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篠塚恭一:街へ出よう!(10) ── 公共施設を使いこなす
2014-04-09 07:00「神社仏閣で語り合う」「残された時間を家族旅行で思い出にしたい」 そんな希望を叶えようと主治医が介護旅行を応援してくれることがあります。 映画「風立ちぬ」でも肺を患った主人公が信州で養生する場面がありましたが、ターミナルケアを施されている人、死期が迫る患者に自然環境のよい場所への転地療養をすすめることが今もあって、そうした転院の際に看護資格を持つトラベルヘルパーが付き添うケースがあります。 湯治で有名な秋田県の玉川温泉など、遠方で長期滞在の際にケアを依頼されることもあり、私たちも可能な限りの対応を心掛けています。 これまでは本人や家族が「死」をタブーとする向きは大半でしたが、超高齢者社会を迎え、日常会話にも介護の話、最期をどう迎えるかという話が増えました。いずれは誰もが死を迎えるわけですが、それでも老いを認め、介護サービスを受けいれることにはまだ抵抗があるようです。いかに死を迎えるのか、そ -
高野孟:オバマへのお土産に差し出されるTPP の聖域
2014-04-08 07:00TPPは、2月のシンガポール会合が不調に終わった後、すっかりマスコミの話題から遠ざかっているが、与野党の農林系議員は、4月下旬のオバマ米大統領の訪日に向けて安倍晋三首相が思いきった妥協に出るのではないかと警戒を強めている。「安倍は集団的自衛権の解禁をオバマへのお土産にしようとしてきたが、公明党が反対論でまとまり、自民党内からも慎重論続出で、4月までにはとうてい間に合いそうにない。と言って、何もお土産なしで帰すわけにはいかないから、農産物の関税で大幅譲歩してオバマの歓心を買おうとするに違いない」と、某議員が指摘する。 実際、米通商代表部(USTR)は24日、コメ、麦など穀物、乳製品、砂糖、牛肉・豚肉の農産品の重要5分野の関税について協議するため、日米の実務者協議を27日にワシントンで開くと発表した。また31日には自動車分野についての事務レベル協議も開かれる。本会合再開のメドが立たない中、2国 -
田中良紹:第二次大戦の戦犯追及は今でも続いている
2014-04-07 09:19韓国の聯合通信が2日、気になるニュースを配信した。アメリカ司法省の入国禁止リストに掲載されている日本人の戦犯容疑者は35人で、初めて入国禁止措置が取られた1996年12月の16人から2倍以上も増えているというのである。 アメリカ司法省は聯合通信の取材に対し、リストの具体的内容については明らかにしなかったが、35人中20人は旧日本軍で細菌戦研究を行った731部隊関係者で、他に軍慰安所の設立と運営に関わった人物が多数含まれているという。 日韓関係が歴史認識を巡って対立している時だけに、アメリカ政府が従軍慰安婦に関係した日本人を入国禁止にしていることをアピールし、日本批判を強めようとする韓国の意図を感じさせるニュースである。そのためか日本のメディアはどこもこのニュースを取り上げずに無視している。 私は韓国の意図に乗る気はさらさらないが、しかしアメリカが今もなお第二次大戦の戦犯容疑者を追及し、アメ -
アベ総理と上野千鶴子が噴火直前トークバトル!?─映画「トークバック」イベント開催
2014-04-05 09:073月31日、渋谷シアター・イメージフォーラムでドキュメンタリー映画「トークバック 沈黙を破る女たち」のトークイベントが開催された。ゲストは社会学者の上野千鶴子氏、劇団ザ・ニュースペーパーのアベ総理(福本ヒデ)で、司会のマイクを握ったのは坂上香監督。坂上監督は、「暴力(被害・加害)の後をいかに生きるか」をテーマに、「希望」や「変容」に着目した取材をする。前作「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」(2004年)を製作し、新たな課題を発見し、それが今回の作品につながったと語った。上野氏は、女性は最後の日本の資源だと思うけど、女性の活用はどうするんですか?坂上監督の今後の活躍や、女性をもっと応援してほしい。お金を出して、アベ総理!と、アベ総理に詰め寄り、観客から笑いをとる場面も多く見られた。その後、観客とゲストとの質問や意見も交わされた。今後の上映会では、ミニワークショップやトークイベント -
【結城登美雄の食の歳時記#36】老僧との出会い(禅と食編・その2)
2014-04-05 07:32102pt日本食文化とその礼儀作法の原点をつくったともいえる道元禅師。「食=すなわち禅なり」の境地は、ある中国の老僧との出会いにあったようです。※会員(月額540円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)* * * * *
【結城登美雄の食の歳時記#36】老僧との出会い(禅と食編・その2) 曹洞宗の開祖、道元禅師については、歴史の本、あるいは『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』などで知っている方も多いと思います。日本人の食を徹底して突き詰めた、最初の哲学者ではないかと思っています。 道元さんは24歳のとき、今から約800年くらい前でしょうか、中国の宗に留学して修行を積み、修行のなかで『典座教訓(てんぞきょうくん)』と『赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)』という書物を表しました。「典祖」というのは(ここまで201文字/1,676文字中)
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