舞台「警視庁抜刀課 VOL.1」
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昨今、街中で刀を振り回し暴れる者がいるという犯罪が増えている。犯人を確保すると決まって「記憶がないうちに斬りつけていた」と動機がないものばかり。刀が持つ怪しき力によって取り憑かれた者たちが起こした事件なのだ。事態を重く考えた警視庁は銃刀特別対策課を新設し、志願した切通弥(きりどおしわたる)や架光隼人(かけみつはやと)らが配属された。彼らは、重要刀剣として指定する刀(憑き刀)を回収する職務を行うことに。刀の神秘、刀が背負う魔力は、いまだ真相解明できていない。科学捜査が全盛である警視庁の面々には彼らの仕事は理解できないのだ。だから、警察内では左遷部署とレッテルを張られ「抜刀課」と後ろ指を指されている。切通と架光が奔走するが刀を用いた事件は収まる事がない。旧家の家族会議の最中に長男が刀を振り回した事件。騒ぎを聞き駆けつけた警察官(袴田)も取り憑かれた事件。取調室にて被疑者が隠し持った刀を用いて暴れだし警察中がパニックになった事件・・・。そして池袋の公園に会社員が日本刀を持ち暴れていると通報が入る。防刃ジャケットに身をまとい駆けつける切通たち。刀を持ち対峙しようとした時、義経と弁慶と名乗る怪異的な2人組が現れ、会社員が持つ刀を消してしまったのだ。常識では考えられぬ不可思議な現象に、いつも冷静な切通も心穏やかではない。そして、祖母から譲り受けた回禄刀を持っているが故に、村八分にされた高校生(真名)の相談を受けた切通。彼は自身が抱く「母親が刀によって深い傷を負わされ味わった孤独さ」と真名の現状を重ねる。事態解決へと向かった村に再び現れた義経と弁慶。結果、真名が大事にしていた回禄刀を奪われてしまう。「俺たちは仲間だ」と真名に対して放った約束を守るために、切通たち、警視庁抜刀課の面々は戦い続ける。 その結果はいずこに・・・。(C)斎藤岬・幻冬舎コミックス/舞台「警視庁抜刀課」製作委員会