フランス本国と日本で驚異の大ヒットを記録した『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督が、初の3Dに挑戦して新境地を切り開いた待望の最新作『天才スピヴェット』が、11月より公開となります。本日、ジュネ監督らしい幻想的でユーモラスな世界観がたっぷりつまった予告編が解禁となりました。
天才スピヴェット 予告編(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=L0meoouHspM&feature=youtu.be
「君の論文は間違っている」と教師に指摘された主人公・10歳の天才科学者スピヴェットは、「ディスカバー誌に送ったら掲載されましたけど」と、教師を無言にさせる一言。オープニングでその天才っぷりを端的に表現しています。家族はみんな変わり者で、カウボーイである父とは関係が上手くいかず、弟のようになりたかったと語るスピヴェット。しかし、その弟が突然死んでしまい、自分がいなくなればよかったと落ち込む日々。そんなある日、スピヴェットの元に権威ある科学賞受賞の知らせが届きます。授賞式に参加するために旅立った先でさまざまな経験をする小さな天才科学者。予告編のラスト、大勢の観客を前にしたスピヴェットが「これからある告白をします」と言って語りはじめる内容とは……? その先が、問答無用で気になります! が、当然ながら本編の公開までおあずけです。
ジュネ監督といえば、笑いや感動の涙だけでなく、風刺やブラックユーモアも盛り込まれた映画が多いことで有名です。今回も、10歳の少年が企てた壮大なスケールの家出を描くなかで、ジュネ監督らしいアイロニックなテイストが付け加えられているのでしょうか。さらに今回は、ジュネ監督自身初の3Dに挑戦。飛び出す絵本のような世界観を描いてきたジュネ監督が、まさに立体的な映像技術を活用してどんな魔法をかけてくれるのか、11月の公開が今から楽しみです。
●『天才スピヴェット』
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
原作:『T・S・スピヴェット君傑作集』ライフ・ラーセン著(早川書房刊)
出演:カイル・キャレット、ヘレナ・ボナム・カーター、ジュディ・デイビス、カラム・キース・レニー、ニアム・ウィルソン、ドミニク・ピノン
原題:『The Young and Prodigious T.S. Spivet』
公式HP:http://spivet.gaga.ne.jp/
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