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豪華絢爛「さげもん」 ほんなこつ美しか柳川の旧暦ひなまつり
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豪華絢爛「さげもん」 ほんなこつ美しか柳川の旧暦ひなまつり

2014-04-06 18:00
    DSC_1052

    福岡は、柳川に出かけてきました。

    柳川といえば、南の有明海に注ぐ温暖な場所で、

    川下りなどの観光スポットが昔から有名です。

    最近は、リーズナブルに利用できる温泉もあったりして、

    ゆったりと過ごすには、なかなかよい感じ。

    DSC_0967DSC_0964はあー、のどかでよい感じですね。

    でも、松沢的には、こちらのほうが……

    DSC_0980そう、柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」です。

    タレをまぶしながら焼き上げた、うなぎのかば焼きを

    ごはんに乗せて、せいろで蒸し上げたもの。

    蒸すことによって、うなぎの脂とうまみがごはんに

    しみこむ調理法ですね。

    ごはんにも、うなぎのタレを混ぜ込んであります。

    蒸されて、ふっくらと仕上がったうなぎと

    濃厚なうなぎのうまみがしみこんだごはんのコントラストが

    最高ですわん。うるうる。

    DSC_0985肝吸いもついて、あたしゃ大満足でございました。

    DSC_0979地元のお店の中では、お値段ちょっと高めらしいです。

    注文を受けてから、うなぎを焼いてくれるので、少々お時間かかります。

    とはいえ、お座敷で川下りの様子を眺めながら、のんびり過ごす場所代を

    考えると、コスパは高いように思います。

    ちなみに、松沢は、西日本鉄道さんが発売している

    「往復の電車」+「川下り」+「うなぎ屋さんでの食事つき」の

    「柳川特盛きっぷ」という企画切符を使いました。

    西鉄福岡からだと総額5150円なので、これだけ楽しめれば、

    かなりお得ですね。

    うなぎを堪能したあと、おいしいものを探して、柳川の町を散策。

    「まだ食うのかよ」とおしかりを受けそうですが、仕事なんです、仕事。

    柳川は、南に面した有明海に、川が注ぎ込む場所でもあります。

    有明海は、魚や海苔がおいしい場所として有名なのですが、

    まずはその前に甘味のものでも。

    ふらりと入った和菓子屋さんで、面白いものを見つけました。

    DSC_1035あら、おひなさま。

    4月なのになんで?

    「このあたりは、旧暦でお雛祭りば、お祝いするとですよ」

    和菓子屋さんのおばあちゃんが、にこやかに説明してくれました。

    「へー、そうなんですか。お雛様もきれいですけど、この飾り物もきれいですね」

    「この上からぶら下がっとるのはね、「さげもん」ち言うて、

    こどもが健康に育つように願って下げるとですよ。

    柳川のおうちは、お雛様よりも、さげもんのほうが立派なくらい

    飾り付けするおうちが多いですね。」

    「さげもん」に似た飾り物をするのは、日本中に数か所あって

    静岡県の稲取、岐阜県の飛騨高山などが有名なのだそう。

    ただ、これだけの数の人形をつるすのは、他の地域では見られないらしい。

    つるしてある人形にも、いろいろな意味があるそうな。

    サル―母猿が子猿を片時も離さないことから、母子の愛情がはぐくまれるように。

    エビ―腰が曲がる年まで元気に過ごせるように。

    セミ―セミが木にしがみつくように、根気強い子供になるように。

    DSC_0992「それにしても、きれいですよね。」

    「せっかくやけん、この近くの旧家さんが、立派な飾り付けしとるけん、

    見てきたらよかよ。」

    なるほど。昔から、旧家って、ひな祭りとかだけじゃなくて、

    年中行事の飾り付けすごかったからなあ。

    和菓子屋のおばあちゃんに、教えてもらった旧家に足を運んでみたら、

    快く取材に応じていただいた。

    「遠いところからよくお越しくださいました。さあ、上がってごらんになってください」

    奥様にご案内いただいて、おうちに上がらせていただいたのですが……

    ここからは、説明不要でしょう。

    DSC_1052

    DSC_1057DSC_1059DSC_1061DSC_1050DSC_1047DSC_1070DSC_1062DSC_1063DSC_1036まさに豪華絢爛!!

    飾り付けをされているお部屋の全景を、撮影できないほど、

    お人形と「さげもん」が飾り付けしてあって、

    とても幻想的でした。

    残念ながら、飾り付けの時期は過ぎてしまいましたが、

    ゴールデンウイークから夏場は、川下りと有明海の珍味が旬を迎える時期。

    関心を持たれたら、お出かけしてみるのもいいかもしれませんね。

    ※この記事はガジェ通ウェブライターの「松沢直樹」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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