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北朝鮮一の百貨店も今や商品展示場
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カメラのせいか昭和時 へえ 人は多いな
平壌市の中区域に位置する「平壌第一百貨店」は、「北朝鮮式社会主義」のシンボルとも言えるナンバーワンの国営百貨店だ。故金正日総書記は2010年7月に同百貨店で開催された「商品展示会」に参加、満足の意を表したとされる。その直後の8月、「リムジンガン」具光鎬(ク・グァンホ)記者が百貨店内部を撮影取材した。ク記者のカメラが捉えたのは、ほとんどの品物を「売ることのできない」、巨大な展示場に転落した百貨店の真の姿だった。食料品、衣類、各種工業製品など、たくさんの品物が並んでいるが、百貨店の販売員たちも「いつ販売できるか分からない」と口を揃える。一部では、国産のタバコや靴、台所用品が市場価格に比べて遥かに安い国定価格で売られており、買い求める人たちが長蛇の列を作っていた。だが、購入には国から配給される『供給票』が無ければならず、誰もが買える訳ではない。テレビや洗濯機などの電化製品売り場でも、商品はずらりと並んでいるだけで、買う人はいない。価格は市場と同じヤミ価格だ。撮影したク記者によると「必要なものがあればジャンマダン(市場)で買うのが普通。同じ価格でもジャンマダンで買えば値切ることもできるから」と説明した。また、ク記者はこの百貨店が存在する理由について「『われわれ式の社会主義は死んではいない、生きている』ということを誇示するため」と語った。