レオナルド・ディカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督5度目のタッグとなる最新作、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が、1月31日(金)より公開となり、週末3日間で、242スクリーンで動員180,390人、興行収入2億964万円をあげ、動員数では洋画ランキングNo.1オープニングと大ヒットを記録しています。
本作の主人公ジョーダン・ベルフォートは、貯金ゼロから年収49億円にのし上がり、常識を超えた金遣いで欲をカネに換えた実在の元証券マン。金髪美女にピンヒールで顔を踏みつけられ、一晩の夕食代は260万円を散財し、豪華客船からドル札をばら撒き、豪遊します。約3時間の上映時間の中、ほとんどが“乱痴気騒ぎ”という映画史上類を見ない刺激的内容となっていますが、さすがは巨匠・スコセッシ。全然いやらしくなくて笑えるんです!
そんな、ジョーダン・ベルフォートと共に会社を立ち上げ、公私共に彼を支えるのがジョナ・ヒル演じるドニー。彼のはじけっぷりもこの映画に個性を与えています。ジョナ・ヒルは2004年のデビュー以降数々の作品に出演し、2011年の映画『マネーボール』で第84回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた、今後ますます活躍が期待される俳優。1月末にはレオ、スコセッシ監督と共に来日し、多くのファンに迎えられました。
今回ガジェット通信ではジョナ・ヒルにインタビュー。「スコセッシ監督作品のファンで俳優を目指した」という彼に色々なお話を伺って来ました。
――『ウルフ・オブ・ウォールストリート』すごく面白かったです、笑いました。ジョナ・ヒルさんは本作への出演が決まった時どう思いましたか?
ジョナ・ヒル:スコセッシ監督は最も好きな監督で、僕が俳優を目指すきっかけになった方ですから本作への出演が決まった時はとても興奮しました。レオナルド・ディカプリオさんとの共演も憧れていましたから、自分の夢が全て叶った様な感じだったんだ。
――ジョーダンと一緒に会社を立ち上げたメンバーであり、公私ともに一番仲の良いドニーを演じられているわけですが、ハードなシーンが多く、かなり苦労されたのでは無いでしょうか。
ジョナ・ヒル:撮影自体がすごく長かったという事もそうですけど、酒に酔ったりドラッグを使用しているシーンが多かったので、とても疲れましたね。常に全力で力を出し切ったという感じです。
――本作は野心家な男性が多く描かれています。ズバリ、ジョナ・ヒルさんは野心家ですか?
ジョナ・ヒル:はい、野心家な部分はあると思います。俳優という仕事をしているからには、常に同じ状態でいてはいけない。常に成長して変わっていかなければならないという意味で、どんどん上に行かなくてはと思います。『マネー・ボール』で助演男優賞にノミネートされた事で、多くの作品に出演する事が出来たのは転機で、今後も色々な作品にチャレンジしたいと思っているんだ。
――『マネー・ボール』も本作も、「ジョナ・ヒルさんが一番印象に残った」という人が多いんですよ。
ジョナ・ヒル:それはとっても嬉しいよ! 今回初来日だったので日本の方が自分の事を知っているか分からなかったんだ。だけど僕の事を知ってくれている人も多いんだね。どうもありがとう。
――初来日という事で、日本で訪れたい場所はありますか?
ジョナ・ヒル:行きたい所は山の様にあるんだ。でも、日本に到着して取材がたくさんあったからまだ一歩も外に出ていない(笑)。まずは寿司の「すきやばし次郎」に行きたいな。寿司は大好物だし、僕の友人デビッド・ゲルブが、すきばやし次郎の映画を撮っているんだよ(『二郎は鮨の夢を見る』2011)。日本にはまた必ず訪れたいな!
――ジョナ・ヒルさんの今後の作品にも期待しています。どうもありがとうございました!
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ストーリー
22歳でウォール街の投資銀行へ飛び込んだジョーダンは、学歴もコネも経験もなかったが、誰も思いつかない斬新な発想と巧みな話術で瞬く間になりあがっていく。26歳で証券会社を設立し、年収4900万ドルを稼ぐようになったジョーダンは、常識外れな金遣いの粗さで世間を驚かせる。全てを手に入れ「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになったジョーダンだったが、その行く末には想像を絶する破滅が待ち受けていた。
http://www.wolfofwallstreet.jp/
(C)2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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