9月17日より投票が開始された『ゆるキャラグランプリ2013』。
9月30日でキャラのエントリーが終了、投票は11月8日まで行われる。10月1日現在の一位は、浜松市のご当地キャラ“出世大名家康くん”で、22万票を超え2位の“さのまる”の約15万票以下を大きく突き放している。
そんな中、グランプリにエントリーもしている東京都北区の非公認キャラ“きたパンくん”(@kitapan_kum)は『Twitter』にて
「土日のゆるキャラグルメフェスで改めて感じたけど家康パイセンはやっぱ圧倒的ですね...っ!警備がついてたり、アイドルともライブしてたりして、どうせバックに電通さんがいるんだろうなー いいなーきたパンもテレビ出たいなぁ...」
と家康くんに対してツイート。また、浜松市が市をあげて家康くんを応援、市長が市職員に「公務」として投票をよびかけているという記事を提示したり、他のユーザーの
「今日、浜松市からゆるキャラグランプリでの2家康くんへの投票依頼の文章が職場に届いた。磐田市の企業に…。金曜日にも、浜松市内の店舗あてにポスターが…。 なんかね、もう呆れてなんも言えねぇって感じですね。そうまでして1位になりたいのか、と。」
というツイートをリツイートしたりと家康くんの“組織票”に対して疑問を呈しているようだ。
正直なところ、ゆるキャラの本来の魅力による一票の積み重ねではなくこういった運動で集票しグランプリを獲得したところで、その後支持が得られるかどうかは未知数である。だが『ゆるキャラグランプリ2013』でグランプリという肩書きは得られるわけで、かつてグランプリをとった“くまモン”やご当地キャラ総選挙で優勝した“ふなっしー”のようになれたときの経済効果などを鑑み、手段は選ばないといったところなのだろうか。
今年のAKB総選挙では、高須クリニックの高須幹弥さんが金にモノを言わせて高須砲を使う(大量投票する)と宣言したとき、総選挙自体がシラケてしまうという批判があり、それを取りやめた。そんな感じで、『ゆるキャラグランプリ2013』自体がシラケたものになりはしないだろうか。また、某ボクサーがいろいろ批判を受けながらも世界チャンピオンになったときのような感じ、もしくは某タレントがゴリ押しだとネットを中心に批判されるような感じにならないかと懸念するのである。
はたまた“日本のメディア芸術100選”のエンターテインメント部門のウェブアンケートで「スーパーマリオ」や「ガンプラ」「ポケモン」「ドラクエ」「オセロ」「プレステ」「ニンテンドーDS」などを差し置いて「やわらか戦車」が1位になったときのように皆が「ハァ?」とモヤモヤしたようなことにならなければいいが……。
ところで家康くんは( ̄∇ ̄)という感じの、目と口が黒く細い三角の顔というわけじゃなくて、これ髭なんですよね? 公家の眉のようなアレは目でUは鼻じゃなく口なのかな。最初間違えた。
※画像は『ゆるキャラグランプリ2013』のサイトより引用
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