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ショート論評 思考停止・短絡論理のJRと裁判所(中部大学教授 武田邦彦)
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ショート論評 思考停止・短絡論理のJRと裁判所(中部大学教授 武田邦彦)

2014-06-21 14:00
    ショート論評 思考停止・短絡論理のJRと裁判所(中部大学教授 武田邦彦)

    今回は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。

    ※この記事は2014年06月06日に書かれたものです。

    ■ショート論評 思考停止・短絡論理のJRと裁判所(中部大学教授 武田邦彦)
    認知症の老人がJR東海の列車に轢かれ、その91歳になる妻に720万円の賠償金の支払いを命じた名古屋地裁と高裁(賠償金は若干減った)。JR東海と裁判所の論理は、思考停止・短絡論理そのものだ。

    JR東海は「線路全部に認知症の人が入らないようにするのは無理だ。だからJRの責任ではない」という論理を述べた。「できないから、悪をしても許される」という短絡的、思考停止的論理だ。「できないから仕方がない」というのは最近、政府や多くの公共団体が使う論理で、それがまた通るのはこのような判決を出す裁判所があるからだ。

    第一に、電力会社。「原発が止まったから値上げする」というのはどういうことだろうか? 自分の経営の失敗にほかならない。原発の事故の確率、その影響などを考慮して経営するのが「経営者」であり、判断ミスがあったからコストが上がった、だからお客さんに負担してもらうでは従業員の論理だ。所有する土地を売り、賃金を下げ、役員報酬を断り、なんとか自らの失敗を転嫁しないようにするのが誇りある経営者というものだ。

    第二に、政府だ。福島原発が爆発し、法令で定めてあった1年1ミリを守ることができなくなった。「守れないのだから仕方ないじゃないか」と政府は言い、放射性物質が空から降ってきて営業ができなくなったゴルフ場が訴訟すると、裁判所は「無主物だ。どこから飛んできたのか特定できない」とまるでおとぎ話のような論理を展開した。

    そして、今回、JRは「できないから人を殺しても良いじゃないか」と言う。日本の指導層がいかに思考停止、短絡論理の中にいるのかがわかる。

    執筆:この記事は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。

    寄稿いただいた記事は2014年06月18日時点のものです。

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