はるる (^^)yさん のコメント
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「恥ずかしながら帰ってまいりました」恐れ多くも横井庄一さんの言葉を借りた。
かつてを知らない人にも紹介すると、わしは元々、某声優事務所にいたり、その前はJRの電気工事、設備修繕なんかをやるブルーカラー。その前には大学生に毎月1万以上学校の授業とは関係ない金銭強要され、拒否すると「文化祭の準備費用も出せないやつは出ていけ」と言われる始末。大学側に相談しても黙殺。「こりゃ教育学部じゃなくて、犯罪者養成学部じゃないか!」と「山口大学教育学部」を大学生と教授によって追放され、社会の敗北者、ゾンビ臭漂うオッサンのわしが、ゲーム業界中心にアレコレブツクサボヤくという内容のコラムなんですよ。
なぜこのコラムが今回で112回という中途半端な数字なのか?
元々このコラムはサンケイスポーツのネット誌面で展開された「ヲタカル」っていうところで連載していたシリーズで、そこはIGN JAPANの発足や、編集長の左遷もあって消滅してしまった。なんとも言えんのが毎週のように更新していたのはわしと上坂すみれさんだけで、その他は2週間に1回とか人によっては1ヶ月に1回といった具合だったので、盛り上がりにイマイチ欠けていたのは否めなかった。なかにはわしがゴーストライターやってたくらいだからな。
もう今更感しかないんでぶっちゃける。なんでそんな誌面を立ち上げたのかって言うと、産経新聞自体、他の読売や朝日、毎日といった新聞社と比べるとアニメやゲームのようなサブカルチャーへのリーチが弱い。新聞社というのは広告を取ってきてなんぼのもの。そのジャンルに弱いということは広告が取ってこれないということになるんでとにかく対策を打つしかなかった。そこで、その当時「ガールズ&パンツァー新聞」はじめとしたアニメ新聞で産経新聞社に莫大な利益をもたらしていた西森という人が編集長となって旗振り役を担ってヲタカルというレーベルを立ち上げたということ。そこに何故かノンキャリアのわしをゲーム担当として招き入れてくれて今のわしがあるというわけで、今でもその人には感謝してもしきれない。
わしも当時は若かったので(未熟というが物は言いよう)、とにかくこのメディアを盛り上げて上げなきゃいかんということで炎上覚悟な内容のコラムをとにかく書きまくった。忖度なし、歯に布着せない、時には乱暴な言葉も使う、ネットミーム、ネット内の用語もバンバン使う。そうしたらワラワラとアホが釣れおったけど、まぁ現在の様に無くなってしまった。ネット上でのわしの評判が悪いのはだいたいこの時のコラム発というのもあるけど、気にはしないね。むしろ毎週3000字もコラムを書いていたら文章力や構成も鍛えられたし、ライターとして得るものが多かった。そういう意味では産経、サンスポという注目してもらいやすい看板と公に向けた舞台を用意してもらって、自由にさせてもらったのは本当にありがたい。当時の西森編集長には感謝してもしきれない。
あれから5年が過ぎた。随分と商業向けの仕事もさせていただいたし、これからもバンバンやる気ではいる。だけど、コラムを終了してから「牙が抜けた」だの、「もうやらないの?」と言われることが多い。みんなそんなにこのゲーム業界等に不満でも溜まっているのかよ!
元々コラム自体は、PS3やXbox360、Wiiの時代、ネット上で巻き起こったゲームハード戦争にあった特異な熱気に煽られたようなもので、もうわしとしては一つの時代、役割は終わったと思うんだ。だけど一度この世界にいる人を見渡してみれば提灯記事を書いているんじゃねーの?と思うようなものや、一方でただの感想をさも全てこの意見が正しいかのように書く輩がいる。そういう意味ではまだまだ忖度の無い意見というのは求められるのかもしれない。
なんでたかがゲーム、たかがアニメ、たかが映画で本気になって切り込む奴が要るのか?
たかがエンタメなんだから楽しんだもの勝ちだろうとわしも基本的に思っている。それとは別にお金を払う以上、何か引っかかるところがあったらそこは遠慮なしに意見を言うべきだ。ところが、世の中には楽しんだもの勝ち、楽しんでいるところに水を差すなと言わんばかりにこうした否定的というか、マイナスの側面を紹介するような論評というのは避けられるし、過激なものだと数の暴力で封殺までしてくる。
最近だと『パルワールド』の『ポケットモンスター』パクリ疑惑がそうなんだろう。本来は議論があってしかるべきなのに、パクリというレッテルを貼っておしまい。その他の意見は認めないといった、ヒトラーもビックリな思想の統一を図ろうとしているのが頭チンパンジーワールドのSNS、Twitter(現X)で見受けられる。議論をするべき所で議論を許さず、圧倒的な意見に飲み込まれるべきという風潮はファシズムと同じ。100人いるなら100通りの受け止め方があるわけで、他者の作品の感想を知ることで自分の感想が更にアップデートされることもある。そもそもの話、違う意見を議論か否かとしか判断できないのがオツムテンテンの証左だと思うんだよ。
ましてやマイナス感想があるならそれはその人の感想としてとどめておくことのできない、未熟な人間が多くなってきたのが現在の有様なんだと思う。
また、お金を払うものであるということは、そこにビジネスという考え方が存在する。ビジネスという考えは利益追求が根底にあって、企業側はとにかくマイナス側のレビューというのを嫌う。ゲームに例えて話をするなら、わしはかつてあるモンスターゲームで発売前の試遊をした際、明らかに再現可能なバグを見つけてしまった。そこを追求したら発売前には修正できるとされ、他にもあまり変わり映えしないゲームシステムを指摘したら「ブランドが傷つく」と一蹴されてその正直な感想、レポートをお届けできなかった。
そうしたらどうなったか?本製品版ではそのバグは修正されず、わしの抱いた感想は見事に的中して発売後数ヶ月でワゴンセールになるという快挙を成し遂げた。
もちろん、発売前に酷評されたらそのゲームの売れ行きが不振になるのは分かる。だから極力避けたいというのは理屈では分かる。しかし、顧客はお金を払ってそのゲームをプレイする。発売前に特権としてプレイしたメディア側がそうした不具合を見て見ぬふりをしたらどうなるかって言うと、メーカーぐるみの不正に加担したような物。メディアの信頼失墜にもなりかねないし、そのブランドあるゲームだって失墜するだろう。ましてや日本はPL法が弱く、伴って消費者側が弱い。そうなると、メディアの情報が頼りなのにそこが弱くてどーすんだ?
そういう点において、エンタメコンテンツへの忖度なしの話が求められるのだろう。
もちろんこういった話は書き手の好みが影響してくる。なにも読む人はわしの書くことに全て同意してくれなくたって構わない。
ただ、今の日本人(特にオツムテンテンな輩)は「任天堂信者だから~」「ソニー信者だから~」「Xbox信者だから~」とまず先にレッテル貼りをして、レッテルというフィルターを通して書いている文章を捻じ曲げて読み解くという最悪なことをする。じゃないと文章も読めないのだろう。可哀想に・・・
5年前にコラムを止めた後にこうした忖度なしのコラムを書かなくなったのはこうした経緯もある。ただ、なぜかわしの個人配信は忖度なしの話を求める人が多い。
ということは・・・
まだまだ時代が求めているのだろう。
あれから業界も大きく変わった。
e-Sportsを推進するJeSUという怪しい団体の不可解な主張を指摘し、オフィシャルサイトの取材申請も無視したことを暴露して大炎上させたら何事も無かったかのように増長している。e-Sportsは市場として成長しているとはいっても体感「そうか?」と思うような微妙な様。配信の仕事を通じて見てみても金の匂いにくらんだ大人がスマホゲームはおろか、TVゲームもろくに理解しようともせずにe-Sports 、e-Sportsと馬鹿みたいに連呼してそこに便乗しようとする有様。お前らまずは一本でもいいから死ぬ気で“みじめに”ゲームをプレイしてみろっての。
NFT、ブロックチェーンと絡めて先行市場を掴み取って爆益ゲットだぜ!と言わんばかりに新技術にありつこうとする愚か者。
ただの家具、パーツなのにも関わらず何かとゲーミング~と付けたがる間抜け。
やはり最後までこういった間抜け、詐欺師にはものを言わないといけないのかもしれない。
わしもTwitterでブツクサ書いてるくらいなら、このコラムに再び舞い戻って書くしかないのか・・・
というわけで復活をさせる!週一になるのか、隔週になるか分からないが、とにかく再び提供する。
今回は無料分だが、次週以降は有料(チャンネル会員は無料)にするので楽しみにしていただきたい。
また、無料分として過去のヲタカル掲載分を出す。ただ、当時のものを少しブラッシュアップするので少し変わることをご理解いただきたい。そのうちKindleにも無料で同じものを出すのでDLしてめくってくれ!
最後に、とにかく金が欲しいんだよ!
みんなも宣伝してくれンゴ!
とかく西に往きましても東に往きましてもその土地々々のお兄いさんお姉えさんにご厄介ご迷惑かけがちな若造でございます。以後見苦しき面体、向後万端ひきたって、よろしくおたの申します。
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