デルは7月17日、Googleが開発するChrome OSを搭載したノートパソコン『Dell Chromebook 11』を、法人・教育機関向けに発売することを発表しました。『Chromebook』は、『Chrome WEBストア』から提供されるアプリやウェブアプリを『Chrome』ブラウザで快適に利用できるよう開発された新しいタイプのノートパソコンです。
『Chrome Apps』や各種クラウドサービスと組み合わせて使うことを前提に低価格を実現しているのが特徴で、『Dell Chromebook 11』の場合、日本での価格は未定ですが、およそ3万円前後になる見込みです。例えば教育現場では、その低コストにより1人1台の所有を可能にし、生徒間の相互アクセスや共同作業などを実現。校内で利用する複数の『Chromebook』を一括管理する管理コンソールも備えています。
『Dell Chromebook 11』は、11.6型のディスプレイで重さ1.32kg、バッテリー駆動時間が最大10時間と、企業や教育機関で用途が多いと思われるモビリティに適したサイズを意識。『Skype』などを利用したテレビ会議も一般化してきているため、720p対応のHDウェブカメラも搭載しています。
主な仕様としては、CPUがIntel Celeron 2955U(1.4GHz)、メモリが4GB、ストレージが16GB SSD。接続ポート類はHDMI、USB 3.0、SDカードリーダー、ヘッドホン&マイクコンボジャック、4W内蔵ステレオスピーカーなど。
「発売時期は2014年第3四半期」と、まだ具体的な日程は名言されず、さらに個人向けの販売に関しても「提供価値を整えたうえで検討する」とのこと。
『Cromebook』については、7月14日にGoogleから国内向けの提供を発表されたばかりで、デル以外の国内向けのハードウェアは日本エイサー、ASUSTeK Computer Inc.、日本HP、東芝の4社が提供を予定。本日、日本エイサーからは法人・教育機関向けに11.6型の『Chromebook C720』が発表されたほか、各社から詳細の発表が待たれている段階です。各社の動向によって、今後さらに『Cromebook』が注目されることでしょう。
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