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愛欲の道 『徒然草 気まま読み』#41
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昔からそうだったのか きも
今回扱うのは、第九段。一部を紹介すると…事に觸れて、うちあるさまにも、人の心をまど(惑)はし、すべて女の、うちとけたる寝(い)も寝(ね)ず、身を惜しとも思ひたらず、堪ふべくもあらぬ業にもよく堪へ忍ぶは、たゞ色を思ふがゆゑなり。女性の色香ほど人を惑わすものはない。その色欲の止めがたいことは、他のどんな欲望とも比較にならず、老人も若者も、智者も愚者も変わりがないと力説する兼好。女の色香が人を惑わす力の強さについて、未だにどの研究者にも出典がわからない形容句を用いて警告を発する兼好。兼好…いったい、女性と何があった?