このキャンペーン、1950年代から80年代の"古き良き時代のアメリカ"をコンセプトとしたものだそうだ。
「その時代、生まれてないしー」というみんなにとっても、このキッチュなかわいらしさ、そして美味しさは必ず伝わるはず!
そんな自信を持っておススメできそうな今回のメニューは『ホット&グルービー ビーフ』そして『ホット&グルービー チキン』の2品。
テーマは、"ソウルミュージック"が流行した1970'sの活気を表現した"ソウルフル"なバーガー。
そして、この年代に広がっていった「テキサス生まれのメキシコ風のアメリカ料理」こと「テクス・メクス」を再現しているというのだ。
記者もメキシコは行ったことがあるが、テキサスはまだ無い。そこで編集部にいた自称アメリカ通の「テクス・メクス」経験者にも、これらのバーガーを味わってもらった。
聞けばテキサスにもメキシコにも旅行に行ったことのあるという彼。重ねて「俺はソウルの申し子だ」とも言っていたので、今回のレビューにはピッタリかもしれない。記者自身の感想の後、彼にも聞いてみようと思うが、いずれも、正直にレビューしていきたい。
それでは、レビュースタート!
●ホット&グルービー ビーフ
見た目、まず目に付くのはバンズ。
何かが振り掛けられているような見た目、実はこれ、北米産トウモロコシを砕いて作る「コーングリッズ」をトッピングしてあるそう。野性味あふれる見た目のおかげで、バンズが堅そうな印象があるが、実際には堅すぎず柔らかすぎないのです。トマトソースやパティなどの大量の具を支えつつ、素材の旨味を損なわないためのものだと後から気づきました。
みずみずしいシュレッドレタスのかげには、真っ赤なソースが見え隠れ。
100%ビーフパティが2枚、そしてチェダーチーズとホワイトチェダーチーズの2種類が交互にサンド。
パティの熱でとろけかかったチーズがいやおうなしに食欲を誘います。
エイやッとかぶりつくと、口の中では安心感のある100%ビーフパティと2種類のチェダーチーズの味わいがブラックペッパーのアクセントを効かせながら飛び込んできます。しかし!先の真っ赤なトマトベースのソースが安定のビーフパティの印象を完全に変えてしまいます。
トマトベースの甘みに乗った、絶妙配分のハラペーニョがチーズとビーフに絡み合いながら押し寄せてくる。この"ウマ辛加減"が本当に計算されていて、ポップアートのような味覚の彩りとでもいいましょうか、ああ、これが「テクス・メクス」――"テキサス生まれのメキシコ風アメリカ料理"なんだな、と感じさせてくれるノスタルジックかつ新鮮な味わい。
チーズとビーフとトマト、ハラペーニョ、フレッシュレタス、合わないわけがない。こちら、ペロリと完食です。
●ホット&グルービー チキン
先ほどのビーフパティ2枚と比較し、こちらは厚手のチキンパティ1枚とチェダーチーズ、シュレッドレタス、そして先ほどのトマトソース。これらの具材が、コーングリッズのトッピングされたバンズによってはさまれています。
チキンとビーフとは言え、そこまで変わるものかな、というのは正直、思っておりました。そして、先のビーフのマッチングが素晴らしかったため、過度な期待はせず(ニュートラルな気分で)いただくことに。
一口目。
パティが変わるとこんなに変わるか!という衝撃。大げさかもしれないけど、ビックリしたのは確かです。
衣のクリスピー感は本当に絶妙。カリカリサクサクだけど硬くないんです(ココ大事)。とても軽い。
お肉は新バージョンのあっさりヘルシーな鳥の胸肉なので、もたれ感はゼロ。脂の旨味がうんと欲しいという人には物足りないかもしれないけど、野菜サンドイッチ感覚のサッパリさを備えた揚げ物ってなかなか無いです。
ここにチェダーチーズと冷たいフレッシュなレタス、そして先のトマトベースのハラペーニョの異国情緒あふれるソースが絡むと、色々な感情が押し寄せてきます。ザクザクパリパリサクサクホクホク、食感のアクセントも加わりつつビーフとは全く違った美味しさの『ホット&グルービー チキン』。これ、好きな人は毎日食べるんじゃないかな……。そのくらいのハマり度を感じました。
さて、ここで自称「ソウルの申し子」のアメリカ通(ガジェット通信:周二郎探検隊)にも食べてもらいました。「ミシシッピーの流れが懐かしいわー。流されたいわー」と口癖のように繰り返す彼の感想は……?
ハウディ!テクス・メクスなハンバーガーが出たって聞いて、迷わず食べてみた。ふむふむ、チキンとビーフの二種類あるのか。
早速チキンを頬張る。口の中でフワッと広がるチリパウダーの香り。これこれ!頭の中にヒューストンからニューオリンズを車で500km駆け抜けた思い出がよぎる。ミシシッピー川を渡る時、ガス欠しそうになって焦ったのはいい思い出だぜ。
クリスピーなフライドチキンとざっくりと切られたレタスの融合、このキラキラ感は16ビート。跳ねるハイハットの軽快さ、でもしっかりと低音を刻むキック、そして煌くミラーボールじゃないか。サックリ軽口であっという間に完食。
おれの魂列車はまだまだ止まらない。お次はビーフだ。
チーズは二種類使ってるね、チェダーチーズとホワイトチェダーチーズ、こいつが2枚の牛パテと合わさることにより、濃厚さが増す。
クーッ!この濃厚さは、ファンキーに唸るベースラインや!そこにタルタルソースの酸味が絡むことにより、くどさを感じず食べることができる。まるでグルービーな太いリズムに絡む、スィートな男性ボーカルのメローな歌声のよう。是非みんなもこの味にライドーン!してれ。
(※編注・一部に意味不明な記述がありますが、本人の意向を尊重し原文のまま掲載させていただきました。写真は本人のテキサス旅行時のものです)
以上が『ホット&グルービー 』レビューとなる。
少々、エクストリームな表現が入り混じっているが、テクス・メクスな美味しさが『ホット&グルービー 』に込められているという事は伝わったかと思う。
期間限定のこの味この食感、ビーフもチキンも正直どちらもおススメだ。「ソースでこんなに変わるんだ!」というのを是非、実感してもらいたい。うまいぞ。
写真:wosa、周二郎探検隊
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