今回はチェチェン共和国からの衝撃動画を紹介します。チェチェン動画といっても、グロではないのでご安心を。
チェチェンの動物園(?)からヒグマが逃げ出し、大通りへと暴れ出てしまいました。ヒグマのような危険な猛獣が脱走した場合、麻酔銃で眠らせて捕獲するか、それが無理なら射殺してしまうことがほとんど。ところが、チェチェンの屈強な男たちは、なんと素手でヒグマの正面に立ちはだかり、そのまま取り押さえて捕獲してしまったのです。
この動画を見た人たちは、チェチェン人の勇敢さに驚いています。
・チェチェン人つえー!
・熊は頭打ってクラクラしてるな
・アメリカは犬にも銃を使った。一方ロシアは熊をカンフーで捕獲した
・これがアメリカなら、99%の人は泣き叫んで逃げ惑い、それから一緒に写メ撮らせてくれって言うだろうな
・チェチェンでは熊は犬同然、犬は猫同然なんだろ
・チェチェンで黒のメルセデス? 動物園じゃなくて、この男の家から逃げたんでしょ
・これ、口輪着けて爪も抜かれてる。動物園じゃなくてサーカスの熊だよ
・野生の熊相手ならこうはいかない
・熊ですらチェチェン人は野蛮な動物だと思ってるだろうぜ
・この後チェチェン武装勢力に首をはねられました
動画投稿者のキャプションによると、ヒグマはRamzanchika動物園から脱走したとのこと。しかし、閲覧者の指摘にもある通り、どうやら口輪を着けて爪を切られたサーカス熊というのが正しいようです(取り押さえた男たちも、たぶん巡業中のロシア人サーカス団員。言うだけ野暮ってもんですが)。映像が粗いためハッキリとは確認できませんが、最後に口輪を掴んで押さえつけているように見えます。
また、男たちがあまりにも無防備に立ち向かっていて、捕まったヒグマが本気で抵抗しているようには見えず、明らかに人に飼い慣らされた個体であることもサーカス熊だと考えられる理由。間違っても野生のヒグマ相手に素手で立ち向かってはいけません。
1994年から続いたチェチェン紛争で、装備と人員で圧倒的に勝るロシア軍相手にゲリラ戦とテロ活動で激しく抵抗したチェチェン人の恐ろしさは、世界中の人の知るところとなりました。チェチェン人がヒグマ(ロシア人の隠喩)を素手でやっつけているこの動画がウケるのも、「首をはねられた」が世界的に通用するブラックジョークになってしまったのも、そのような歴史的背景があったから。「首をはねられた」の元ネタに興味のある人は「チェチェン首切り」とかで検索してみてください。あ、どうなっても責任は取りませんよ。
動画:Chechens chasing an escaped Bear.(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=KxuM6QEWYkg
画像:『YouTube』より引用
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