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手近なことをきちんとすべし「徒然草気まま読み」#161会員無料10:13
手近なことをきちんとすべし「徒然草気まま読み」#161
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悪政を隠すためにデカ さすが健康法師! 漢方だな 蝶屋敷の修行かよ 本当に兼好法師の仰る ボーリングのピン見ず

今回扱うのは、第百七十一段。最初の部分を紹介すると…貝をおほふ人の、わが前なるをばおきて、よそを見渡して、人の袖の陰、膝の下まで目をくばる間(ま)に、前なるをば人に掩はれぬ。よく掩ふ人は、よそまでわりなく取るとは見えずして、近きばかりを掩ふやうなれど、多く掩ふなり。棊盤のすみに石を立てて彈くに、むかひなる石をまもりて彈くはあたらず。わが手もとをよく見て、こゝなるひじり目をすぐに彈けば、立てたる石必ずあたる。最初は当時行われていたゲームの話から始まる。そこから話は一気に政治の正しいあり方を説き、医学書の話、遠征の話にまで行く。小さなことから大きなことまで、大切なことは共通しているというのだ。ジャンルにとらわれず、その本質を見極めようとする兼好の柔軟な発想がよくわかる一段。

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