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怪奇蒐集者 弘前乃怪
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「昨日の晩にナ、 枕元さ おなごわらしがふたーり 手ぇ繋いできたのサ…」 忘れていた何かを思い出す、戦慄と郷愁の怪異譚! 北東北青森から怖い話と不思議な話を発信し続ける怪談語り怪異究明集団〝弘前乃怪〟 みちのくの語り部たちが置き去りにした日々を呼び起こす! 【収録エピソード】 1.「猫ってのはな、歳行くと尻尾もう一本増えて化け猫になるんだよ…」年老いた猫を山へ帰すよう言われた少年は… 「猫」(鉄爺) 2.やっと一軒見つけた寂れたモーテル。何故か洗面台の鏡が取り外されており… 「さかさ女」(鉄爺) 3.まだ誰の足跡もない雪の積もった石段を昇ってゆくと、境内には幾重にも着物を着た女が… 「冬の神社」(鶴乃大助) 4.深夜に聞こえてきた抑揚のない声。次第に近づいてくるその声に耳を澄ますと、意思のようなものが… 「長月の夜に」(高野真) 5.八甲田山遭難事故から95年、再び繰り返された悲劇。遺体安置室で起きた奇妙な出来事は… 「帰還」(鶴乃大助) 6.「あ、行かなきゃ…」何度連れ戻してもいつの間にか姿を消す男。誰かに呼ばれる気がすると言うのだが… 「千怒釣りの夜」(高野真) 7. 生まれてくることのできなかった子供たち。せめて戒名を授けてもらおうと寺を訪れると… 「姉妹からのありがとう」(鉄爺)