-
高野孟:自民党議員も頭を抱える首相の時代錯誤、無知無教養、幼児性
2015-03-20 12:11旧知の自民党ベテラン県議から連絡があって、東京に来ているのでちょっと会おうとお誘いがあった。何かと思えば、「安倍晋三首相が国会で『日教組はどうした』などと野次を飛ばしているのを見て、こりゃあもうダメだ、こんな奴をいつまで総理に置いて日本はお終いだと思い詰めて上京し、何人かの大物幹部と会って意見交換した」のだと言う。「だって、あれは品格とかいう以前の問題で、総理が予算委員会の閣僚席からヘイト・スピーチを吐いているようなものでしょう。『日教組』という御札を突き付ければ野党議員は黙るだろうと思う、その時代錯誤。しかも、日教組が国から補助金を貰っていると思い込んでいた無知、無教養。カッとなると自分を抑えられない幼児性。今どき、うちの県会にだってこんな馬鹿な政治家はいないよ」と、まあボロクソなのだ。彼はもともと宏池会系のハト派だということもあるが、春の統一地方選を控えて余計に危機感を募らせたのだろう -
【2.20 20:00〜公開!】高野孟の時事談義2015「ウクライナ停戦合意」
2015-02-18 08:38ジャーナリストでTHE JOURNAL主宰の高野孟さんが政治や国際情勢、最近の地方の動きなどを話す「時事談義」してもらいます。今回は停戦合意のあったウクライナについて語ってくれました。当日に限り無料公開します。翌日以降は、毎月540円お支払いいただいている会員のみなさま(またはチケット購入者/216pt)のみの視聴になります。みなさん、どうぞお楽しみに!【20時になると以下のリンクから視聴可能になります!】http://www.nicovideo.jp/watch/1424217346《撮影・放送:THE JOURNAL編集部》【過去のほろ酔い談義】■【本日1.13 20:00〜公開!】新春特別放送 高野孟のほろ酔い談義2015http://ch.nicovideo.jp/ch711/blomaga/ar703813■高野孟のほろ酔い談義・年末スペシャル──21世紀最初の10年が終わった( -
高野孟:米国の対テロ作戦への参加が極秘に検討開始されていた
2015-02-11 08:26安倍晋三首相は2日の参院予算委員会での答弁で、「イスラム国」に対する有志国連合の「空爆に参加することはあり得ない」し「後方支援も考えていない」と明言したが、1月25日のNHK日曜討論では「国連の決議がある場合も、ない場合も、後方支援であれば憲法上は可能だ」と言っていた。1日早朝に人質殺害の悲報が入って、さすがにトーンダウンせざるを得なかったのだろうし、またこれから始まる集団的自衛権の議論で野党に攻撃材料を与えまいとする考慮も働いたのだろうが、安倍の本音はあくまでNHK発言にある。実は安倍は昨年12月に、「米国が対イスラム国の軍事作戦に助力を求めてくることも考えられる。その場合に何が出来るか検討せよ」と直接指令を出し、官邸に外務省と防衛省の担当部局を集めて極秘に検討を開始させている。結論は聞かなくても分かっていて、この状況で日本が後方支援であれ何であれ中東地域に自衛隊を送れば、日本がますます -
高野孟:「アウト・オブ・コントロール」の汚染水地獄に陥りつつある福島第1 原発
2015-02-05 08:21東京電力の広瀬直己社長が23日、福島第1原発構内の地上タンクに保管している高濃度の放射能汚染水の浄化について、14年度内に全量を処理するという目標達成を断念すると表明した。安倍晋三首相が13年9月、東京五輪招致のためのプレゼンテーションで世界に向かって「福島第1原発事故はアンダー・コントロール」と宣言したが、実際にはその当時、汚染水は何らコントロールされておらず、「嘘つき!」という批判が内外で噴出した。そのため、後追いで安倍が東電に「早く何とかしろ」と強く指示したものの、トラブルが相次いで作業が遅れていた。広瀬社長は「約束が果たせずに申し訳ない。何とか5月末までに」と言ったが、実際にはそれも何の目途も立っておらず、希望的観測にすぎない。このままでは「安倍は世界を欺いて五輪を東京に持ってきた」と言われかねない大ピンチに陥りつつある。 この日、広瀬社長が言及したのは、地上タンクにこれまで汲み上 -
高野孟:農協を潰せば農業がよくなるという妄言の裏にあるもの
2015-01-28 15:1111日投開票の佐賀県知事選で、自公両党が推した樋渡啓祐前武雄市長が大差で敗れ、自民党県議の過半数はじめ県内市町村長、それに農協が担ぎ出した元総務官僚の山口祥義が勝利した。マスコミはこぞって「農協改革難しくなる」(朝日)「農協改革慎重論も、自民火消し図る」(毎日)などと、「自民対農協」の構図でこの結果を解説しているが、旧知の地元記者に聞くとちょっと違う。「確かに、JA佐賀は全農会長も出している大拠点で、それが山口に付いたのは大きいが、選挙戦では別に農協改革が争点になったわけではないし、それが多くの県民の関心事であるわけでもない。むしろ、菅義偉官房長官が地元の意見を聞かずに上から命令して候補者を決めたやり方、それで候補者になった樋渡がまた、やり手の“改革派”ではあるけれども、上から目線もはなはだしい強引な行政手法や暴言癖で有名な人物だったので、とくに市町村長たちは県政が大混乱に陥るんじゃないかと心配した。結局、中央直結で、国の意向を県民にどんどん押し付けるような“上から知事”がいいか、県民の意見をよく聞いて政策を決める“下から知事”がいいか、という選択だったんでしょう」。 -
高野孟:知事選で勝てないのに中央政治は安倍一強のアブノーマル
2015-01-20 07:0011日投開票の佐賀県知事選で、自公両党が推した樋渡啓祐前武雄市長が大差で敗れ、自民党県議の過半数はじめ県内市町村長、それに農協が担ぎ出した元総務官僚の山口祥義が勝利した。マスコミはこぞって「農協改革難しくなる」(朝日)「農協改革慎重論も、自民火消し図る」(毎日)などと、「自民対農協」の構図でこの結果を解説しているが、旧知の地元記者に聞くとちょっと違う。「確かに、JA佐賀は全農会長も出している大拠点で、それが山口に付いたのは大きいが、選挙戦では別に農協改革が争点になったわけではないし、それが多くの県民の関心事であるわけでもない。むしろ、菅義偉官房長官が地元の意見を聞かずに上から命令して候補者を決めたやり方、それで候補者になった樋渡がまた、やり手の“改革派”ではあるけれども、上から目線もはなはだしい強引な行政手法や暴言癖で有名な人物だったので、とくに市町村長たちは県政が大混乱に陥るんじゃないかと心配した。結局、中央直結で、国の意向を県民にどんどん押し付けるような“上から知事”がいいか、県民の意見をよく聞いて政策を決める“下から知事”がいいか、という選択だったんでしょう」。 -
高野孟:節目の年の訪米が簡単には実現しない深層
2015-01-15 08:35戦後70年の節目となるこの年、安倍は、5月連休明けから集団的自衛権解禁のための法整備を一気に進めると同時に、それを前提とした日米防衛協力ガイドラインの改定も行って、「海外で武力行使をできる国」に日本を変えようと夢見ていて、その流れに勢いをつけるべく、すでに12月17日のオバマ大統領との電話会談で、5月連休までに訪米したいと申し入れている。オバマの返事は、1日付日本経済新聞では「TPPの進展などを念頭に『懸案の道筋がたった時に来てほしい』という趣旨」とされているが、3日付朝日新聞では「ガイドラインを協議が続いていることを念頭に『ある程度のめどがついた段階で来てほしい』といった趣旨」とされていて、どちらも、「道筋」なり「めど」なりが立たないのに来てもらっても困るというニュアンスであることは共通しているが、その際にオバマが「念頭」に置いているものは違っている。私の理解はこうだ。 第1に、オバマは -
【本日1.13 20:00〜公開!】新春特別放送 高野孟のほろ酔い談義2015
2015-01-09 01:17本当に久々の「ほろ酔い談義」の放送です!ジャーナリストでTHE JOURNAL主宰の高野孟さんが一杯飲みながら、政治や国際情勢、最近の地方の動きなどあれやこれやを「ほろ酔い談義」してもらいます。今回は「カタチだけで中身が伴っていない民主主義社会」の中で、佐賀県知事選と沖縄県知事選が突きつけたものは何なのか、高野孟が“国民主権”“地域主権”をキーワードに語ってくれました。また、後半は高野孟自身が書き続けてきた雑誌「インサイダー」が40週年を迎えるにあたり、ともに歩んできたジャーナリスト たちとのエピソードや、自分がジャーナリストとしてどのように歩んできたかなどたっぷり話しています。当日に限り無料公開します。翌日以降は、毎月540円お支払いいただいている会員のみなさま(またはチケット購入者/216pt)のみの視聴になります。みなさん、どうぞお楽しみに!【20時になると以下のリンクから視聴可能に -
高野孟:ワシントン・パレードが米政府に「辺野古断念」を決断させる
2014-12-29 11:11沖縄の翁長雄志県知事の誕生とそれに続く総選挙での同県全4区での「辺野古ノー!」統一候補の全勝という目覚ましい結果をもたらした下支えというか張本人は、今年7月に各界代表を幅広く集めて結成された「島ぐるみ会議」であり(7月30日付本欄参照)、同会議の選挙後初の総会が那覇市内で23日に開かれるというので傍聴に行った。翁長知事が冒頭で挨拶に立ち「辺野古基地建設の撤回を実現するこれからの長期戦をみなさんと共に闘っていく」との決意を述べた後、オール沖縄の思いを全国に、米国に、国連を通じて世界に伝えていくための行動計画が提起され議論された。 -
高野孟:橋下不出馬のウラに安倍首相との“密約”か
2014-12-11 08:00維新の党の共同代表である橋下徹大阪市長と同党幹事長の松井一郎大阪府知事が、今回の衆院選に「出るぞ、出るぞ」と思わせぶりをしておきながら、結局、出馬を見送っただけでなく、大阪と兵庫の公明党前職のいる6つの選挙区すべてで維新が立候補しないことを決めた。「大阪都」構想をめぐって激しく対立してきた公明党に対してあまりにも大甘な態度で、巷では「橋本が都構想の行き詰まりにほとほと困って、衆院選では歯向かわないから何とか都構想実現に協力してくれませんかと公明党に頭を下げた」とか、「いや、公明党のほうが橋本・松下の立候補で再び“橋本ブーム”が起きて、大阪・兵庫の6議席全滅となるのを恐れて、橋本さえ出馬を取りやめてくれれば競合しない他の選挙区では維新を応援するからと申し出た」とか、いろいろ取り沙汰されている。
2 / 7