バーチャル宇宙体験バス「スターファイター」
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手にすると何でも願いがかなうという秘宝「クリスタル」。はるか昔、宇宙で失われた謎の物質だ。宇宙旅行会社「WILLER-X」社はこの物質を探索するため宇宙船を開発。全長120メートル、最大重量15トン、敵を撃退するハイパーエネルギー砲と追尾ミサイルを装備した最新鋭機「スターファイター」を完成させた。推進力にニュートリノを用いたハイパーイオンエンジンを搭載。宇宙最速の192宇宙速度を実現した。操縦桿を握るのは、元宇宙軍特殊部隊のエースパイロット、キャプテンホーク。「クリスタル」が存在するという惑星コクーン付近のB551エリアへ向け、いざ出発-。まるでテーマパークのアトラクションにあるようなこの壮大なストーリーを、出発地と目的地を往復する間に楽しめるバスツアーがある。 このツアーを主催しているのは、東京、大阪、名古屋など大都市を中心に毎日250便のバスを運行する旅行代理店「ウィラートラベル」。車内が、旅客機のファーストクラスやホテルラウンジのようなバス、都内の名所を巡る2階建てのオープンバスなど、ユニークなサービスを数々展開している。そして、同社が今夏の目玉として運行を始めたのが体感型アトラクションバス「スターファイター」なのだ。 外観は、一般のツアーバスと一線を画し、ひときわ目立つ。乗客エリアに窓がなく、側面いっぱいに宇宙船「スターファイター」が描かれている。中に入ると、装飾はアトラクション施設そのもの。床や壁には宇宙船らしいデザインが施され、3列並ぶ黄色のシートには、ジョイスティックが装備されている。走行中は、シート前方と側面にあるディスプレー、天井のスクリーンが連動し、宇宙空間を演出。ジョイスティックを使い、迫る隕石(いんせき)を避けたり、敵を撃破するシューティングゲームも楽しめる。 乗組員(乗客数)は22人。ツアーの行き先は、お台場、筑波、横浜で、乗り場は全て新宿にある同社のバスターミナルとなっている。「筑波宇宙センター」で宇宙飛行士の模擬訓練を体験できるコースなども用意されている。