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6月3日夜、「地方に帰りたいけど帰れない若者」のための「ビジネスモデル」づくりにチャレンジしたいと考えている伊藤洋志くんが農文協に訪ねてきた。昨年4月に入ったばかりの出版社を辞めた理由を聞くと、またオモシロイ答えがかえってきた。修士論文作成のために借りた旅の資金を返し終えた以外に、ふたつの「所期の目的」を果たせたからだと言う。
そのひとつは、その出版社でまかされた、新しい医療技術者のための雑誌づくりを軌道に乗せることができたこと。彼によると、いまの若者の離職率の高さは、きちんとした取材をせずにいいことばかりしか書かない就職情報誌にも責任があるという。入ってみたら「こんなはずではなかった」と、失望して辞めることが多いのだそうだ。「きちんと取材した就職情報誌」で求人・求職のミスマッチを減らしたい――その情報誌をつくるという目的が一応果たせた。
もうひとつの「所期の目的」は「ちょ
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