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【結城登美雄の食の歳時記#17】“もう1つ”の生き方と「半農半X」(農山村と若者編・その2)
2013-05-07 06:03105pt2012年に結城さんが訪問した千葉県鴨川市。若者が集まり、祭りが活発化している(撮影:THE JOURNAL@ニコニコ支局編集部)前回は、農業に仕事を求めて「就農」する若者が増えている現状が語られました。結城さんはその理由について、「不況とか就職難も影響しているのだと思いますが、僕はもっと別な理由があるような気がします」と言いました。さて、“別な理由”とはいったいどんなことでしょうか。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)* * * * *
【結城登美雄の食の歳時記#17】“もう一つ”の生き方と「半農半X」(農山村と若者編・その2)別な理由は人生のスタートにあたって、僕らの時代は会社に入ることを考えれば良かった。会社に入れば終身雇用で一生定年まで勤められるぞ、というふうに思ってきたけれども、経済情勢が厳しくなると会社だけで大丈夫だろうかを考える若者が多く、その結果フリーターと呼ばれている約180万人(2010年、総務省統計局「労働力調査詳細集計」など)近くいるという数字が挙げられています。若者なりに自分の人生設計を考えたときに、必ずしも僕らの時代のように会社勤めではない自分の安心してやっていける仕事の場を探したい、その一つに若者が農業を選び取っているというふうに思います。(※無料ここまで277文字/1,470文字中) -
【無料公開】中村美彦:拝啓 安倍晋三内閣総理大臣様 ── つい最近までの<北の大地>の・・
2013-05-06 23:221季節はずれの時候に辟易すればするほど海好きのひとりとしては、陽光まばゆい伊豆半島は下田あたりで太平洋をのんびり眺めていたいものでした。 そんな下田は、1855年に国境線をいわゆる北方領土より北に位置する得撫島(ウル ップ島)との間に引く「日露通好条約(下田条約)」調印の舞台で、関心の軽重さはさておき、日ロ外交史をきざんだ貿易港でもあります。 その日ロ両国間には戦後67年を過ぎながら「平和条約」に結びつけにくい微妙な国境 (くにざかい)が横たわり、それゆえ、総理たるあなたが打開に向けご意欲を露わにな さるのを民びとはよく理解してきたはずです。 有意な財界ミッションを率いてクレムリンに乗り込む過程も、かの地と深く係わる北海 道に暮らす私たちには多いな期待に値しました。 しかし、しかしです、10年以上も前から大統領だったプーチン氏が下田でのちぎりを 起点にすれば160年近くを迎えようとするいまな -
【無料公開】篠塚恭一:さあ、まちに出よう!
2013-05-05 00:01要介護高齢者の外出支援を専門とするトラベルヘルパーの育成をはじめて20年になる。超高齢社会を迎えた日本より一足先に旅行客の高齢化がはじまっていたのがきっかけだった。 身体が不自由な人が一番にしたいことは、なんといっても「おでかけ」だという。友人と好きな映画を見て、陽だまりのカフェでお茶を飲む。そんな他愛もないこと、いつでも自由にでかけることができることがとても特別なことだという。 山倉さんは「おでかけ」150回のベテラン、普段は多摩川に近い介護施設に暮らしている。8年前から月に1〜2度、トラベルヘルパーを利用した車いすの「おでかけ」を楽しんできた。 はじめの希望は「自分の家に帰りたい」という短時間の外出だった。施設から自宅までは、わずか数キロ、車なら20分足らずの距離にある。 しかし、それが難問だった。施設ではスタッフの利用が限られているからと断られ、年老いた妹に頼むわけにもいかない。新し -
【無料公開】田中良紹:馬鹿なポピュリズムを生み出す改憲論
2013-05-04 09:12私は改憲論者である。日本国憲法が一度も変更されずにきたことを良かったとは思っていない。しかしだからと言って憲法の改正手続きを緩和しようとする96条改正には反対である。憲法記念日に96条緩和を主張する改憲派の理屈を聞いて反吐が出そうになった。「憲法を国民の手に取り戻す」などと馬鹿な事を言ったからである。96条改正を言う者は民主主義というものを理解していない。国民にすべてを判断させるような言い方はいかにも国民主権を尊重しているように見えて、これほど民主主義を駄目にする考えはない。史上最も民主的だと言われたワイマール憲法がヒトラーの独裁を生み出したように、さかのぼればギリシアの直接民主主義が有能な指導者を失えばすぐに堕落したように、国民にすべてを判断させるというポピュリズムは民主主義を破壊するのである。民主主義を自らの手で勝ち取ったことのない日本人は民主主義を理屈で考え、綺麗事として理想化する。 -
【結城登美雄の食の歳時記#16】農業に参入する若者たち(農山村と若者編・その1)
2013-05-01 13:34105pt1960年の1,454万人をピークに農業人口はダウン。2012年はその7分の1の251万人となりました。農家の平均年齢も現在、約65.8歳と高齢化をむかえています。しかし、農業に魅力を感じ、農業で生計を立てていこうとする若者が増えてきています。「若者はなぜ農山村に向かうのか」その理由とはいったい?※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)* * * * *
【結城登美雄の食の歳時記#16】農業に参入する若者たち(農山村と若者編・その1)私たちの食べ物を生産してくれる農業者は、高齢化や病気で残念なことに、毎年10万人に近い数の人が辞めていっています。今の日本の農業の就業人口は約251万人(2012年、農林水産省の農業労働力に関する統計)。東北はそのうち約44万人(2012年、農林水産省の農業構造動態調査)が農業に従事していますけれども、そのうち65歳以上が32万人いて、3人のうち2人、すなわち73%は60歳以上です。日本の人口は約1億2700万人もいて、それを251万、お年寄りの農業者が支えているのが現実です。だんだん減っていてこの先誰が日本人の食べ物を支えるんだろうかと心配になってきます。(※無料ここまで285文字/1,197文字) -
【無料公開】甲斐良治:「小は大を兼ねる」――日本的転換で危機を希望に転じる
2013-05-01 11:30今から4年半ほど前の2008年9月15日、米国投資銀行のリーマン・ブラザーズが破綻し、世界的な金融危機(世界同時不況)へと波及しました。ガソリンの価格は上昇、穀物価格も数倍に膨れ上がり、家計にも大きな影響が出ました。その解決の筋道がまったく見えない08年末、ジャーナリストの甲斐良治(かい・りょうじ)氏から表題の記事を頂き、THE JOURNALで掲載しました。「大は小を兼ねる」ではなく、「小は大を兼ねる」とはいったいどういうことでしょうか?甲斐氏が当時編集長をつとめていた『増刊現代農業』(09年2月発行)のタイトルは「金融危機を希望に転じる」。特集の書き出しには、「危機を打開するのは、人びとが暮らすそれぞれの地域の資源を活用し、自然と調和した経済と生活様式を樹立する『ローカルの力』である」と書かれ、編集後記には「危機を打開するのは農山村に向かった若者たちと、彼らに知恵と技を伝えるローカルの
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