いよいよ今日から9月! 残暑が厳しい地域もありますが、グッと秋めいてきました。秋と言えば、食欲の秋に芸術の秋。それなら、料理が美味しそう〜な「グルメ映画」で両方の秋を楽しんでみては? 今回は、観ているだけでおなかが空いちゃう名作をピックアップしてご紹介します。
『レミーのおいしいレストラン』
並外れた料理の才能を持ち、一流シェフになることを夢見るネズミ・レミーと、料理の苦手な見習いシェフの出会いが巻き起こす奇跡を描いた感動作。クライマックスでレミーがつくる「ラタトゥイユ」がとてもきれい!南仏の家庭料理の定番を、ミルフィーユ状にアレンジした高級レストランにもぴったりの一品で、レシピサイトなどにも再現レシピが掲載される人気ぶり。
『ジュリー&ジュリア』
食べることが大好きな料理研究家ジュリアは、名門料理学校で習得した誰でも簡単に作れる家庭料理の本を出版し、本は大ベストセラーに。その50年後、作家になる夢を諦めたOLのジュリーは、憧れのジュリアのレシピに挑戦し、それら全てをブログに綴ることを思いつく。そのブログは瞬く間に人気となり、ジュリーの人生を変えていく。実在する料理研究家ジュリア・チャイルドが楽しそうに料理をする姿は観ているだけでハッピーに。週末に凝った料理を作ってお友達や恋人を招きたくなる!
『しあわせのパン』
邦画にもグルメな映画はたくさんあります。東京から北海道の洞爺湖畔に移住し、小さなカフェを営む夫婦と人々のふれあいを描く作品。夫が焼くパンと妻が入れるコーヒーが自慢の店では、自家菜園の野菜を使った料理も登場します。愛情込めて丁寧に作られた、色鮮やかな野菜をたっぷり使ったスープやポトフが本当に美味しそうで、見ているだけで心も体も温まりそう!同じ三島有紀子監督の最新作『ぶどうのなみだ』も10月に公開を控えているので注目です。
『eatrip』
フードディレクターの野村友里が、人と食の関連性を描いたドキュメンタリー。世代や職業を問わず、様々な人へ食に関するインタビューを行い、「食べること」「生きること」の意味を紐解いていく。浅野忠信、UA、内田也哉子ら著名人から、築地のかつおぶし屋さんなど世代や職業を問わないバラエティ豊かなコメントが魅力的。
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
11月1日公開の新作からもご紹介!老舗のフレンチ・レストランと新興インド料理店が巻き起こすコミカルな攻防戦を軸に、食を通した人々の心の交流を描く食欲の秋にぴったりの作品。故郷インドを追われイギリスで生活していた一家が、レストランを開くためにフランスへ移住する冒頭。みんなで「フランスの野菜はどうかな?」とトマトをほおばるのですが、これがたまらない! フランスの食への意識の高さが感じられます。美しい野菜やフルーツが並ぶ南フランスの青空市場のシーンも必見です。
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