-Fiタブレット『dtab』から対応を開始し、順次対応機種を広げていく方針。発表会に登壇したNTTドコモのマーケットビジネス推進部長、前田義晃氏は『dtab』からの対応について「これだけのクオリティを誇るゲーム。そのインパクトを余すことなくお伝えできるような大画面のタブレット端末から提供させていただく」と、まずタブレット端末での提供を考えていることを説明。「そのときにどの機種からというと、弊社で戦略的に展開している、1万円を切るタブレット端末で提供する方がお客様の手に届きやすいと考えている」と、『dtab』を選定した理由を説明しました。
発表会では他キャリアでもドコモIDを取得すれば利用できる『dゲーム』で展開することから、他キャリアへの対応についても質問がありましたが、前田氏は「当初はドコモ端末でクオリティをチェックしていく」としつつも、「将来的にはサービス事業者としてさまざまな方に広く使っていただきたい」と、他キャリアへも対応を広げていく可能性を示唆していました。
発表会にはスクウェア・エニックスの『ドラクエX』プロデューサー齊藤陽介氏とゲームデザイナーの堀井雄二氏が登壇。齊藤氏は『dtab』実機で『ドラクエX』のデモを披露しました。「Wii版やWindows版と変わらない反応速度。実際に触ると快適さが伝わると思います」とその出来を評価。
堀井氏はポケットから取り出したスマートフォンで『ドラクエX』が動作する様子を披露しました。
『CEATEC JAPAN 2013』のドコモブースでは『ドラクエX』が動作する『dtab』をプレイアブル出展。筆者も触ってみましたが、タブレットに最適化されたインタフェースで快適に遊ぶことができました。クラウド化には、クラウドゲームサービス『GameNow』を提供するユビタスの技術を採用しているとのこと。参考出展されているワイヤレスコントローラー『D2 Mars』を使ってプレイすることもできます。会場を訪れる予定がある人はチェックしてみては。
この日のメインの発表ではないものの、今後注目を集めそうなのが『ドラゴンクエスト』とコラボしたスマートフォン。メタルスライムをモチーフにしたメタリックな外装が特徴です。モノグラム風に『ドラクエ』に登場するモンスターのシルエットがプリントされています。詳細は10月に開催するドコモの新製品発表会で発表するとのこと。
堀江氏も「おしゃれな感じ。高級感があります」と太鼓判。
会場でも端末が展示されているほか、プリインストールされるアプリ『ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス』を体験することができます。アプリはユーザーの歩数や利用状況に応じて獲得したポイントでサイコロを振り、冒険を進められるというコンテンツ。冒険で入手できるメダルで壁紙やデコメ絵文字を使えるようになるなど、『ドラクエ』の世界観を楽しみながら端末のカスタマイズができるという内容になっています。会場を訪れる『ドラクエ』ファンは必見ですね。
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ウワサの1万円タブレット『dtab』を使ってみた
http://getnews.jp/archives/310449
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