車の運転にはドライバーの個性が表れてしまうものですが、果たして目隠しをした子どもが父親の運転だと分かるものなのか。そんな実験を富士通テンのカーナビ・ドライブレコーダーブランド『ECLIPSE』が実施。普段は何気なく乗っている家族の運転で、温もりや安心感が伝わるものなのか、興味深い結果が動画で紹介されています。
Father’s Drive ~3人のドライバーの中からお父さんを見つけるという実験~(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=HsjGBOCC1NA
今回の実験は、2017年2月~3月の6日間に100組の親子を対象に実施。舞台となったのは福岡県の『SPEED PARK 恋の浦』の特設コース。障害物を設置したスラロームや停止信号、クランクがあり、そこで運転のクセを見抜けるかどうかがポイントになります。
まず、子どもはアイマスクで目隠し。まったく視界のない状態で車に乗るのはちょっと怖さもあったかもしれません。
ドライバーは、“父親”のほかに“タクシードライバー”と“運転初心者”の3人。この中から果たして子どもが父親の運転だったのか、当てることができるのか……というシンプルな実験になります。
事前のアンケートによると、「お父さんの運転は安心できる」と回答した子どもは85%とかなり高いものの、54%が「お父さんの運転か当てる自信がない」となっており、『ECLIPSE』の仮説である「親子のドライブで絆や愛情が伝わる」というものが証明できるのか、一抹の不安が残っていました。
クネクネと運転しなければいけないスラローム。そのハンドルさばきで違いを感じることができたのかも。
助手席で「迷う!」「全然違う!」と悩む子どもたち。それでも「(父親の運転と)だいぶ似ていますね」「いつも乗っている感覚」とピンとくる人もいました。
3人のドライブが終わり、いよいよ答え合わせ……。
見事正解した親子。ホッとした子どもと、嬉しそうなお父さんの笑顔が印象的でした。
結果的に100組中70%が正解。お父さんの運転だと気づいたポイントは「アクセスを踏み込む感覚」や「ハンドルを回す動き」「駐車の時の感覚」といった車の動きのほかに、「いつも乗っている時の音だった」「なんか落ち着く」といった感覚的なことを挙げる人もいました。中にはまったく意識していないところで感じ取っていた子どももいて、「やっぱり分かるもんだね」と驚いた表情を見せるお父さんもいました。
最後に、子どもから父親に、手紙でメッセージ。普段言えないような感謝の気持ちを伝える娘に感極まって涙するお父さんも。
家族のドライブには愛情や安心感が伝わっていることが証明されたと言ってもよい今回の結果。家族の大事な時間の一つとしてドライブの間も思い出として残るものだけに、安全運転だけでなく“やさしい”ドライビングを心がけたいところなのではないでしょうか。
ファーザーズドライブ(富士通テン)
http://www.fujitsu-ten.co.jp/eclipse/brand/fathersdrive/