カーナビの行く先は…
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カーナビの行く先は…

2015-08-10 15:26

    峠でのエピソード2つ目です。

    その日は遠く友達の所に遊びに行っていました。

    ラーメンを食べて帰り、車の無い私は前の洒落怖「峠越え」に登場したスポーツカーの友達に送ってもらうことに。

    私の家は距離も遠かったし、夜遅かったのでカーナビに住所を入れていくことにしました。
    車内は普段アニソンを爆音でかけているのですが、初めて行く道だしナビの音が聞けなかったらいけないからと音楽なしで走っていました。

    ナビの通り進んで、峠にさしかかりました。

    「不気味だなぁ。ホントにこっちで合ってるのかなぁ…?」
    「うーん、でも峠は絶対越えないと帰れないでしょ」
    「それもそうか」

    そんなに気にせずナビ通りに進んでいくと道が細くなってきました。

    「これ絶対間違ってるって!」
    「ナビの通りきたからこっちが近道なんじゃない?」
    「そうかなぁ?」
    「ナビだってここから通り抜けられるって出てるよ」
    「まぁ、そうだけどさ、ここら辺何か怖くない?」
    「暗いからそう感じるだけじゃないの。峠だし」
    「ユーレイ出るかも」
    「そんな事言わないでよ!余計怖いじゃない!」

    車内は嫌な空気のまま、ナビの声だけが響いていました。

    それからナビ通りに進んでもどんどん山奥に行き、とうとう道は途絶えました。
    車を停め住所を再び入れるとさっきまでと違う道が表示されました

    「やっぱり違ったじゃん」
    「ごめん…」
    「はぁ…引き返そう」
    「あれ、なんだろう?」

    そこには大きな石碑みたいなものがたっていました。
    暗くて文字は見えなかったものの、異様な雰囲気だけはしっかり伝わってきました。

    「あれ絶対ヤバイやつや!」
    「早く車出してよ!」

    急いで車をUターンさせてるとライトが石碑の方を照らしました。

    そこには水子供養と書かれており、奥にはズラリと石が並び、灯籠やお地蔵様なども見えました。

    私達はそこから逃げるように帰りました。


    生まれたかった命が、私達をここへ呼んだのか。
    ただ、ナビが壊れていただけだったのか。

    真相は分かりません。


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