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冬の寒さとともに過激さを増す北海道民の「北から目線」にイラッ!
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冬の寒さとともに過激さを増す北海道民の「北から目線」にイラッ!

2014-02-02 20:30

    例年、最も寒さが厳しく積雪量も多くなる2月の今日この頃。東京では雪が数センチ積もっただけで交通機関はマヒし、雪道で滑ってケガをして救急車で運ばれる人も少なくない。

    寒さや雪に対して甚だ脆弱なそんな首都圏住民に対して向けられる「北から目線」なるネット用語をご存知だろうか。

    主に北海道民が“上から目線”な態度で、寒さや雪にすこぶる弱い首都圏住民のことを嘲笑することを指すもので、首都圏住民が「今日は寒いね」と言ったのに対して、「その程度で寒いとかw」とかぶせるように用いられる。文末に大量の「www」を付けておちょくるように使われることも多い。

    冬には日中の最高気温が氷点下ということも珍しくない北海道出身者に話を聞くと、「生足を露出したミニスカートの女子高生が、バスを待つ間アイスを食べている」「-30℃の日が続いた後に-20℃になると暖かく感じる」などと語る人もいたりして、彼らの寒さ耐性に驚かされる。道路や鉄道には融雪装置が張り巡らされていて、数十センチの積雪があっても交通機関が完全に止まることはまれ。子供の頃から雪道の歩き方に慣れているから、転んで大けがをすることもない。そのように寒冷地での生活に適応した北海道民からすると、ほんの数センチの積雪で大騒ぎする首都圏の状況は滑稽で、「北から目線」を向けずにはいられないのだろう。

    ただ一方では、「断熱構造で暖房機器が充実しているから家の中は暑いけど、外に出れば普通に寒い」「(相対)湿度が低いから案外寒く感じない」「東京の冬のほうが寒い」と言う道民も。なんだ、彼らも実は寒いのだとすると、「北から目線」というのは、本来ならば暮らしにくいはずの厳寒・豪雪地帯に暮らす道産子の郷土愛が歪んだ形で発露した例として、これからは生暖かく聞き流すことができそうだ。

    画像:「北から目線」の使用例

    ※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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